いけにえ映画狂い

外国映画の感想文。お気に入りシーン備忘録など。ネタバレしてます!

日本未公開

『カン・フューリー』感想。(劇場未公開)

超カッコイイぞ、カン・フューリー!80年代は最高だッ!ヒトラーを殺せ!!
個人的評価:★★★★★★★★★☆ 90点
Kung Fury
2015年05月22日公開(カンヌ)/31分/スウェーデン/映倫:---
原題:KUNG FURY
監督:デヴィッド・サンドバーグ
出演:デヴィッド・サンドバーグ、ヨーマ・タコンヌ、スティーヴン・チュウ、レオポルド・ニルソン、アンドレアス・カーリング 

いやーーースゴイ。ほぼ何も知らずに観ました。けっこう前の映画ですが…。動画は下に貼ってあるんで未見の方は(いないか)観てみてください↓↓



あらすじ

発端は一年前のことだった。警官であるカン・フューリーは相棒のドラゴンと共に謎のカンフーマスターを追っていた。ところが犯人を逮捕して気を緩めたドラゴンは一瞬でぶった斬られ殺されてしまう。ドラゴンはカン・フューリーにとって父親のような存在だった。許せん…許せんぞ!怒りに燃えた彼はカンフーマスターに銃を向ける。しかし、引き金を引こうとしたその瞬間、落雷の直撃を受けて気を失ってしまう…。意識を失った際に見た光景、それは少林寺でカンフーに励む僧侶たちの姿だった。目を覚ますとカン・フューリーの肉体は変異し、そこにはカンフーの精神が宿っていた…。なぜなら彼は選ばれし者だったからだ。相棒を殺されて悲しみに暮れるカン・フューリー…。その時、彼は誓った。超カンフーパワーで犯罪と闘うことを。

Kung Fury05
彼の名はカン・フューリー。世界一の警官だッ!!

感想

最高すぎ!!!!!!!ありがとうカン・フューリー!!!!!!!!

映画ってわけわからなくてもいいんですよね、面白ければ!という超当り前なことに気づかされたというか再確認させてくれるような映画でした。とにかく面白すぎ。むっちゃ好みですよー、こういうの。荒唐無稽で素晴らしい。超絶おバカな映画だコレは!感動した!全編にハイテンション!良い!好きだッ!

Kung Fury01

舞台は1985年、マイアミ。街は荒れ果てていた。殺しが日常と化したこの街では警官さえも無力だ…。そんなある日、ゲーセンで「クソゲー」と罵られたゲーム機が暴れ出す事件が発生。駆けつけた警官はなす術もなく殺人マシーンの餌食となってしまう。

ということで、冒頭から超スゴイ展開。ゲーム機(筐体)がトランスフォームして人を襲い始めます。連絡を受けたカン・フューリーはカウンタックに跳び乗って現場へ急行。そしてゲーム機とのおもしろバトルに突入し、月をバックに成層圏で殴り合いコイツを撃破…。もうね、こんなこというとアレだけど…ツッコミどころ満載ですよッ!見てて叫びだしたくなった(笑)!

クソゲーに文句垂れただけで頭部をぶっ飛ばされるガキ!素晴らしいぞ!

Kung Fury11

車に乗るだけでも超変だし、いちいち面白いことやろうとしてる感じ。普通のことしてもつまんないから異常なことやろうぜ!っていう精神かなー(笑)。まあ、そんな感じの世界観です(どんな感じだ)。「なんだこれ!?」と思う部分はすべて面白味といってもいいかもしれない。

なぜ相棒が半分恐竜かって?そのほうが面白いからだッ!的な。退屈なシーン一切なし。なので至福の30分でした。最高に濃密。面白いシーンだけがギュッと詰まってる感じ。「ありえねー!!」の連続です。とにかくスゴイ。

Kung Fury06

相棒のドラゴンが殉職したため、一匹狼になったカン・フューリー。しかし、署の規則のため新たな相棒と組まなければならない。で現れたのが、半分人間半分トリケラトプスのトリセラコップ(すげえ)!ファンタジー要素も充分!

