よくあるフツーの超面白いホラー映画でした。人は10人くらい死亡。
個人的評価:★★★★★★★☆☆☆ 70点
CabinFever
2016年08月01日公開/98分/アメリカ/映倫:R15+
原題:CABIN FEVER
監督:トラヴィス・Z
製作:イーライ・ロス
出演:ゲイジ・ゴライトリー、マシュー・ダダリオ、サミュエル・デイヴィス、ナディーン・クロッカー、ダスティン・イングラム

イーライ・ロスが監督した『キャビン・フィーバー』('06)のリブート作です。もうレンタル開始してるみたいですが上映してたので映画館で観てきました。ロス監督版はそこそこ大好きです。今回のリブート版もそんな感じですね…。とりあえず、ストーリーはまったく同じでした(リブートなので)!しかし、ところどころで微妙に変更点もあったりして、その辺すごく楽しかったです。全体的にはオリジナルよりも派手でパワフルになってた気がします。

まあ、ほぼ全部面白かったんで、今回は出来る限り面白かったところについてだけ書いていきたいです。関連作の『キャビン・フィーバー2』と『ペイシェント・ゼロ』にはまったく触れてません。好きなシーンは多かったですよ!

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<あらすじ>
学生生活最後の夏休みを楽しもうと、山のキャビンでパーティに興じる5人の若者たち。しかし彼らの楽しい時間は、血だらけの男が突然乱入したことで一変する。男をなんとか追い払ったものの、翌日になってカレンが体調不良を訴える。彼女の皮膚は次第に膨れ上がり、爛れ、傷口から血と膿があふれ出る悲惨な状態に。カレンが正体不明の感染症に冒されたと気づいたポールたちは、自分も感染するかもしれない恐怖で疑心暗鬼に陥り、ついには互いに刃を向けるようになる…。

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セックスと酒とドラッグを楽しむために森へ遊びに来たら感染症にかかってしまい仲間たちが一人また一人と死んでいく…というよくある話ですね!展開も超ベタだと思います。衝撃とか斬新な感じは正直ないんですが、こういう風になったらいいな、ってことをキッチリやってくれるし、ホラー映画の王道ストーリーをしっかり面白く描いているので気持ちよかったです。観る前にすでにストーリーが分かっちゃってるからか、ツッコミどころも気にならず、なんかストレスなく観れた気がします。そのぶん驚きも少なかったんですが!

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まず、最高だと思ったのが、女たちがめっちゃエロくて可愛いところですよ。ここは断然オリジナル版より好きでした。超サイコーです。大好き!!ホラー映画ではけっこう重要なことかなと思うんですが、女が可愛いと見てるだけで楽しくなりますよねー。もう金髪女のほうの笑顔にやられてます。もう一人の黒髪のほうはガンガン脱いでおっぱい出して、最後には全裸で…最高!最高!(最高以外の言葉が見つからない…)

とにかくヒロインの笑顔にときめきましたー。キュンキュンきましたー。

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その一番可愛いヒロインなんですか、けっこう残酷な殺され方をしてました。感染症で体中ボロボロになって、最期は死にたいけど死ねないみたいな状態で「殺して、早く殺して!」っていう生きてるより死んじゃったほうが楽な感じになっちゃって、彼女を主人公が殺してあげるのですが、この殺し方が最悪!オリジナル版ではスコップで叩き殺していましたが、今回はスコップで首をザクッと刺して(?)ます。しかし一発では殺せず、スコップでの殺害を諦め…そして、ひゅーひゅー言いながら瀕死状態の彼女にガソリンぶっかけて、まだ意識があるのに発煙筒で着火!ドン引きするわ(でも最高)!主人公の行動がちょっとアホっぽくて面白かったです。ここはオリジナル版より好きでした!死ぬ直前、犬が腕に噛みついたりもしてました…。

彼女の感染はオリジナル版だと右太腿からだったと思いますが、今回のはもろに股間からエグく皮膚が爛れていたので、微妙な改変ですが「ちゃんとしてるな!」と嬉しかったです。感染の原因となる水を飲んでしまうシーンもバッチリじっくり見せてくれていたし、リブート版のほうがしっかり撮ってる感じもありましたねー。ちゃんと大映しで見せてくれる映画だったと思います。血もどろっどろでイイ感じでした。

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で、こっちのヤリマン。彼女は裸で頑張ってました。序盤からセックスしまくりで、後半になって感染症にかかりズタボロになっていく女です。泡風呂に入ってカミソリで剃毛処理をしているシーンなんか、めっちゃ面白かったですよ。ここのシーン大好きです。皮膚のめくれかたがすごく素敵だったし、今回は浴槽に浮かぶ乳首を見て「ぎゃああああ」というシーンも追加されていました(おっぱいの先っぽが取れちゃう)。その後、ちゃんと全裸で外に飛び出して、感染症で狂った犬に喰い散らかされて死亡。撮り方なんか、めっちゃイーライ・ロスっぽい!と思いました。ロスは脚本にしか関わっていなかったそうですが…。ともかく面白かったですね。この辺けっこう笑えます。

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犬も無駄に超かっこよかった!!!!

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途中、民家を訪ねて豚を捌いている太ったババアと遭遇するシーン。ここは、ちょっと強烈になっていたと思います。豚ババアがなんとなく不気味で過激、そして若干しつこい。あと顔もスゴい。早くこの場から逃げ出したい。

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オリジナル版では男だったんですが、警官が女に変更されていました。エロいことするキャラではなかったです。これ、なんか意味あんの?とは思いましたが、目の下に傷があったりしてこっちのほうがかっこいいし、まあいいか…!最後の一人を射殺するシーンはロス演出のほうが圧倒的に巧かった。

書いてるうちに気づいたんですが、女性の出演者全員面白い人でしたよ。
というより出演者全員、なんか面白い人が多かった。顔面力ありましたよ。

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敵のアホ三人組。こいつらの死に方サイコー!

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ここはオリジナルのほうが良い、ここはリブートのほうが良い…といちいち比べて観てました。どっちも同じくらい面白かったと思います。今回はエログロ度が増してて興奮できた感じです。あと、音の盛り上げ方がけっこう凄くて、展開が分かってても普通にビビりました…。

爆笑シーンはけっこうカットされていたと思います(笑顔の生首、犬視点カメラ、カンフー少年など)。そして若干シリアスになっていたような印象。その代わりに、焼死体が実は生きてて格闘が始まったり、人間狩りシーンをじっくり描いていたりと、なんだかサービス精神のようなものも感じたりして、追加されていたシーンはどれも面白かったです。けど、リブートするほどだったのかなこれ…という思いもすこしあります。どうせならもっと残酷趣味炸裂させてグチャグチャにしちゃってもよかったんじゃないかなー。面白かったけど!

とくに思い悩んだり考え事するような内容でもないですし人が死ぬのを笑って楽しむだけみたいな映画なのでスッキリできました。鑑賞後にもやもやが残ることはないと思います。ということで個人的評価は高めです。面白かったよ!

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大オチもイーライ・ロスっぽい。こういうの(SNS等)好きだよねー。

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謎のワード【パンケーキ】は犬の名前だったのか!

namakubi

イーライ・ロスの出演(回想シーン)は、なし!

cabinfevero

特殊メイクはこっちのほうが気持ち悪かったかなー。



おしまい

キャビン・フィーバー [DVD]