いけにえ映画狂い

外国映画の感想文。お気に入りシーン備忘録など。ネタバレしてます!

2017/02

映画の嘔吐シーン100選 ※閲覧注意!

映画に登場するゲロ(に衝撃を受けるの)が好きなのでまとめてみましたー。完全に自分の好みでランキング。基本的にはインパクトが大きかった順です。とにかく印象的だったベストでワーストな100本!洋画のみ!

観ててゲロ吐きそうな映画じゃなくて登場人物がゲロ吐いてる映画です。広い解釈での嘔吐なので、口から何かしらのブツを吐き出していればランクイン。かなりアホっぽいランキングになっていると思いますが、そういうのに興味がある人は見てみてください(笑)。

個人的にはゲロを復讐の手段(意外と多い使用方法)として利用してる映画が好きですねー。大嫌いなアイツにゲロぶっかけてやりたいぜ!!みたいな。

・・・ということで、優勝はブタケツです(即決)。

❝ゲロとは胃の中にある飲食物を吐き戻すことで「ゲロする(過去形:ゲロった)」「ゲロる」ともいう。また、そうした吐き出された吐瀉物を指しても使われる。この意味では昭和初期から使用されており、世代を超えて最も頻度の高い意味である。❞
日本語俗語辞書より)

閲覧注意!ってほどでもないんですが、汚物の画像だらけなので一応。

選評

Stand by Me 1986
【第1位】『スタンド・バイ・ミー』
公開:1986年(アメリカ)
監督:ロブ・ライナー

吐瀉物:ブルーベリーパイ
ゲロ色:紫
吐く人:デビー・ホーガン(ブタケツ)
演者:アンディ・リンドバーグ
状況:デブをバカにする奴にはゲロで復讐だ!喰らえッ!ブッシャー!!
感想:映画史に残る壮絶ゲロ描写。不動の第一位。ありがとうブタケツ…。

THE EXORCIST 1973
【第2位】『エクソシスト』
公開:1973年(アメリカ)
監督:ウィリアム・フリードキン

吐瀉物:不明
ゲロ色:緑
吐く人:リーガン・マクニール(悪霊に憑かれた少女)
演者:リンダ・ブレア
状況:悪魔祓いの儀式を行う神父に緑ゲロべっちゃあああ!!!!!!!!
感想:超絶カッコイイ。みんなが真似した噴出系派手ゲロの元祖(たぶん)。

Monty Python's The Meaning Of Life 1983
【第3位】『モンティ・パイソン 人生狂騒曲』
公開:1983年(イギリス)
監督:テリー・ジョーンズ

吐瀉物:不明
ゲロ色:茶
吐く人:クレオソート(超肥満体)
演者:テリー・ジョーンズ
状況:レストランで嘔吐。最後は食いすぎで爆死。周りの客は”もらいゲロ”。
感想:食に対する痛烈すぎる皮肉、計9発噴射。オバサンの背中が泣けます。

Problem Child 2
【第4位】『プロブレム・チャイルド2』
公開:1991年(アメリカ)
監督:ブライアン・レヴァント

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄・白
吐く人:大勢(大半が児童)
演者:多数
状況:遊園地のコーヒーカップに乗れなかった子供がマシンにイタズラを…。
感想:ルールを守れないクソガキどもはゲロでも吐いてろ!ナイス腹いせ!

THE GATES OF HELL 1980
【第5位】『地獄の門』
公開:1980年(イタリア)
監督:ルチオ・フルチ

吐瀉物:内臓
ゲロ色:赤・白・肌色
吐く人:ローズ
演者:ダニエラ・ドリア
状況:呪われた街の地獄への扉は開かれたのじゃ!有名な内臓ゲロ!
感想:とにかく発想が素敵すぎます。「うっ…」ってなる。

Taxidermia 2006
【第6位】『タクシデルミア ある剥製師の遺言』
公開:2006年(ハンガリー・オーストリア・フランス)
監督:パールフィ・ジョルジ

吐瀉物:スープ
ゲロ色:茶
吐く人:多数(10人くらい)
演者:バラトニ・カールマーン他
状況:大食い選手権直後の衝撃的な光景。みんなで輪になって嘔吐。
感想:本物にしか見えない過酷な競技…。凄まじいアスリート魂だッ!

Bad Taste 1987
【第7位】『バッド・テイスト』
公開:1987年(ニュージーランド)
監督:ピーター・ジャクソン

吐瀉物:地球人
ゲロ色:緑
吐く人:ロバート(エイリアン)
演者:ピーター・ジャクソン
状況:シェフが調理した極上のオートミール、という名のゲロ!
感想:これを回し飲みってのが地獄。音も最高にぐちょぐちょ(苦笑)。

Team America World Police 2004
【第8位】『チーム★アメリカ/ワールドポリス』
公開:2004年(アメリカ)
監督:トレイ・パーカー

吐瀉物:酒
ゲロ色:茶
吐く人:ゲイリー
演者:トレイ・パーカー(声の出演)
状況:落ちこんでヤケ酒してたら卑猥な言葉いっぱい言われて吐いちゃう。
感想:超バカ!吐きすぎ!しつこい!下品で低俗で超サイコーな3分間!!

Drag Me to Hell 2009
【第9位】『スペル』
公開:2009年(アメリカ)
監督:サム・ライミ

吐瀉物:蛆虫
ゲロ色:蛆色
吐く人:シルヴィア・ガーナッシュ(呪いをかける老婆)
演者:ローナ・レイヴァー
状況:気づいたらババアが隣に寝てて蛆虫ブゥワァァアアア!…っていう夢。
感想:爆笑。目が覚めてからは葬式で防腐剤ゲボをぶっかけられる主人公。

Sweet Movie 1974
【第10位】『スウィート・ムービー』
公開:1974年(フランス・西ドイツ・カナダ)
監督:ドゥシャン・マカヴェイエフ

吐瀉物:野菜、肉、豆類、米…等々
ゲロ色:茶・黄・白
吐く人:多数
演者:多数
状況:映画史上トップクラスに汚いであろう食事風景。おそらくガチゲロ。
感想:嘔吐もスゴイが、それ以外にもいろいろブッ飛んでいてヤバい。

Gentlemen Broncos 2009
【第11位】『Mr.ゴールデン・ボール/史上最低の盗作ウォーズ』
公開:2009年(アメリカ)
監督:ジャレッド・ヘス

吐瀉物:ビーフキノコ
ゲロ色:ピンク
吐く人:ブロンコ(片金の隊長)
演者:サム・ロックウェル
状況:空想上の出来事。SF小説の鹿型ロボットをゲロで撃退します。
感想:現実世界でのゲロも良かった(ブツまみれの口にキスぶっちゅー)。

Detroit Rock City 1999
【第12位】『デトロイト・ロック・シティ』
公開:1999年(アメリカ)
監督:アダム・リフキン

吐瀉物:バーボン
ゲロ色:黄
吐く人:ホーク(KISS大好き高校生)
演者:エドワード・ファーロング
状況:ステージ上でグラス一杯きっちり嘔吐…。ストリップ前の余興(?)。
感想:周りのおばちゃんたちはドン引きしながら興奮で濡れてるはず。

KICK-ASS 2 2013
【第13位】『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
公開:2013年(アメリカ・イギリス)
監督:ジェフ・ワドロウ

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:学園のクソビッチ軍団(全3人)
演者:クローディア・リー他
状況:勘違いしたビッチどもをゲロゲリ棒で玉砕。世の中を良くしたいだけ。
感想:同時に脱糞してんのが素晴らしい。コレ1位でもいいです(笑)。

I Love You Man 2009
【第14位】『40男のバージンロード』
公開:2009年(アメリカ)
監督:ジョン・ハンバーグ

吐瀉物:酒
ゲロ色:黄
吐く人:ピーター(主人公)
演者:ポール・ラッド
状況:ビール一気飲みしてはしゃいでたら吐いちゃう。確信犯的な嘔吐。
感想:命中率が高い。吐いた本人がまったく汚れてないのもスゴイ。

The Witches of Eastwick 1987
【第15位】『イーストウィックの魔女たち』
公開:1987年(アメリカ)
監督:ジョージ・ミラー

吐瀉物:アメリカンチェリー
ゲロ色:赤・茶・白
吐く人:フェリシア(クライドの妻)、デイル(悪魔)
演者:ヴェロニカ・カートライト、ジャック・ニコルソン
状況:偉そうに調子こいてたら魔術で復讐されました…。
感想:結婚式をゲロで台無しにするシーンも見もの。吐き出される種がイイ!