「こんなヤツと組めるかよ!オレは警官を辞める!」

カン・フューリーはアッサリ辞職しようとする…。しかしそんなとき、現代にタイムスリップしてきたヒトラーに署長が撃ち殺されてしまう(ここは電話の使い方がスゴイ)。正義の人カン・フューリーはこれに激怒。「許せんッ!」ってことで最強のハッカーであるハッカーマンと共に調査を開始。手がかりである電話番号を逆探知したところ犯人がヒトラーであったことが判明する…。

Kung Fury02

ヒトラーが時を越えて現われた目的は、”選ばれし者”を抹殺するためだった。

1940年代、ヒトラーはカンフー王者だった(後に名前をカン・フューラーに改名…したらしい)。最強の座を狙うため、何年もの間ナチスで人体実験を繰り返すヒトラー。が、ついにはカン・フューリーの技を習得できず、突然消息を絶ってしまう。だがしかし、ヒトラーはカン・フューリーになることを諦めてはいなかったのだ…。

一子相伝的なやつなんでしょうね、たぶん。

Kung Fury14

ヒトラーの企みに気付いたカン・フューリーは、計画を阻止するため奴を抹殺することを決意する…。カン・フューリーのいる時代は85年。ということで、ハッカーマンの発明したタイムマシンで過去へとタイムスリップすることに(キーボードに乗ってスケボー感覚で)。

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ビジュアルも画質も音楽も80年代テイスト!

Kung Fury15

そして無事タイムワープに成功!…かと思ったらトラブルのためにバイキング時代へとやってきてしまう…。さらに、到着早々レーザーラプターに襲われるハメに…。「クソっ、戻りすぎたぜ!」とか言ってるカン・フューリー。

もう面白すぎて、言葉が出ない。ニコニコしちゃう展開の連続!

そんな時、タイミングよく現われるヴァイキングの女。彼女に命を助けられて事なきを得たカン・フューリー。それから忠告に従い谷から非難し事情を説明したところ、「じゃあ、あの人に頼めばいいんじゃね?」ということで、雷神ソーを紹介してもらい、なんとか目的の時代へ行けることに。ちゃんとお礼にデカい携帯電話をプレゼントするところはさすがだ!バーバリアナ様も素敵!

Kung Fury04

で、ついにクライマックスです(全編クライマックスみたいな内容だけど)。最大の見せ場はナチスとの決戦シーン。ここもちょー最高!

恐竜、ロボット、半獣人、バイキング美女、雷神ソー…という濃すぎるメンツが大集合。さらに主人公がカンフー警官で敵がナチスなので、ものすごく濃厚な画面です。マジでいろんな要素ぶち込んだ闇鍋状態なんで、まあ見てるだけで幸せな気分になりますよ。ともかく、ナイスでイカすゴキゲンな仲間たち。ここからはこいつらがナチをバッタバッタと殺害しまくる…だけかも(笑)。

見せ場の連続っていうか、もう止まらないハイテンションっぷり。敵は基本的に雑魚しかいないので、殺される要員という感じ。とにかく爽快な人体破壊のオンパレードだし、悲壮感はゼロ。やってること滅茶苦茶なんだけど、キャラはそれぞれ信念持って行動している気がするし、そこもイイ。ナチ皆殺し映画の傑作だと思いますよ、個人的には。

登場人物みんな好き。なんでだろ…。アホっぽいからかな(褒めてる)。

Kung Fury12

後半の決戦シーンで個人的に大好きだったのは、カン・フューリーがガンガンナチ兵をぶっ倒していくこのシーン。格ゲー(横スクロール型)のパロディをやってるんですよねー、たぶん。敵の動き方なんかも相当意識していると思います。画面がなんとなくスーファミっぽいし、ここは90年代かも…。

奥行きがほとんどなくて、奥に群がるナチ兵達は完全にモブに徹しているのが面白かったです。あと、ここでもけっこう残酷な殺し方しているのが笑えました。首蹴り千切ったり、首捥ぎ取ったり…とにかく首!やっぱ生首量産タイプの殺人鬼が一番わかりやすくてサイコーっすね(個人的には超好みです)!

カン・フューリーの動きもキレッキレで良かったと思う!カッコイイし!ナチ兵をスケボーにしてスイスイ滑ってバラバラにした後ヌンチャクにするのとか爆笑!!!!!!!!発想が狂ってる!!!!!!!!

