強烈にブッとんでてヤバい作品でした!大好きです!
個人的評価:★★★★★★★★★☆ 90点
SausageParty
2016年11月04日公開/89分/アメリカ/映倫:R15+
原題:SAUSAGE PARTY
監督:コンラッド・ヴァーノン、グレッグ・ティアナン
出演:セス・ローゲン、クリステン・ウィグ、ジョナ・ヒル、ビル・ヘイダー、マイケル・セラ、ジェームズ・フランコ、ダニー・マクブライド、クレイグ・ロビンソン、ポール・ラッド、ニック・クロール、デヴィッド・クラムホルツ、エドワード・ノートン、サルマ・ハエック

公開初日に観てきましたー。東京では連日満席で大盛り上がりみたいですが、自分が観た回は半分以上空席でした(田舎なので)。初めて予告を見たときの衝撃がデカすぎて、もうそれだけで今年のベスト級!ってくらいに大好きで、そのぶん過度に期待して、公開日は本当に待ちに待ったという感じでした…。

で、感想なんですが、いやーまあスゴかった。マジで最高。観てる間中ずっと興奮しっぱなし。爆笑シーンの連続だし、ものすごく残酷オゲレツなシーンも多々あり、オエッてなったりホッコリなったり歓喜したりで、もう何もかもが幸せすぎました。ただ、個人的には大好きですけど、賛否両論になるのはしょうがないような内容ですよねー。半端じゃなく狂ってます。『ソーセージ・パーティ』というタイトルもスラングとして解釈すると「男(チンコ)だらけのパーティ」という意味だそうで、凄まじいド下ネタでしたよ!

声優陣は米コメディ映画俳優(アパトー・ギャングなど)が大集合って感じで、クレジットを眺めていたらラストでうるっときてしまいました…。R指定アニメだし今回もどうせビデオスルーだろ!と思っていたので、劇場公開されただけでも嬉しかったですよ、マジで…。

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<あらすじ>
物語の舞台となるのはスーパーマーケット「ショップウェル」。ソーセージのフランクは、恋人であるパンのブレンダと一緒に”ドアの向こう側”へ行き、二人でひとつに結ばれてホットドッグになることを夢見ていた。棚に並んだ食品たちは、神様(お客様)に購入してもらい”ドアの向こう側”へ行けば必ず幸せになれるはず、外の世界は【楽園】なのだと信じている。独立記念日の感謝祭前日、ついにその夢が叶う時がやってくる。神に選ばれ、二人揃ってカートに入れられるフランクとブレンダ。しかし喜んだのもつかの間、直後にアクシデントが起こってしまう。カート同士がぶつかった衝撃で中にいた食品たちが床に投げ出されてしまったのだ…。なんとか命は助かったもののフランクとブレンダはスーパー内に取り残されてしまう…。一方、カートに残っていた食品たちは無事にお買い上げされて”ドアの向こう側”へ。夢にまで見たキッチンに到着するのだが、そこには残酷な真実が待ち受けていた。なんと、神は皆大量殺戮者であり、食材を切り刻み、焼き、茹で、料理して食べていたのだ…!!

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メインのキャラクターは食品です。人間が食材を調理して食べるという当り前のことが、人格を持った食品たちの目から見ると超残酷な行為となってしまうんですね。「もしも食品が人格を持ち、まるで人間のように生きてたら…!」っていうアイデアは、誰でも一回くらいは考えたことあるんじゃないのかな。食べ物が実は生きていて、モノを考えて喋って動くという根本のイメージは、やっぱり『トイ・ストーリー』だったり、ディズニーを意識していたと思います。リスペクトは強く感じました。食品たちの黒い腕に白いグローブってのはミッキーマウスみたいですしね!

そんな彼らが世界の真実に気づいてしまって「食われてタマるか!」と、人間たちに戦いを挑んでいくお話です。

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個人的に一番注目してたのは残酷描写です。まあ予告の時点で何度も見ちゃってたんですが、これが本気で超サイコーですよねー。食品たちの死亡シーンを見てるだけでもめちゃくちゃ楽しかったです。けっこう大量に死んでました。一秒に満たない死亡シーンもいっぱいあって、容赦はまったくなかったし、もしこれが人間だったらと思うとおぞましい描写の連続でした…。まあでも人間じゃないから腹抱えて笑えましたよ!