Multiple Maniacs 1991
【第16位】『マルチプル・マニアックス』
公開:1991年(アメリカ)
監督:ジョン・ウォーターズ

吐瀉物:コーンスープ(?)
ゲロ色:モノクロ
吐く人:ゲロ喰い男
演者:不明
状況:見世物小屋のゲロ喰い男。食って吐いて食って吐いて…。
感想:エグさは控えめで地味だけどしっかりキモい。さすが。

Blood for Dracula 1974
【第17位】『処女の生血』
公開:1974年(フランス・イタリア・アメリカ)
監督:ポール・モリセイ

吐瀉物:非処女の生血
ゲロ色:赤
吐く人:ドラキュラ伯爵
演者:ウド・キア
状況:うっかり非処女の汚れた血を吸ってしまい悶絶するドラキュラ伯爵。
感想:超最高。ウド・キアの熱演が常軌を逸していて面白すぎ!!

50 FIRST DATES 2004
【第18位】『50回目のファースト・キス』
公開:2004年(アメリカ)
監督:ピーター・シーガル

吐瀉物:魚
ゲロ色:茶
吐く人:ジョッコ(セイウチ)
演者:---
状況:具合の悪いセイウチが気持ち悪くなっちゃってゲボーー!!
感想:景気よくて最高。ゲロ浴びした人間の方のリアクションも好き。

Carnage 2011
【第19位】『おとなのけんか』
公開:2011年(フランス・ドイツ・ポーランド)
監督:ロマン・ポランスキー

吐瀉物:コブラー(リンゴと洋梨のケーキ)
ゲロ色:黄
吐く人:ナンシー・カウワン(加害者の母親)
演者:ケイト・ウィンスレット
状況:精神的なストレスが溜まりに溜まって…ゲロで爆発。
感想:トイレ行って吐けよッ!最悪!…なのでメチャクチャ面白い。

What We do in the Shadows 2014
【第20位】『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』
公開:2014年(ニュージーランド)
監督:ジェマイン・クレメント

吐瀉物:ポテト、人間の血
ゲロ色:赤
吐く人:ニック(新米ヴァンパイア)
演者:コリ・ゴンザレス=マクエル
状況:何も知らない新米ヴァンパイアがポテトを食べて食あたり。
感想:衝撃的な新事実!アレルギー反応的な嘔吐が面白かった。

엽기적인 그녀 2001
【第21位】『猟奇的な彼女』
公開:2001年(韓国)
監督:クァク・ジェヨン

吐瀉物:ラーメン
ゲロ色:黄
吐く人:猟奇的な彼女
演者:チョン・ジヒョン
状況:電車の中で酔いつぶれてヅラのおじさんにドバドバ吐いちゃう。
感想:ただのキチガイ女。汚い。臭そう。具も最悪。死ね!死ね!

The Fly 1986
【第22位】『ザ・フライ』
公開:1986年(アメリカ)
監督:デヴィッド・クローネンバーグ

吐瀉物:胃液(溶解力の強い酵素液)
ゲロ色:白
吐く人:セス・ブランドル(天才科学者・蠅男)
演者:ジェフ・ゴールドブラム
状況:殺されそうになった蠅男が人間の手とか足とか溶かして反撃。
感想:今は楽しく見れるけど、幼少期のトラウマ…。超コワかったですよ!

La Pianiste 2001
【第23位】『ピアニスト』
公開:2001年(フランス・オーストリア)
監督:ミヒャエル・ハネケ

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄土色
吐く人:エリカ(ピアノ教師)
演者:イザベル・ユペール
状況:大好きな教え子のチンコくわえた直後に嘔吐。
感想:哀しい、泣きたくなった…。名ゲロ描写。

Apollo 13 1995
【第24位】『アポロ13』
公開:1995年(アメリカ)
監督:ロン・ハワード

吐瀉物:食い過ぎた朝飯
ゲロ色:黄
吐く人:フレッド・ヘイズ(宇宙飛行士)
演者:ビル・パクストン
状況:宇宙への発射時にGがかかって、少し我慢したけど…ウプッ!!
感想:無重力で汚物がプカプカ浮いちゃうのが楽しい。

Possession 1981
【第25位】『ポゼッション』
公開:1981年(フランス・西ドイツ)
監督:アンジェイ・ズラウスキー

吐瀉物:不明(口以外からもわけのわからない液が出てる)
ゲロ色:白
吐く人:アンナ
演者:イザベル・アジャーニ
状況:発狂してる。グッチャグチャ。ドロドロ。
感想:素晴らしい狂いっぷり。白ゲロにしたのは大正解。イッてる。

Burying the Ex 2014
【第26位】『ゾンビ・ガール』
公開:2014年(アメリカ)
監督:ジョー・ダンテ

吐瀉物:防腐剤
ゲロ色:黄
吐く人:エヴリン(元カノ・ゾンビ)
演者:アシュリー・グリーン
状況:墓から這い出てきて間もなかったので防腐剤ゲボオオオ!
感想:キレイな嘔吐でしたー。ゾンビコメディの定番描写かも。

Duplex 2003
【第27位】『おまけつき新婚生活』
公開:2003年(アメリカ)
監督:ダニー・デヴィート

吐瀉物:不明
ゲロ色:茶・灰色
吐く人:ナンシー・ケンドリックス(編集者)
演者:ドリュー・バリモア
状況:詰まった配管を直していたら、汚水を浴びちゃってドリューがオエー!
感想:下でベン・スティラーが顔面ゲロキャッチするという最高のギャグ。

STARSHIP TROOPERS 1997
【第28位】『スターシップ・トゥルーパーズ』
公開:1997年(アメリカ)
監督:ポール・バーホーベン

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄土色
吐く人:カルメン・イバネス(宇宙戦艦パイロット)
演者:デニス・リチャーズ
状況:砂カブトムシ(デカい昆虫)の解剖実習中に内臓がグロすぎて嘔吐。
感想:ネチョネチョ。容赦なく追い詰めるような演出はさすがバーホーベン。

Drunken Master II 1994
【第29位】『酔拳2』
公開:1994年(香港)
監督:ラウ・カーリョン

吐瀉物:工業用アルコール
ゲロ色:黄
吐く人:ウォン・フェイフォン
演者:ジャッキー・チェン
状況:ゲロを吐いて酔いをコントロールするジャッキー。
感想:香港映画は嘔吐描写多いような気がします。地味なのはよく見る。

Drop Dead Gorgeous 1999
【第30位】『わたしが美しくなった100の秘密』
公開:1999年(アメリカ)
監督:マイケル・パトリック・ジャン

吐瀉物:貝類
ゲロ色:黄
吐く人:多数(10人以上)
演者:アマンダ・デットマー他
状況:レセプションに出た貝を食べてミスコン美少女たちが集団食中毒。
感想:映画自体も皮肉満載で面白いですが一番笑えるシーンはここかなぁ。

Lifeforce 1985
【第31位】『スペースバンパイア』
公開:1985年(イギリス)
監督:トビー・フーパー

吐瀉物:血(マチルダ・メイ)
ゲロ色:赤
吐く人:アームストロング院長、パーシー・ヘーゼルタイン卿
演者:パトリック・スチュワート、オーブリー・モリス
状況:口から血(?)が流れ出し空中で固まって女エイリアンに!!
感想:もうなにもかもが最高。まあ、嘔吐でもなんでもないのですが…。