Kung Fury13

終始ギャグが炸裂してました。タンクでナチを叩き潰して「Tank you」とかゲーム機を破壊して「ゲームオーバー」など、トドメの際の捨て台詞も秀逸。基本的に殺人はほぼほぼ全部ギャグ。「気骨が足りん。”骨抜き”だ!」で脊髄ごと頭を引っこ抜くシーンが一番好きかなー。声も最高にシブイっすね!

捨て台詞はシュワルツネッガーを意識してると思う。絶対そう!

Kung Fury16

しかし、最強すぎるカン・フューリーも機関銃には勝てなかった。ヒトラーに撃ち殺されてしまうのです…。死後の世界はアニメーションで表現されます。

死亡した途端にカン・フューリーは突然アニメ化され、スーパーカーに乗ってコブラとカーチェイス。しかも、だだっ広い砂漠の真ん中で…と思ったら次は場面が転換し、デジタル?宇宙?に移動して、テレポーテーションして天国へ到着………………書いてても意味が分かりませんが、たぶん見れば状況は理解できると思います(できないかも)。なんかのゲームが元ネタなのかな。

Kung Fury09

人の好さそうな善コブラ(神様?)と出合うカン・フューリー。状況を説明してくれるコブラ。一刻も早く現世に戻りたいカン・フューリー。それはムリだと言うコブラ。「ふざけんな!オレは警官だぞ!公務執行妨害だ!法を犯している!殺す!」ってことでコブラを蹴りつけてやっつけたら、なんとカン・フューリーが甦っちゃう…って、なんじゃそりゃ!と思ったら、ハッカーマンが傷の手当てをしてくれてたんですね。いいやつだなあ。

で、目が覚めたカン・フューリーは、ヒトラーのチンコをぶん殴ってバーン!
ぶっ飛んだヒトラーが地面に倒れたところをソーがハンマーでペッシャンコ!

「跡形も無いな…。」よし、任務完了!世界から脅威は去った…かと思われたのだが、現代に戻ったカン・フューリーはデジャヴを感じ気づいてしまう……ヒトラーがまだ死んでいなかったことに!!

おしまい

Kung Fury10

『マイアミ・バイス』、『ロボコップ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ターミネーター』等々のパロディがテンコ盛りの超絶80年代ムービーでした。もちろんVHSを感じる瞬間も。全編が80年代への愛情で満ち溢れていて、もう大感動&大爆笑。作り手側の「オレはこれが好きなんだ!これがやりたいんだよ!」っていう熱い想いをガンガン感じる良い映画だなって思いました。好きなもんブチ込んだ上でちゃんと面白くなってるから、そこがスゴイ。個人的には大傑作。スウェーデンにも中学生みたいな監督がいたんですねー。

続編やるのかな?やんないのかな?わかんないけどやってほしい!!

「お前泣いてんの?」「泣いてないよ…」「泣いてんだろ!」「泣いてないってば…」ということで、最高だったぞカン・フューリー!!!!

Kung Fury03

まだまだ見たいよー。2シーズンくらい見たい。

Kung_Fury
ポスターデザインも超かっこよかった!!


『泥棒は幸せのはじまり』感想。(劇場未公開)

IDを盗まれたビジネスマンと、超クセ者女詐欺師が巻き起こす一大騒動!!
たっぷり笑ってほろっと泣けるハートフル・コメディということでバカ度は低め。

個人的評価:★★★★★★☆☆☆☆
IDENTITY THIEF
2013年02月08日公開(米)/111分/アメリカ/映倫:指定なし
原題:IDENTITY THIEF
監督:セス・ゴードン
出演:ジェイソン・ベイトマン/メリッサ・マッカーシー/ジョン・ファヴロー

<あらすじ>
コロラド州デンバーで、妻と2人の娘と共に幸せな日々を過ごすビジネスマンのサンディ。そんな彼の元にある日、身に覚えのないクレジットカードの高額請求が来てしまう。なんとサンディの個人情報が盗まれ、悪用されてしまったのだ。サンディは自分のIDに記録された数々の悪行のため、警察の事情聴取を受けるハメに。さらには、職場の上司から、問題を解決しなければ解雇すると言われる始末。こうしてサンディは、自分を陥れた女詐欺師ダイアナを捕まえるため、2000マイルも離れたフロリダへ向かうのだったが…。
(以上allcinemaより)