擬人化しているので食品が破損するとそのキャラクターは当然死にます。瓶詰めのマスタードが大破して飛び散ったり、バナナの皮が剥けちゃったり、トマトが切断されたり、ポップコーンが弾け飛んだり、それぞれが素材を生かした多種多様な死に様を見せてくれました。これがすごく面白い!普段、日常的に消費している食品を擬人化すると超残酷だよねッ!ってことで基本的にはそれがギャグになっていることが多かったと思います。凄惨な死に様ばかりなんですが、キャラクターが可愛いからか、悲壮感がないし万人にウケるポップな印象を受けました。腸や血が中身の具材で表現されていたりして、食材が破壊される描写はどれも面白かったです。

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最初に死ぬのがハニーマスタードなんですが、ここも良かったです。購入されて外の世界へと旅立っていくハニーマスタード。しかし、「種類を間違えた」という理由で再び店の商品棚に戻されてしまう。”ドアの向こう側”で残酷なる真実を目撃してしまった彼は、世界に絶望し飛び降り自殺をしてしまう。

「顔面に精子をぶっかけられて真実が何も見えていなかったんだ!」

言ってることはまっとうな意見っぽいんですが、キャラクターのセリフ回しはみんな下品でアホっぽかったです。ファックという言葉の数も尋常じゃなく、90分で150回くらい連発されていたようです。サイコー。

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食品がそれぞれ性的欲求を感じているってところが面白かったです。食品同士でセックスするなんて、思いついたとしても誰もやらないですよね!スゴい!もしもピクサーがR指定のエログロ映画を製作したら、こんな感じになるのかなー。偏差値は限りなく低めです。暴力よりも性描写のほうが狂っている気がしました…。

中東問題への皮肉とか、真面目に深く語りたくなるような象徴的なものもいくつかあるんですが(もしかしてシネフィルに向けて撒いた餌じゃないの?)、そんなものをすべて破壊してしまうのが終盤に描かれるフリーセックスの宴でした! 神々(人間)を抹殺することに成功した食品たちは食種(人種?)、そしてLGBTの垣根を乗り越えて大乱交! 食材ならではのセックスが凄い! しっかり射精している奴もいた! ここのシーンはホントに最高で、言葉を失ってただただ笑うのみでした! アイデアが超ブッ飛んでます!! とにかく下品!!そして、ちゃんとエロい!!!!

個人的には、ヒトラーがウケ側に回っているのとかツボでしたよ。

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キャラクターデザインも素晴らしかった。とくにヒロインのパン・ブレンダ。ちゃんと胸の膨らみなども表現しており、衝撃的だったのが口ですね。これが縦についていてパクパク喋る。体の中心は割れ目になっていて、途中から女性器にしか見えなくなりました。ド直球でバカっぽいですけど、こういう鬼畜な発想をそのまま絵にしちゃうのはスゴいなーと思います。心底から感動しましたよッ(アホです)。

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悪役はビデでした。ビデってのは膣洗浄器だそうです。ノズルを女性器に突っ込んで使用するみたいです。フランクたちと一緒にカートの外に放り出されてしまい、店内に取り残されたのはフランクの行動が原因だと言って因縁をつけてきます。自己中心的なヤツでした。

コイツ最高でしたよ。まず存在自体がちょっと卑猥だし(入れられてる箱のパッケージもすごい)、行動も容赦なくて面白かったです。落下した衝撃でビデの容器が割れてしまって中の液が漏れ出してしまい、このままだと死んでしまう…ということで液体の食品(ジュースとか)を殺害して、相手の液体を飲むことで命を保っていくんです。最初にジュースを殺すシーンは、完全にレイプみたいに撮ってました。紙パックのジュースの股間にちょうどよく穴が開き、それをゴクゴク飲み干すビデ。ほとんど犯しているようでした(完全に狙ってやってます)。しかも相手の食品は男性だったと思います。その後も何体もの食品を殺害して、生き血を啜るように生き延びていくキャラクターでした。目的はソーセージへの復讐を果たすこと。そのためにしつこく追いかけてきます。ラストでは店員の男性のアナルにノズルを挿入して、両手で金玉袋を引っ張って人間ををロボットのように操縦し…。いやーもう考えた人(セス・ローゲン)頭おかしいですね(笑)。そんな感じで、面白かったですよ!

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キャラのほとんどが食品ですが、トイレットペーパー、コンドーム、ビデといった股間回りに関わる(?)消耗品などだけは登場します。徹底的に下ネタなんですよね。上の画像は、使い捨てられたコンドームが神の残酷さを悲痛に訴えるシーン。見た目ちょっと可愛らしいんですが、何に使用されたのか考えるとものすごくエグい。

「やつらはドピュッと出したんだ!!」

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監督の前作『モンスターVSエイリアン』でもそうだったように、今回の『ソーセージ・パーティ』も映画のパロディ満載でした。たとえば、食品たちがカートから床に放り出されるシーンは『プライベート・ライアン』でした(音が一瞬途切れて、目覚めると周りは血まみれの戦場に!仲間たちは内臓が飛び出ていたり顔の皮膚が剥がれていたりと凄惨な状態)。ほかにも、敵を取り囲んで指をパチパチ鳴らすシーンは『ウエスト・サイド物語』だし、銃弾を喰らったガムが自己再生するシーンは『ターミネーター2』のT-1000(わかりやすく音楽まで流れる!)、それから銃弾の弾道は『マトリックス』みたいだったし、楽園に行けると思っていたが実は違う…!と気づくシーン(ポテトは皮をひん剥かれるところ)は『アイランド』だッ(違うかも)! 学者の机に何十年もへばりついていたために天才になってしまったガムはホーキング博士にしか見えないし、冒頭のミュージカルシーンは『美女と野獣』の「ビー・アワー・ゲスト」へのオマージュだと思います(スーパーが開店してお客様が入ってくるシーンだし)。そんな感じで、いろいろ元ネタがありそうだと思いました。ラストではなんと『スターゲイト』が登場するSF要素まで!