Zapped 1982
【第32位】『超能力学園Z』
公開:1982年(アメリカ)
監督:ロバート・J・ローゼンタール

吐瀉物:ウイスキー
ゲロ色:黄
吐く人:バーニー・スプリングボロ(主人公・高校生)
演者:スコット・バイオ
状況:ガキが酒飲んで気持ち悪くなって、流し場にピューーーッ!!
感想:細くて長くてスマートなゲロ。何も汚さないのがエラい。

Requiem for a Dream 2000
【第33位】『レクイエム・フォー・ドリーム』
公開:2000年(アメリカ)
監督:ダーレン・アロノフスキー

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄・白
吐く人:マリオン・シルヴァー(コカイン中毒)
演者:ジェニファー・コネリー
状況:薬欲しさに屈辱的な売春をするJC。ハゲに抱かれた帰り道にゲボォ。
感想:胃液っぽい。興奮した。口で受け止めたい。

BRIDESMAIDS
【第34位】『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』
公開:2011年(アメリカ)
監督:ポール・フェイグ

吐瀉物:ブラジルのバーベキュー
ゲロ色:黄
吐く人:リタ、ベッカ(花嫁介添人)
演者:ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ、エリー・ケンパー
状況:ウェディングドレスショップで集団食あたり。ウンゲロの地獄。
感想:量は少なめだけど、ゲロってる人の頭にゲロっちゃうのは楽しい。

The Host 2006
【第35位】『グエムル -漢江の怪物-』
公開:2006年(韓国)
監督:ポン・ジュノ

吐瀉物:人骨
ゲロ色:白
吐く人:グエムル(怪物)
演者:---
状況:肉だけ美味しく頂いて消化しきれなかった人骨は吐き出します。
感想:想像以上の大量殺人でビックリしましたー!サイコー!!

Puppet Master 1989
【第36位】『パペット・マスター』
公開:1989年(アメリカ)
監督:デヴィッド・シュモーラー

吐瀉物:ヒル
ゲロ色:黒
吐く人:リーチウーマン(人形)
演者:---
状況:ヒルをうねうね吐き出して、血を吸わせて人間を殺します♪
感想:ぎゃああああ!!!ってなりました。オゾマシイ…。

Crank High Voltage 2009
【第37位】『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』
公開:2009年(アメリカ)
監督:マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー

吐瀉物:不明
ゲロ色:茶
吐く人:精神科医
演者:ローレン・ホリー
状況:目の前の患者が銃撃戦の跳弾で頭撃ち抜かれて死亡。ショックで…。
感想:カメラアングル最高。画面が全部ゲロで埋まるのは珍しそう。

Vacation 2015
【第38位】『お!バカんす家族』
公開:2015年(アメリカ)
監督:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー

吐瀉物:ビール
ゲロ色:黄
吐く人:デビー・グリズワルド(妻)
演者:クリスティナ・アップルゲイト
状況:母校の”ビール一気飲みしてから走る障害物競争”で頑張ったらゲボォ!
感想:これ絶対吐くよなあ…と思ってたら3回もゲボってくれたので百点。

Tube Tales 1999
【第39位】『MOUTH』
公開:1999年(イギリス)
監督:アーマンド・イアヌッチ

吐瀉物:不明
ゲロ色:茶
吐く人:女性
演者:ダニエラ・ナーディニ
備考:オムニバス映画『チューブ・テイルズ』の一篇
状況:電車に乗った恐怖のゲロ吐きオバサンの話。
感想:遭遇したくない現場。ほんとムリ、ゲロ袋の扱いがサイテー!

THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY 2005
【第40位】『銀河ヒッチハイク・ガイド』
公開:2005年(アメリカ)
監督:ガース・ジェニングス

吐瀉物:毛糸
ゲロ色:カラフル
吐く人:アーサー・フィリップ・デント(主人公)
演者:マーティン・フリーマン
状況:「おやおや、地球人が船酔いのようです…」「ゴミ箱に吐けよ」
感想:大好き。史上最強にカワイイ嘔吐描写だと思います。

The Hitcher 1986
【第41位】『ヒッチャー』
公開:1986年(アメリカ)
監督:ロバート・ハーモン

吐瀉物:ポテト等
ゲロ色:茶
吐く人:ジム・ハルジー(追いかけられる主人公)
演者:C・トーマス・ハウエル
状況:惨殺死体ファミリーを発見してゲボ。ポテト…と思ったら指でゲボ。
感想:衝撃的な出来事に遭遇する度に律儀に吐いてて面白い。3回くらい。

Street Trash 1987
【第42位】『吐きだめの悪魔』
公開:1987年(アメリカ)
監督:ジム・ミューロー

吐瀉物:肉系
ゲロ色:ピンク
吐く人:ビル(刑事)
演者:ビル・チェピル
状況:ボコった相手にゲロぶっかけちゃう、という最悪の仕打ち!
感想:自分で指突っ込んで吐くのが最高。ミンチっぽい。

THE STUFF 1985
【第43位】『ザ・スタッフ』
公開:1985年(アメリカ)
監督:ラリー・コーエン

吐瀉物:スタッフ(流動状寄生生物)
ゲロ色:白
吐く人:チョコチップ・チャーリー
演者:ギャレット・モリス
状況:スタッフに体を乗っ取られ、全身が空洞化して死亡する黒人。
感想:嘘くさい手作り感が超楽しいのでこのシーンはニコニコしちゃうなー!

CREATURES FROM THE ABYSS 1994
【第44位】『深海からの物体X』
公開:1994年(イタリア)
監督:アル・パッセリ

吐瀉物:昆虫、魚
ゲロ色:黄・白
吐く人:ドロシー
演者:ローレン・デ・パルム
状況:他人の船の冷蔵庫にあった魚を勝手に食べたら物体Xでしたー!
感想:吐瀉物の中に活きのいいクワガタが混じってて最高にキモい。

Pitch Perfect 2012
【第45位】『ピッチ・パーフェクト』
公開:2012年(アメリカ)
監督:ジェイソン・ムーア

吐瀉物:不明
ゲロ色:赤茶
吐く人:オーブリー("Bellas"のリードボーカル)
演者:アナ・キャンプ
状況:冒頭、ステージ上でつかみの一発。サプライズ・ゲロ!
感想:一瞬。突発的でインパクトありました。前列の観客が悲惨。

The Rules of Attraction 2002
【第46位】『ルールズ・オブ・アトラクション』
公開:2002年(アメリカ・ドイツ)
監督:ロジャー・エイヴァリー

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:地元の男
演者:不明
状況:軽蔑していた地元の人間に処女を奪われてしまう主人公。ほぼレイプ。
感想:ファックしながら逆再生でゲロをズルズル吸いこんじゃうのが最高。

Open Water 2003
【第47位】『オープン・ウォーター』
公開:2003年(アメリカ)
監督:クリス・ケンティス

吐瀉物:不明
ゲロ色:白
吐く人:スーザン(妻)
演者:ブランチャード・ライアン
状況:海面を長時間漂って波に酔い、嘔吐。ゲロが撒き餌に!
感想:「心配すんな、小魚のエサになる」とか言う男のフォローが辛い。

Hot Tub Time Machine 2010
【第48位】『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』
公開:2010年(アメリカ)
監督:スティーヴ・ピンク

吐瀉物:ビール
ゲロ色:黄
吐く人:ルー
演者:ロブ・コードリー
状況:寝起きの一発。前夜に呑みすぎた酒を豪快にリスへとぶっかけ~!
感想:勢いがあってサイコー!小動物にも容赦ないので好感がもてます。

Evil Dead 2013
【第49位】『死霊のはらわた(2013)』
公開:2013年(アメリカ)
監督:フェデ・アルバレス

吐瀉物:血
ゲロ色:赤
吐く人:ミア(処女)
演者:ジェーン・レヴィ
状況:ドバァーーー!!!
感想:ウギャーーー!!!