IDENTITY THIEF4

『テッド』プロデューサーと『モンスター上司』監督による強力タッグ!
そして、主演はジェイソン・ベイトマンメリッサ・マッカーシー!
なので、けっこう期待値高めで観たのですが、うーん…面白さは普通!
面白いんですが、爆笑または号泣するほどではなかったです、残念ながら。
とくに笑いの部分がどれも微妙に思えてしまいました。
「もっと○○すればいいのに…」と思うシーンはたくさんありましたー。
序盤はコメディ、中盤はアクション、終盤は感動のヒューマンドラマという感じ。

惜しい作品です、すごく面白くなりそうではあったんですけど。
主人公の煮え切らない怒りがけっこう不満でした。
完全に被害者なんだからもっとブチ切れてもよかったはず!
とにかく中途半端な映画でしたよ!

『アイアンマン』の監督・ジョン・ファヴローはクソ上司役で登場!

IDENTITY THIEF15

主人公は投資会社に勤めるサンディ・パターソン(ジェイソン・ベイトマン)。
”サンディ”というのは男女兼用の名前らしく、名前を言うたびに「女みたいだ」と笑われる主人公。そんな女性名に目をつけたクレジット詐欺師であるダイアナ(メリッサ・マッカーシー)がカードを偽造するところから物語は始まります。

サンディから個人情報を聞き出し電話一本で財産を盗み出してしまう彼女。
そしてオープニングからやりたい放題で、他人の金を使って豪遊!ハメを外しすぎた結果、サンディ・パターソン名義でダイアナは逮捕されてしまいます。

無計画なデブ女の悪事はすぐにサンディへ伝わることとなり、彼がガソリンスタンドで支払いをしようとすると、すでに限度額を超えカードは利用停止。カード会社へ確認するとフロリダで他人がカードを使用していたことがわかるのです。
その後、2週間前にダイアナが起こした事件によってサンディに容疑がかかり、逮捕状が出ていたことで彼は警察に捕まってしまう。
しかし逮捕された女性の写真を見て、サンディが事件を起こしたのではないと警察も理解します。とはいえ州も管轄も違うためダイアナを逮捕することはできません。彼が身の潔白を証明するためにはダイアナをコロラド州まで連れてきて自白させるしかなかったのです。

IDENTITY THIEF5

会社に不満を持った仲間たちで新しく会社を立ち上げてサンディは副社長になったものの、IDを乗っ取られたためにカードを6枚も焦げつかせてしまいます。
そのため彼の信用度は240点(ホームレス以下)、投資会社は信用第一!
このままだとサンディは解雇されてしまう。
そこで社長を説得し、一週間の休暇をもらうサンディ。
真犯人を捕まえるためにフロリダへ向かうことを決めたのです。

序盤はダイアナの悪態っぷりが、けっこうマジでムカつきました。
身勝手な犯罪者には面白さより嫌悪感のほうが強かったです。
フロリダに着くと、わりとアッサリとダイアナを見つけ出し彼女の捕獲に成功。
そして二人の旅が始まるのですが、道中に彼らを阻む敵が現れ事態は思わぬ方向へ…。フロリダからコロラドへと車で向かうロードムービーです。

IDENTITY THIEF12

主人公たちを追いかけるのはT2のT-1000ことロバート・パトリック!
この人の登場はちょっとテンション上がりました!
ダイアナの借金取りが雇った人探しのプロです。
けっこう暴力的な人間ですが、人は殺しません。そして弱い。
愛車をぶっ壊されてブチ切れるのですが、切れ方も微妙でしたよ。
もっと狂ってほしかった。そして、できれば走ってほしかった…。

IDENTITY THIEF9

それからヤクの売人が放った手下の二人組。
彼女たちも主人公を追ってきます。ジェネシス・ロドリゲスのクールビューティーっぷりはものすごく好きだったけど、この殺し屋コンビは全然ダメ!
ダイアナを消すために現われるものの、根性ないし見せ場ないし弱すぎ!
もっと頑張れと言いたくなった…殺し屋なんだからせめて一人くらい殺害しろ!
どうでもいいけど追いかける人たちはもうすこし必死になってほしい。

IDENTITY THIEF14

ということで、あまり楽しめませんでしたよー。
旅を共にするうちにお互いを認め合うラストも、だいぶ無難なオチでした。
ここは予定調和でガッカリ。驚きもありません。
文句のない穏便な形で収めたような印象でした。
カーチェイス、過激なセックス、銃撃戦なんかも一応あるのですが…。
どれも盛り上がる直前で終わってしまった感じです。