とくに食品たちの死に様は「コレってアレだろ!」と言いたくなるものが何個もあったので、元ネタ大辞典ができそうな感じしましたよ。単純に似ちゃっただけとか、ただの思い込みもあると思いますが、面白かったです。

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車のナンバープレートが「DIXAR」になっているのは、やはり「PIXAR」へのリスペクト?

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いつもドラッグをキメてラリっているセス・ローゲン脚本なので(『スモーキング・ハイ』など)、今回もガッツリ薬に溺れている中毒男が登場。”バスソルト”という名称のダウナー系の合成麻薬(?)を、ちゃんとスプーンに盛って煮沸して注射器で注入。カメラのアングルとカット割りはほぼ『パルプ・フィクション』完コピという感じで、音楽は『レザボア・ドッグス』の「Little Green Bag」が流れていたのでタランティーノリスペクトってことなんでしょうか。食品たちも何故かマリファナをプカプカ吸いまくっていて、みんな気持ちよさそうでしたねー。

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独立記念日の感謝祭前夜にお客様にお買い上げされた食品たち。人間たちへの復讐を決行したのは感謝祭当日。7月4日ですね。この日には毎年アメリカ全土でソーセージがバカ売れするんだとか。感謝祭にはBBQと花火がつきものだそうです(よく知りませんが)。大ボスである悪役を最後には爆死させるんですが、どう見ても花火だし、アメリカが植民地支配から独立したように、食品たちが人間の支配から解放されたことを表していたんだと思います(たぶん)。

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最終的にスーパーにいる人間たちは皆殺し!

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食べ物だからいつかは腐っちゃうし(賞味期限のない永久保存食品も出てきますが)、この話ってハッピーな終わり方難しいよなあ…と思いながら後半のほうは観ていたんですが、さすが『ディス・イズ・ジ・エンド』の脚本家集団、ラストはちょっとブッ飛んでます。残酷な真実を知り、人間との戦争に勝利した食品たち。しかし、さらなる真実を知ることとなるのです……。それは、「お前ら、アニメのキャラクターなんだよ!」ということでした。

「フランクの声優は、セス・ローゲンというユダヤ人のコメディ俳優だ!」

えええ!!!!と呆気にとられているうちに、気分がアガるカッコいいオチでエンドクレジットへ…。

「食べ物は大切に食べましょう」みたいな説教臭い方向へ行かず最後の最後までアホっぽくて良かったです…。描写がクソ面白かったし、ボイスキャストも豪華だし、絵も大好きな感じで、もう観る前から絶対好きになれるだろうなと期待値はものすごく高めで観たのですが、最高でしたね!本編に対しての不満はとくにありません。強いて言うなら、もっと観ていたかった!ってことぐらいです。体感的には、あっという間で「もっと見せてくれ!」という気持ちも若干ありました。でも、ホントに面白かったんで、「下ネタなんか絶対ヤダ!!」という人じゃなければ強めにオススメしたい作品です。できることならこのチームでまたR指定アニメを作ってほしいなー。

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もちろん人間の生首も登場してましたよ!(斧での事故死)

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ボトルの生首もあった!(生き血を啜るシーン)

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ダダッダッダダ!ダダッダッダダ!

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最後に、日本語字幕について…。

本編中ずーっとFUCKやらSHITやら連発してんのに、字幕は妙に”お上品”だな~!ってのは感じてしまいました。時間の都合とか文字数の都合とかいろいろあるのはわかりますし、普段こんなところ気にして観てませんけど、唯一引っかかってしまった点です。作品に非はないし、残念ってほどでもないんだけど、もっと汚い言葉のほうが良かったかなーとは思いました。英語喋る人間じゃないのでエラそうなことは言えませんが、もっと「チンポ吸い」とか「腐れオマンコ」とか馬鹿で下品な偏差値低いやつでもよかったんじゃないの!?

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うんこ!!!!!!!!!!

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目ん玉!!!!!!!!!!

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オナニー!!!!!!!!!!

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アナル!!!!!!!!!!

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・・・ということで、”好み”の描写満載。大好きでしたよ!

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カットされた別エンディング(?)では、スターゲイトに吸い込まれていったキャラクターたちが店でホットドッグを食べている声優陣(セス・ローゲン、マイケル・セラ、エドワード・ノートン)を呆然と眺めている、というものでした(笑)。このエンディング超絶アホっぽくて大好きですよ!もしかしたらこっちのバージョンのほうが面白かったかも!!



おしまい