Deep In The Valley 2009
【第50位】『アメリカン・パイパイ ようこそ美乳天国へ』
公開:2008年(アメリカ)
監督:クリスチャン・フォルテ

吐瀉物:豆っぽい食い物
ゲロ色:黄・茶
吐く人:レクター(主人公・童貞)
演者:クリス・プラット
状況:巨乳にチンコ3回蹴られて痛すぎて吐く。
感想:クリプラ可愛い。ブクブク泡立ててくれるのがイイ。

Sid and Nancy 1986
【第51位】『シド・アンド・ナンシー』
公開:1986年(イギリス)
監督:アレックス・コックス

吐瀉物:酒、薬
ゲロ色:茶
吐く人:シド・ヴィシャス(元セックス・ピストルズのベーシスト)
演者:ゲイリー・オールドマン
状況:ドラッグ中毒の副作用(?)による嘔吐。
感想:かなり意味のありそうなゲロ。映画は傑作。

Kingpin 1996
【第52位】『キングピン/ストライクへの道』
公開:1996年(アメリカ)
監督:ファレリー兄弟

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:ロイ・マンソン(片腕プロボウラー)
演者:ウディ・ハレルソン
状況:おえーってなるような女性とコトに及んでゲーゲー。
感想:一目で理解できる落ちぶれよう、ベタだけど上手い。

Shaolin Soccer 2001
【第53位】『少林サッカー』
公開:2001年(香港)
監督:チャウ・シンチー

吐瀉物:不明
ゲロ色:白
吐く人:田舎のチンピラ
演者:不明
状況:コンクリを粉砕する威力のサッカーボールを腹にぶつけられました。
感想:意外と元気そう。水っぽいゲロ。泣きたくなるくらいダサい風貌。

STRIKE ALL I WANNA DO 1998
【第54位】『ガールズ・ルール! 100%おんなのこ主義』
公開:1998年(アメリカ)
監督:サラ・ケルノチャン

吐瀉物:酒
ゲロ色:黄
吐く人:酒を飲んだ男子生徒たち
演者:多数
状況:オッパイの写真を撮った男子生徒たちへの復讐。学校への抗議活動も。
感想:ゲロは復讐にちょうどいい罰なのかも…。

K-19 2002
【第55位】『K-19』
公開:2002年(アメリカ・イギリス・ドイツ)
監督:キャスリン・ビグロー

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:被爆者
演者:ジェームス・フランシス・ジンティー他
状況:原子炉の冷却装置を修理するために放射線を浴びてしまう搭乗員たち。
感想:個人的にはかなりキツいゲロでした。まったく笑えないので…。

Trickbaby 1999
【第56位】『トリック・ベイビー』
公開:1999年(アメリカ)
監督:マシュー・ブライト

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:クリスタル(主人公)
演者:ナターシャ・リオン
状況:摂食障害のために医療少年院に送られた主人公が嫌いな看守にゲロー!
感想:序盤はガンガン吐いてるし発数は多め。ブツはオレンジジュースかも。

DIABOLICA 1973
【第57位】『デアボリカ』
公開:1973年(イタリア)
監督:オリヴァー・ヘルマン、リチャード・バレット

吐瀉物:不明
ゲロ色:深緑
吐く人:ジェシカ・バレット(妊婦)
演者:ジュリエット・ミルズ
状況:世界中を身ぶるいさせた悪魔の姿!!…だそうです。
感想:エクソシストみたいで楽しい(笑)。

Rush 2013
【第58位】『ラッシュ/プライドと友情』
公開:2013年(アメリカ・イギリス)
監督:ロン・ハワード

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:ジェームス・ハント(F1レーサー)
演者:クリス・ヘムズワース
状況:極度の緊張から嘔吐。レース直前は毎回吐いている様子。
感想:ストレス半端なさそう、前日にはグビグビ酒飲んだりしてるし。

Sex Is Zero 2002
【第59位】『セックス・イズ・ゼロ』
公開:2002年(韓国)
監督:ユン・ジェギュン

吐瀉物:酒
ゲロ色:茶
吐く人:キム・ヒョンヒ(エアロビック部)
演者:ハム・ソウォン
状況:女子大生が合コンでハメを外して飲みすぎました。
感想:吐いた直後にディープキスしてくれるのが最高。たぶんガチゲロ。

1973
【第60位】『最後の晩餐』
公開:1973年(フランス・イタリア)
監督:マルコ・フェレーリ

吐瀉物:ピッツァ等
ゲロ色:黄
吐く人:ダニエル(金髪・巨乳)
演者:ソランジュ・ブロンドー
状況:飲んで食ってセックスして糞尿垂らしてゲロって死ぬのが人間。
感想:悪趣味っていうか…本能に正直な映画。こういう不愉快さは大好き。

Spy 2015
【第61位】『SPY/スパイ』
公開:2015年(アメリカ)
監督:ポール・フェイグ

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:スーザン・クーパー
演者:メリッサ・マッカーシー
状況:ブッ殺した人がエグい死に方してて気持ち悪くなっちゃってゲボォ!
感想:死体にボトボト垂れてて面白かった。監督はゲロが好きそう。

The 40 Year Old Virgin 2005
【第62位】『40歳の童貞男』
公開:2005年(アメリカ)
監督:ジャド・アパトー

吐瀉物:ダイキリ
ゲロ色:紫
吐く人:ニッキー(ヤリマン)
演者:レスリー・マン
状況:飲み会でひっかけた女はクレイジーなアル中でした…童貞喪失を断念。
感想:ほんと可愛い。レスリー・マンにだったらゲロぶっかけられてもいい。

Space Cowboys 2000
【第63位】『スペース・カウボーイ』
公開:2000年(アメリカ)
監督:クリント・イーストウッド

吐瀉物:米系
ゲロ色:白
吐く人:勇敢な若者
演者:不明
状況:曲乗り飛行で気持ち悪くなって吐いちゃう。乗り物酔い。
感想:ゲロを素手で拭うトミー・リー・ジョーンズがカッコイイ。

Bad Boys II 2003
【第64位】『バッドボーイズ2バッド』
公開:2003年(アメリカ)
監督:マイケル・ベイ

吐瀉物:不明
ゲロ色:白
吐く人:マーカス・バーネット(マイアミ市警察官)
演者:マーティン・ローレンス
状況:葬儀社で死体を調べていると死体の頭が外れちゃってゲボォ!
感想:ベイの残酷趣味が炸裂している爆笑シーン、メッチャ笑えます。

Bad Santa 2003
【第65位】『バッドサンタ』
公開:2003年(アメリカ)
監督:テリー・ツワイゴフ

吐瀉物:酒
ゲロ色:黒(?)
吐く人:ウィリー・T・ストークス(サンタクロース)
演者:ビリー・ボブ・ソーントン
状況:オープニング。ゲロ吐きサンタの隣にタイトルが登場。
感想:この映画を一枚の画で表すならばこのシーンなんだと思います。

Happiness 1998
【第66位】『ハピネス』
公開:1998年(アメリカ)
監督:トッド・ソロンズ

吐瀉物:ツナサンド
ゲロ色:黄
吐く人:ジョニー(小学生)
演者:イヴァン・シルヴァーバーグ
状況:友だちのパパは小児性愛者!ア○ルの処女を奪われたJは体調不良に!
感想:眠らされてる間に中出しされたのだと思うと超最悪…。カワイソウ。

PROJECT X 2012
【第67位】『プロジェクトX』
公開:2012年(アメリカ)
監督:ニマ・ヌリザデ

吐瀉物:ビール
ゲロ色:白・黄・茶
吐く人:コスタ、JB他
演者:オリヴァー・クーパー、ジョナサン・ダニル・ブラウン他
状況:パーティーでハメを外して呑みまくってゲロり。
感想:宴が盛り上がりすぎると誰か吐くっていうお約束。屈辱感は薄め。