『モンスター上司』で瞬間的に一番面白いシーンってケビン・スペイシーが残酷に死ぬところだったんですが、そこは本編からカットしてるんですよね。なので今回もグロ描写は削っちゃったのかなーとか思ったりもしました。
ハッキリ言って、本作は絶望的にエロとバイオレンスが足りません。
家族向けムービーにするために排除したのかというと、そこまで徹底もしていないと思います。あるにはあるけど中途半端な描き方が多くて、残念でした。


最後にメリッサ・マッカーシーの本作での下品なシーン3選は以下!

IDENTITY THIEF6

同じくらい太ったオッサンと激しいセックス!(裸は一切見せず)

IDENTITY THIEF3

緑色のゲロ吐き!!(ここは最高だ)

IDENTITY THIEF11

泡風呂でオナニー!(シャワーの圧を利用して)

『パパVS新しいパパ』感想。(劇場未公開)

イケてる元パパVS空回りしっぱなし義理パパ、勝つのはどっちのパパ!?
『アザーガイズ』のコンビが復活!なのに、なぜかDVDスルーだった本作。

個人的評価:★★★★★★★☆☆☆
Home
2015年12月25日公開(米)/96分/アメリカ/劇場未公開
原題:DADDY'S HOME
監督:ショーン・アンダース
出演:ウィル・フェレル/マーク・ウォールバーグ/リンダ・カーデリーニ

<あらすじ>
ラジオ局の重役として働くブラッド。彼はサラという女性と結婚し、彼女が連れていた二人の子供の継父となった。ブラッドは穏やかで優しい性格の持ち主だが、真面目すぎる性分が少し退屈だと子供たちに思われており、彼自身もそんな子供たちとの関係を改善したいと願っていた。 そんなある日、サラの元夫で子供たちの実の父親であるダスティが家へとやってくる。特殊部隊の隊員だというダスティは、ブラッドとは正反対のワイルドでセクシーな男性で、子供たちはすぐに彼へ懐いてしまうのだった。 ダスティに嫉妬したブラッドは、子供たちの支持を取り戻そうと躍起になるが、対するダスティもブラッドに勝つため様々な手を使ってくるのだった。こうして実父と継父の大人気ない戦いはいつしかどんどんエスカレートしていってしまう。
(以上ウィキペディアより)

Home2
レッチリのチャド・スミスにしか見えない。

俺たちシリーズでおなじみウィル・フェレルの最新作です。
主演作が日本で冷遇されてるような気もしますが、大好きですよ。
今回のウィルはいつもの過剰なクレイジー野郎ではなく、善良なパパでした。(まあ、変なことしますけど)

監督は『なんちゃって家族』の脚本家・ショーン・アンダース!!(最高だ!)
下品な下ネタなどもあるにはありますが、だいぶ抑えてた印象です。
ファミリー向けムービーなので過激なオゲレツ系ギャグはなかったし、トラジコメディのようなエグさも避けてた気がします。
ちゃんと家族で楽しめる内容になっていると思いましたよ。
しかしアメリカのコメディなので、障害者にボールをぶつけてブッ倒したり、危険なスポーツで死にかけたり、生々しい交尾があったりと、基本的な笑いの要素は必要最低限しっかり描写!

※途中マーク・ウォールバーグのチンコ画像があるので注意!!

Home3

あらすじにも書いてあるんですが、要は継父VS実父なんですよね。
子供たちに好かれたくてしょうがないパパ2人が奮闘するという話。
そしてこれが醜い争いというよりは、単にバカですよ!
大人げのない意地の張り合い。
「おれのほうがすごいだろ!」
「いや、おれのほうがすごいし!」
「くっそ~!!」

…というもの。
わりと終盤までこれのやり合いでした。
文句言ってるみたいですが、ここが面白いところです。

ウィルが義理の子供たちと仲良くなれずに悩んでいたある日、子供たちの実父から突然電話があり、家にやって来るということに。
ライバルである実父を演じるのは『テッド』のマーク・ウォールバーグ!
なので、もうホントに最高です。
真面目な顔して真剣なほど、妙にバカっぽくてすごくイイ!!
立ち振る舞いとか無駄にマッチョな肉体とか、居るだけで面白かったですよ。