 1985
【第68位】『ブラッド・シンプル』
公開:1984年(アメリカ)
監督:コーエン兄弟

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:ジュリアン・マーティ(酒場の経営者・夫)
演者:ダン・ヘダヤ
状況:腹(チンコ?)を蹴られた男がカメラまで寄ってきて跪き嘔吐。
感想:ゲロ描写率の高い監督なのでこだわりは強そう。3回くらい吐いてた。

District 9 2009
【第69位】『第9地区』
公開:2009年(アメリカ・南アフリカ共和国・ニュージーランド)
監督:ニール・ブロムカンプ

吐瀉物:不明
ゲロ色:黒
吐く人:エイリアン(エビ)
演者:---
状況:エビがちょっと酒を飲み過ぎただけ…?
感想:暗示的な意味合いなのかも。その後主人公もエビ薬の副作用で嘔吐。

Fucking Amal 1998
【第70位】『ショー・ミー・ラヴ』
公開:1998年(スウェーデン)
監督:ルーカス・ムーディソン

吐瀉物:酒
ゲロ色:白
吐く人:エリン(ヒロイン)
演者:アレクサンドラ・ダールストレム
状況:若者がムシャクシャして酒飲んでオエー!っていうよくあるやつ。
感想:退屈な田舎の逃げ場の無さに激しく共感。わかりやすい自暴自棄。

Super Troopers 2001
【第71位】『だめんず・コップ』
公開:2001年(アメリカ)
監督:ジェイ・チャンドラセカール

吐瀉物:ビール
ゲロ色:白→茶
吐く人:ロッド
演者:ケヴィン・ヘファーナン
状況:調子こいて呑みすぎました。
感想:テンポのいい記号的なゲロ。

Aliens 1986
【第72位】『エイリアン2』
公開:1986年(アメリカ)
監督:ジェームズ・キャメロン

吐瀉物:アンドロイドの血液
ゲロ色:白
吐く人:ランス・ビショップ(医療従事用アンドロイド)
演者:ランス・ヘンリクセン
状況:エイリアンに胸を貫かれ体を真っ二つに引き裂かれるビショップ。
感想:超カッコイイ名シーン。牛乳とヨーグルトを吹いてます…。

Fear and Loathing in Las Vegas 1998
【第73位】『ラスベガスをやっつけろ』
公開:1998年(アメリカ)
監督:テリー・ギリアム

吐瀉物:不明
ゲロ色:茶
吐く人:ドクター・ゴンゾー(弁護士)
演者:ベニチオ・デル・トロ
状況:カットが変わったらいきなり便器に汚物がべちゃあ!
感想:汚い…。飲み過ぎた翌日みたいな気分になる。

The Devils 1971
【第74位】『肉体の悪魔』
公開:1971年(イギリス)
監督:ケン・ラッセル

吐瀉物:---
ゲロ色:白
吐く人:ジャンヌ・デザンジュ(修道院長)
演者:ヴァネッサ・レッドグレイヴ
状況:口に注入器具つっこんでゴボゴボゴボ…。
感想:悲惨。

Feast 2006
【第75位】『The FEAST/ザ・フィースト』
公開:2006年(アメリカ)
監督:ジョン・ギャラガー

吐瀉物:体液、蛆、血など
ゲロ色:黄緑
吐く人:フィースト
演者:---
状況:窓から小屋の中にゲロ攻撃…??(浴びたデブがちょっと溶ける)
感想:化け物にフェラさせられて吐いちゃうっていう面白ゲロもありました。

Frankenfish 2004
【第76位】『フランケンフィッシュ』
公開:2004年(アメリカ)
監督:マーク・A・Z・ディッペ

吐瀉物:不明
ゲロ色:白
吐く人:メアリー(ヒロイン)
演者:チャイナ・チャウ
状況:エグい死体を目撃して気持ち悪くなっちゃう。
感想:人が死ぬ映画でよく見るパターン。典型。

Minority Report 2002
【第77位】『マイノリティ・リポート』
公開:2002年(アメリカ)
監督:スティーヴン・スピルバーグ

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:犯罪予防局員
演者:不明
状況:トムVS元部下たち。嘔吐棒で突くとゲロロロローン!!
感想:これがなければゲロゲリ棒も存在しなかった(かもしれない)…。

You Don't Mess with the Zohan 2008
【第78位】『エージェント・ゾーハン』
公開:2008年(アメリカ)
監督:デニス・デューガン

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:ヘンリー・ウィンクラー(カメオ出演)
演者:ヘンリー・ウィンクラー
状況:リムジンの運転手が乱暴な運転するもんだから乗り物酔い。
感想:ピューッと水っぽいゲロ。コメディ映画の定番ギャグ。

2000
【第79位】『ヴァンダの部屋』
公開:2000年(ポルトガル・ドイツ・フランス)
監督:ペドロ・コスタ

吐瀉物:不明
ゲロ色:白
吐く人:ヴァンダ・ドゥアルテ
演者:---
備考:ドキュメンタリー
状況:咳こんでゲロ吐いたと思ったら布団で折り畳んで鼻歌、口笛。
感想:理解できず…。印象には残りました。麻薬中毒者の日常。

slaughtered vomit dolls 2006
【第80位】『Slaughtered Vomit Dolls (原題)』
公開:2006年(カナダ・アメリカ)
監督:Lucifer Valentine

吐瀉物:---
ゲロ色:---
吐く人:多数
演者:不明
状況:拷問もヤバいけどゲロが強烈。吐いて飲んで吐いてが連続する地獄。
感想:完全にイカれた映画。誰にも薦めないし面白くないけどショッキング。

The Butterfly Effect 2004
【第81位】『バタフライ・エフェクト』
公開:2004年(アメリカ)
監督:エリック・ブレス、J・マッキー・グラバー

吐瀉物:不明
ゲロ色:白
吐く人:エヴァン
演者:アシュトン・カッチャー
状況:つらい過去から現在に戻ってきて目が覚めて嘔吐。
感想:エグい死を見て吐いちゃう映画だけで100本ありそう。

Turks Fruit 1973
【第82位】『ルトガー・ハウアー/危険な愛』
公開:1973年(オランダ)
監督:ポール・バーホーベン

吐瀉物:不明
ゲロ色:茶
吐く人:エリック
演者:ルトガー・ハウアー
状況:食卓で向かいの人間にぶっかけて、その後トイレの鏡にもう一度。
感想:ルトガー・ハウアーはゲロ吐いててもチンコ出してても超カッコイイ。

The Invasion 2007
【第83位】『インベージョン』
公開:2007年(アメリカ)
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル

吐瀉物:エイリアンの細胞
ゲロ色:黄緑
吐く人:タッカー・カウフマン
演者:ジェレミー・ノーサム
状況:人間にゲロを飲ませて地球を侵略!顔面にぶっかけろ!ゲボォ!
感想:発想はB級で面白かった、もっとガンガンやればよかったのに…。

The Big Hit 1998
【第84位】『ビッグ・ヒット』
公開:1998年(アメリカ)
監督:カーク・ウォン

吐瀉物:酒等
ゲロ色:黄
吐く人:モートン・シュルマン(アル中の父親)
演者:エリオット・グールド
状況:一触即発の修羅場でドバァ…。一番ダメなタイミングで出しちゃう。
感想:最高のゲロ親父。久々に酒飲んだんですかねー。かわいいなあ。

Hostel 2005
【第85位】『ホステル』
公開:2005年(アメリカ)
監督:イーライ・ロス

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:パクストン(主人公)
演者:ジェイ・ヘルナンデス
状況:殺される恐怖でビビりすぎて吐いちゃう。
感想:汚い。けど、ゲロっちゃうのも納得の状況。

Bad Guy 2001
【第86位】『悪い男』
公開:2001年(韓国)
監督:キム・ギドク

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄緑
吐く人:キム・ソン・ファ
演者:ソ・ウォン
状況:風俗で働かされる絶望からヤケ酒して翌朝に目覚めの一発!
感想:ドロッとしてて気持ち悪い。アジアの映画は吐瀉物が生々しい。

Trick 'r Treat 2007
【第87位】『ブライアン・シンガーのトリック・オア・トリート』
公開:2009年(カナダ・アメリカ)
監督:マイケル・ドハティ

吐瀉物:チョコバー
ゲロ色:茶
吐く人:チャーリー
演者:ブレット・ケリー
状況:校長の家のお菓子を盗んだらおしおきされたデブ風船。
感想:キャスティング最高。映像特典も良かった。

Anacondas 1997
【第88位】『アナコンダ』
公開:1997年(アメリカ)
監督:ルイス・ロッサ

吐瀉物:人間
ゲロ色:肌色
吐く人:アナコンダ
演者:---
状況:丸呑みしたジョン・ヴォイトをちょっと消化してゲボォ!
感想:お残しされるヴォイト最高。不味そうだもんなッ!

Bring It On 2000
【第89位】『チアーズ!』
公開:2000年(アメリカ)
監督:ペイトン・リード

吐瀉物:不明
ゲロ色:紫
吐く人:他校の生徒
演者:不明
状況:女子高生が試合の直前にプレッシャーかけられまくって吐いちゃう。
感想:ヨーグルト?フルーチェ?みたいなゲロ。可愛い。

Super 8 2011
【第90位】『SUPER 8/スーパーエイト』
公開:2011年(アメリカ)
監督:J・J・エイブラムス

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:マーティン
演者:ガブリエル・バッソ
状況:目の前で人死に(攫われただけだけど)があったのでショックで…。
感想:ビビり方がへなちょこっぽくて良い。ゲロ要員。

Deathgasm 2015
【第91位】『デビルズ・メタル』
公開:2015年(ニュージーランド)
監督:ジェイソン・レイ・ハウデン

吐瀉物:血
ゲロ色:赤
吐く人:多数
演者:不明
状況:悪魔に取り憑かれた町の人々が全身の穴から血ゲロぶー!!
感想:噴出の勢いも強くて気分爽快だし豪快で超面白い☆

Doc Hollywood 1991
【第92位】『ドク・ハリウッド』
公開:1991年(アメリカ)
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ

吐瀉物:不明
ゲロ色:茶
吐く人:急患
演者:不明
状況:舞台は病院なので。患者が運ばれてきたと思ったら…ブボッ!
感想:場面転換の為だけのゲロ、みたいな印象。なんとなくTV的。

Deadpool 2016
【第93位】『デッドプール』
公開:2016年(アメリカ)
監督:ティム・ミラー

吐瀉物:不明
ゲロ色:銀色(透明?)
吐く人:コロッサス
演者:ステファン・カピチッチ
状況:折角イイ話っぽい演説してたのに、アッサリ人殺しちゃうからゲロ。
感想:世間が求める理想のヒーロー像なんかにならなくてホントに良かった。

Little Nicky 2000
【第94位】『リトル★ニッキー』
公開:2000年(アメリカ)
監督:スティーヴン・ブリル

吐瀉物:酒
ゲロ色:黄
吐く人:酒を呑んだ子供
演者:不明
状況:未成年の飲酒が合法化されたので飲んだら吐いた。
感想:どうでもいいシーンだけど意外とドバドバ出してて好き。

Barry Lyndon 1975
【第95位】『バリー・リンドン』
公開:1975年(イギリス・アメリカ)
監督:スタンリー・キューブリック

吐瀉物:不明
ゲロ色:白
吐く人:ブライアン・パトリック・リンドン
演者:デヴィッド・モーリー
状況:決闘直前になり死の恐怖から嘔吐してしまう。緊張ゲロ。
感想:緊迫感は伝わってきましたが、かなり少量&地味!

AMERICAN PIE PRESENTS BAND CAMP 2005
【第96位】『アメリカン・パイ in バンド合宿』
公開:2005年(アメリカ)
監督:スティーヴ・ラッシュ

吐瀉物:ポテトチップス、他人の唾液
ゲロ色:黄
吐く人:マット・スティフラー(童貞高校生)
演者:タッド・ヒルゲンブリンク
状況:唾液100%ジュースを飲んでから嘔吐促進剤でゲロり。
感想:オエーッ!他人の涎をゴックン、嫌。終盤の集団嘔吐事件は楽しい。

Adventureland 2009
【第97位】『アドベンチャーランドへようこそ』
公開:2009年(アメリカ)
監督:グレッグ・モットーラ

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:子供
演者:不明
状況:汚物の掃除はジェシー・アイゼンバーグのお仕事。
感想:子供がゲロ吐いてるような職場では働きたくないです!

Godzilla 2014
【第98位】『GODZILLA ゴジラ』
公開:2014年(アメリカ)
監督:ギャレス・エドワーズ

吐瀉物:放射熱線
ゲロ色:青白い
吐く人:ゴジラ
演者:---
状況:トドメの口移し…からの首もぎ取り。
感想:ゲボオオオオーーー。最高。

The Mangler 1995
【第99位】『マングラー』
公開:1995年(アメリカ)
監督:トビー・フーパー

吐瀉物:不明
ゲロ色:黄
吐く人:ジョン・ハントン(刑事)
演者:テッド・レヴィン
状況:超絶悲惨な残酷工場で元は人間だった肉の塊を見て、うぷッ!
感想:こんな惨たらしい現場にいたら吐くでしょ絶対。これワースト1。

South Park Bigger Longer Uncut 1999
【第100位】『サウスパーク/無修正映画版』
公開:1999年(アメリカ)
監督:トレイ・パーカー

吐瀉物:不明
ゲロ色:茶
吐く人:スタン・マーシュ
演者:トレイ・パーカー(声の出演)
状況:Wendy「Hi! Stan」→ゲロぶっかけ…っていう、いつものやつ。
感想:スタンは最高。


タイトル一覧


  1. スタンド・バイ・ミー
  2. エクソシスト
  3. モンティ・パイソン 人生狂騒曲
  4. プロブレム・チャイルド2
  5. 地獄の門
  6. タクシデルミア ある剥製師の遺言
  7. バッド・テイスト
  8. チーム★アメリカ/ワールドポリス
  9. スペル
  10. スウィート・ムービー
  11. Mr.ゴールデン・ボール/史上最低の盗作ウォーズ
  12. デトロイト・ロック・シティ
  13. キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
  14. 40男のバージンロード
  15. イーストウィックの魔女たち
  16. マルチプル・マニアックス
  17. 処女の生血
  18. 50回目のファースト・キス
  19. おとなのけんか
  20. シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
  21. 猟奇的な彼女
  22. ザ・フライ
  23. ピアニスト
  24. アポロ13
  25. ポゼッション
  26. ゾンビ・ガール
  27. おまけつき新婚生活
  28. スターシップ・トゥルーパーズ
  29. 酔拳2
  30. わたしが美しくなった100の秘密
  31. スペースバンパイア
  32. 超能力学園Z
  33. レクイエム・フォー・ドリーム
  34. ブライズメイズ/史上最悪のウェディングプラン
  35. グエムル -漢江の怪物-
  36. パペット・マスター
  37. アドレナリン:ハイ・ボルテージ
  38. お!バカんす家族
  39. MOUTH
  40. 銀河ヒッチハイク・ガイド
  41. ヒッチャー
  42. 吐きだめの悪魔
  43. ザ・スタッフ
  44. 深海からの物体X
  45. ピッチ・パーフェクト
  46. ルールズ・オブ・アトラクション
  47. オープン・ウォーター
  48. オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式
  49. 死霊のはらわた(2013)
  50. アメリカン・パイパイ ようこそ美乳天国へ
  51. シド・アンド・ナンシー
  52. キングピン/ストライクへの道
  53. 少林サッカー
  54. ガールズ・ルール 100%おんなのこ主義
  55. K-19
  56. トリック・ベイビー
  57. デアボリカ
  58. ラッシュ/プライドと友情
  59. セックス・イズ・ゼロ
  60. 最後の晩餐
  61. SPY/スパイ
  62. 40歳の童貞男
  63. スペース・カウボーイ
  64. バッドボーイズ2バッド
  65. バッドサンタ
  66. ハピネス
  67. プロジェクトX
  68. ブラッド・シンプル
  69. 第9地区
  70. ショー・ミー・ラヴ
  71. だめんず・コップ
  72. エイリアン2
  73. ラスベガスをやっつけろ
  74. 肉体の悪魔
  75. The FEAST/ザ・フィースト
  76. フランケンフィッシュ
  77. マイノリティ・リポート
  78. エージェント・ゾーハン
  79. ヴァンダの部屋
  80. Slaughtered Vomit Dolls (原題)
  81. バタフライ・エフェクト
  82. ルトガー・ハウアー/危険な愛
  83. インベージョン
  84. ビッグ・ヒット
  85. ホステル
  86. 悪い男
  87. ブライアン・シンガーのトリック・オア・トリート
  88. アナコンダ
  89. チアーズ!
  90. SUPER 8/スーパーエイト
  91. デビルズ・メタル
  92. ドク・ハリウッド
  93. デッドプール
  94. リトル★ニッキー
  95. バリー・リンドン
  96. アメリカン・パイ in バンド合宿
  97. アドベンチャーランドへようこそ
  98. GODZILLA ゴジラ
  99. マングラー
  100. サウスパーク/無修正映画版



シャマランもジャッカスも入ってない!やり直し!
・・・みたいな苦情が来たらまたやります(笑)


おしまい

自宅鑑賞の記録 (2017年1月)

01/01 『レスラー』
    『FUCK』○
    『気狂いピエロの決闘』○
01/02 『アポカリプト』
01/03 『最凶家族計画』○
    『釜山行き』
    『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』
01/04 『嗚呼!おんなたち・猥歌』
    『(秘)色情めす市場』
    『フィアー・エックス』○
01/05 『素敵な人生の終り方』
    『ロクヨン 前編/後編』○
    『お引越し』
01/06 『魚影の群れ』
    『ディストラクション・ベイビーズ』
01/08 『ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して』○
    『バーニー/みんなが愛した殺人者』
01/09 『喜劇王』
01/10 『食神』
    『バンデットQ』
01/12 『美代子阿佐ヶ谷気分』○
01/13 『風の谷のナウシカ』(TV放映)
01/14 『容疑者、ホアキン・フェニックス』○
    『ペントハウス』
01/15 『暴走!ターボ・バスターズ』○
    『暴走!ニトロ・バスターズ』○
01/16 『オオカミ少女と黒王子』○
    『ふきげんな過去』○
01/17 『ブルースチール』
    『カタクリ家の幸福』
    『なにわ遊侠伝』
01/18 『ゼブラーマン』
    『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』○
    『悪 WARU』○
01/19 『殺し屋1』
    『忍たま乱太郎』○
01/20 『男の花道』
    『自転車吐息』
    『日本で一番悪い奴ら』○
01/21 『恐怖』
    『隣のリッチマン』○
    『ペルセポリス』
    『コンプライアンス 服従の心理』○
01/22 『バクシーシ山下ドキュメント第1弾 毎度お騒がせ~』○
    『神様のパズル』○
01/23 『やるっきゃ騎士』
    『ピンクリボン』○
    『ドライヴ』
01/24 『青春100キロ』○
01/25 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(BSジャパン版)
01/26 『ウェルカム・ドールハウス』
    『ハピネス』
    『ストーリーテリング』
01/27 『おわらない物語 アビバの場合』
01/28 『SWEET SIXTEEN』○
    『ザ・シャウト/さまよえる幻響』
    『バイオハザード』
    『この空の花 長岡花火物語』○
01/29 『青春デンデケデケデケ』
    『ロックよ、静かに流れよ』
    『サード』
01/30 『ダークホース リア獣エイブの恋』
    『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
01/31 『遠い空の向こうに』○
    『パワーレンジャー 劇場版』○
    『ザ・グリード』



1月は計66本(くらい)鑑賞!初見は27本!

※後ろに○が付いているものは初鑑賞映画。


『トッド・ソロンズの子犬物語』感想。

人生なんて孤独でみじめで悲しいもの、ダックスフントも人間もそれは同じ。
可愛いワンコ(♀)が飼い主の勝手な都合でヒドい目にあい続ける話…?
個人的評価:★★★★★★★★★☆☆ 80点
Wiener-Dog
2017年01月14日公開/88分/アメリカ/映倫:G
原題:WIENER-DOG
監督:トッド・ソロンズ
出演:エレン・バースティン、キートン・ナイジェル・クック、キーラン・カルキン、ジュリー・デルピー、ダニー・デヴィート、グレタ・ガーウィグ、トレイシー・レッツ、ゾーシャ・マメット

五年ぶりになるトッド・ソロンズの新作です。いやーもう大満足。毎度のことですが今回も露悪的な内容。なので賛否はあるでしょうが、個人的には傑作だと思いましたよ。すごく面白かったです。『ダークホース』では「皮肉な笑いが好きなんだ」ってことをネタにしていましたが、ますます開き直っていってるような気がします。犬好きの方が観たら激怒するようなオチでしたー。

Wiener-Dog003

あらすじ

病気がちな子供を持つ母親(ジュリー・デルピー)は、ダックスフントを新しく家族として迎えるものの、あまりにも問題ばかり起こす子犬に音を上げる。結局その子犬は色々な家庭をたらい回しにされることに。子犬は映画学校の講師を兼任するピンチに陥った脚本家(ダニー・デヴィート)や、ひねくれた女性(エレン・バースティン)のところを渡り歩き……。
(以上シネマトゥデイより)

Wiener-Dog012

感想

4つのエピソードを描いたオムニバスに近い作品だと思います。主人公は飼い主から次の飼い主へと渡り歩いてゆくダックスフント。元ネタはブレッソンの『バルタザールどこへ行く』だったようです。そちらの主人公は一頭のロバで飼い主に振り回されながらも苛酷な旅を続けてラストでのたれ死んでしまう…というブラックコメディです。ソロンズの犬は美しく眠るように死んだりはせず、どストレートな死にざまでした!笑っていいのかダメなのか迷うような…そんな映画です。犬が主人公と書きましたけど、おそらく実質の主人公は犬を取り巻く”腐った人間たち”でしょうねー。

Wiener-Dog001

最初の飼い主は小児ガンを患った少年レミ。彼の父が誕生日にダックスフントをプレゼントしてくれるのです。すぐに仲良くなるレミでしたが、犬のエサにグラノーラ・バーを与えたことで大変な事態に……。結果的にはそれが原因となりダックスフントを手放さなければならなくなってしまうのです。

いつものように今回も冴えない人間しか登場しません。人々は各々なにかしら問題を抱えており、いつもなにかに悩み苦しんでいる…。

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少年の母親役のジュリー・デルピーは最高でした。いちいち毒々しいっていうか、犬への愛情がなくて面白かったですね。「去勢」とか「安楽死」の説明も雑だし、言ってることは正しいんだけど伝え方が最低で…。久しぶりに見たら下半身デブのしわくちゃオバサンに変貌していたのも衝撃的でした。役作りのために美貌を崩壊させちゃったんでしょうか…。デルピー完全に太ってた。

父親役には『KILLER JOE』を書いた劇作家トレイシー・レッツ!(好き!)

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ファレリー兄弟でもやらないようなウンコ描写はサイテーすぎて最高。長々と映し続けて『月の光』流すから、ここのシーンはさすがに馬鹿かと思った…。しかし”不快”を表現しているのなら上手くできているのかも!

「お前らドビュッシーかけときゃ美しく見えるんだろ!?」という皮肉かな。

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どうでもいいけど似てた。『ストーリーテリング』では『アメリカン・ビューティー』のパロディなんかもやってたし、これもそうなのかな…?

内容は真逆といってもいいかも。ってか、単に似ちゃっただけだと思うけど。肝心な部分が描けてないぞリンクレイター!というあてつけならスゴイ。

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その後、レミの両親はダックスフントを安楽死させることを決意して、地元の動物病院に預けることとなるのですが…。そこで働いていた助手のメガネ女子が犬を抱えて脱走してしまう!彼女のアダ名は”ウィーナー・ドッグ”(犬面)

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最初にグッときたのはやっぱり「ドーン・ウィーナーが生きていた!」ってことですねー。ドーンといえばソロンズの劇場デビュー作『ウェルカム・ドールハウス』の主人公だったメガネの女の子です(あの頃はまだ小学生でした)。『おわらない物語 アビバの場合』の冒頭はドーンの葬式でした。なので、彼女は自殺して死んだのだと思っていたのですが、実はまだ生きていたのです!!獣医の助手として元気に働いているなんて!!(役者はヘザー・マタラッツォからグレタ・ガーウィグに変わっていましたが…)

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もうそれを確認できただけでも嬉しかったですよ。その上、当時は彼女をいじめていたブランドンも登場。二人はスーパーでバッタリ再会し、最終的には、なんとなくイイ仲に…。ブランドンにダウン症の兄弟がいたという事実も驚きでしたし、演じていたキーラン・カルキンも合っていたと思います。一見するとボンクラに見えますが、寂しげで目に光がない感じがとても良かった。

第2話は比較的希望に溢れる終わり方。登場人物たちが前に進もうとする意欲も多少感じました。まだまだ続きそうな話だし次作があるのなら次も見たい!

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世の中にはダウン症や障害者だっているわけで、そういった人達を排除せずに登場させるトッド・ソロンズはやっぱり愛に溢れた映画監督だと思いますよ。良くも悪くも無差別なんじゃないのかな。夫婦がダウン症のために避妊治療を受けさせられているというのは強烈な一撃でした。犬にも人にも子供にも老人にも容赦なし。しかし、これが現実だし、”普通”なんでしょう。世界は残酷。

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個人的にはダニー・デヴィートが主役の第3話目が一番面白くて好きでした。脚本を売り込もうと必死になるがプロデューサーに軽くあしらわれてしまい、講師を勤める映画学校の学生たちには小バカにされる。みじめで悲しい老いた脚本家が爆弾犯になるまでのストーリー。泣きたくなるくらい冴えない小男。けど、おかしくて笑ってしまう。よくできた喜劇だと思います。

若い頃に一本だけ映画を当てた老人を嘲笑う学生、彼もまた一本の映画が当たっただけの人間なのです。老人と同じような人生を歩むことになるかもしれないが、将来に不安などは感じていない様子…。全体的にはシニカル全開な内容なんですが、この辺のリアリティが一番あったかなー。「好きな映画は?」と問われて「大量に観すぎて思い浮かばないなあ」と延々と続ける学生なんかは単純に「こういう奴いるよなー!」って感じだし、しつこくて面白い!

ソロンズは長編デビュー作『Fear, Anxiety and Depression(恐れと不安と憂鬱)』でウッディ・アレンと作風が似てると言われたことを未だに根に持っているんでしょうか…。アレンが”前時代的”とか”化石”だとか台詞でボロクソに言わせちゃうのはそのまま自虐ネタになっているわけで…NY大学で教鞭をとっている監督ですし、脚本家のモデルはソロンズ自身に間違いないでしょうね。「俺の悪口を言う批評家は爆死させるぜ??」っていうことなのかなー(違うと思うけど)。マジで最高。

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最後の飼い主はエレン・バースティン。豪華なキャスティングですよねー。

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人生は枝分かれした選択肢を諦めていく作業なのです…。もし○○していたら現在はどうなっていたのだろう、と過去を悔いるように未来を見つめるエレン婆。もし芸術の勉強を続けていたのなら、孫に金を無心するだけの虚しい今も存在しなかったのかもしれない。ヌードモデルになって股を広げる人生は本当に正しかったのだろうか…?

死が近付いてくるとこんな心境になるのかも、とも思えましたが、なんとなく虚しいエピソードでした。人はいつでも後悔している生き物だし、それは死ぬまで終わらない…。あまりにも哀しくて虚しくてやるせない。

けど、きっとそんなもんなんでしょうね…。人生はなるようにしかならない。どれだけあがいたところで脚本家が考える「もしも・どうする」が通用しないのがノンフィクションの世界。オムニバス方式のように見えて、実はそれぞれ微妙に繋がっているのも面白かったです。第4話で犬は「ガン(cancer)」と名付けられていましたし…。それにしても、過去の自分が死ぬ間際にお迎えに来るって…イヤだなあ、会いたくない。悪夢でしょ!

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ラストでダックスフントはトラックに轢き殺されてペチャンコになりました。その後も後続の車にしつこく何度も踏み潰されて(4回だけだけど)、死骸の皮は再利用されてロボットになりましたとさ………おしまい。

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キレイゴトばっかり見たいわけじゃないですし「あー現実ってこうだよなぁ」と思わせてくれるトッド・ソロンズの視点はやっぱり面白い。ハリウッド映画が描かない(こともないけど)悲惨な現実を過剰に誇張しすぎずストレートに見せてくれている感じがします。犬がトラックに轢き殺されて死ぬなんてことリアルでは日常茶飯事だろうし、まあ、カワイソウではあるんだけど、人生が終わる瞬間だって似たようなものなんでしょう…。

アンモラルな終着点を想像すれば逆に予定調和かもしれません。ですが「人間って素晴らしい」みたいな安易な結末に落ち着かないのは、個人的に好きですね。死んだら全部が終わり。死体が何に利用されようと知ったこっちゃないですよ。それは人間も犬もどんな生き物も同じ…。

大オチは、正直「そこまでやる!?」って気もしましたけどね(笑)。

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登場するのは”普通”(以下?)の人間たちです。人間なんて誰でも不幸を抱えているもので、人には言えないネガティブな部分を包み隠さず切り取って映像化しちゃうのがトッド・ソロンズなりの優しさなのかなと勝手に思ってます。他人の不幸を見て激昂したりウンザリしちゃう人も多いとは思いますが、それを見て救われる人だっているわけで、そういう人に向けて作品を撮り続けているんですよね、たぶん!

ソロンズの映画にいつも感じることは、ネガティブな人間(小児ガンの少年、犬面の処女、シャブ中の元いじめっ子、ダウン症の夫婦、苦悩する脚本家、メクラの老女など)を肯定してくれるような優しい視点と価値観のフラットさ。そこは全作品に共通しているような気がします。誰にでも生や死や幸や不幸は平等に訪れる、さらに言えば「良い」や「悪い」が無価値であるということ。人生にやたらと意味を付けたがる…そんな映画への皮肉にも思えます。

そういう点も今回はキッチリ一貫していたのかなと。安心しました。
・・・ということで、大傑作。

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ちゃんと首チョンパも見せてくれた!(サービス精神としか思えない)

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あと、インターミッションも最高でしたよ。88分しかない短めの映画なんですが、中盤で休憩時間があるのは笑いましたわ…。トッド・ソロンズってこんなベタなギャグもやるのか!ってことで嬉しくもあり、おかしかったですねー。その間ダックスフントはいくつかの修羅場を渡り歩きながら飼い主から飼い主へと荒野を放浪。いやー面白くないんだけど笑っちゃう。


↑予告


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ドーンが出てます。

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トッド・ソロンズの最高傑作!

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