Home7
マーク・ウォールバーグの巨根をみんなで眺めて絶句している上画像。

ウィル・フェレルが子供に愛情を求めるのには深刻な(?)理由があって、彼は不幸な事故から子供がつくれない体になってしまったのです。
つまり、タマナシ野郎なんですね。
この不幸な事故というのも本当にバカ(としか言いようがないもの)で…悲惨。
歯医者で事件は起こるのですが、歯科医もウィルも両方ともバカだよ!!
まあ、そんな不幸があり落ちこんでいた時に今の奥さんと出会い二人の連れ子のパパとなったウィルなのでした。

しかし子供にはパパだと認めてもらえない。むしろ、すこし嫌われている。
父親になることは誰にでもできるが、親父になることは難しい。
そのためには忍耐と真心が必要なのです。

冒頭で娘がウィルの似顔絵を描いてくれるのですが、これがまずヒドい。
パパの頭にはホームレスのウンコが乗せられており、目玉にはナイフが突き刺さっているという無邪気なもの…。子供は残酷だ!
ウィル・フェレルが完全にイイ人なだけにちょっと不憫でした。そのため最初から「ウィルがんばれ!」という気持ちになりましたー。

Home11

オチなんですが、ここの部分だけは予定調和なのでアッサリ書きます。
ちゃんと検査してみたらウィル・フェレルのキンタマは子供が作れるものだったということが中盤で判明。(冒頭の解説はウィルの思い込みだったんですね)
そしてセックスに励んだ結果、ちゃんと赤ちゃんできました!という結末。

ウィルが検査をするため病院へ行くシーンが個人的には一番好きでした!
子供ができないタマナシのウィルに対して、マークのほうは絶倫の巨根男
しかも彼が紹介してくれた世界的名医は下品でおかしなクソ野郎。
「マークのキンタマはすごいからみんな見てみろ!」という流れになり、みんなでそれを見て驚いていたりして…すごくバカでサイコー!

巨根という設定は絶対『ブギーナイツ』を意識していたと思います。マーク・ウォールバーグといえばどうしてもこれが思い浮かぶので説得力抜群でした。

Home13
伝説となった『ブギーナイツ』のラストがこれだ!(30センチのデカマラ)

その後、精液を取るためにウィルは個室に入り自慰行為をすることに。
ズボンを下ろし下半身丸出しの状態で行為を始めようとするのですが、傍の窓にかかったブラインドが開いているのが気になってしまい、少し手で触れてみるとブラインドごとバサッと落っこちてしまいます。
そして、窓を隔てた隣の部屋ではなぜかパーティーが行われており、下半身を知らない人たちに見られてしまうという恥ずかしい事態に!
けっこうキツい恥辱なのですが、何事もなかったようにカットが切れるところなどすごく良かったです。演出のテンポが良いので退屈なんかはまったくなし。
下ネタもけっこうあったんですが、肝心のモノは直接映さないのでギリギリセーフな感じもしました。それに、もし主演がベン・スティラーだったらそういう部分も隠さず全部見せていたはず!(だからそれよりはちょっとマシ!)

Home4

子供たちに好かれるためのパパ2人なんですが、どのサプライズもけっこう好きでしたよ。シンプルな脚本も面白かったです。
幼い子供なので、とりあえず欲しがってるものを与えれば喜ぶんですね!

マークからの最初のプレゼントがこの汚らしい犬
ほとんどゴミみたいな風貌なんですが、こんなのでも子供たちは大喜び!
両目は白く濁っているし、今にも死にそうな老犬にしか見えません。
さらにマークが言うには、ドブに落ちてたのを拾ってきたそうです。
犬なら何でもイイ!とにかく欲しい!という心情の子供たちとしては大喜びする出来事であり、「パパ(実父)大好き!」な状態に…。子供って単純!
これが悔しかったウィルは後々になってポニー(小さめの馬)をプレゼント!

動物をヒドい目に遭わせるネタはアメリカのコメディ映画ではほとんど鉄板なのか、毎回のように登場しますねー。だいたい障害を持っているか、変な死に方をして爆笑というパターン。不謹慎ではありますが笑えます。

Home5

ゴツい体でゴツいバイクに跨るマーク・ウォールバーグは、ほとんどゴリラ。
そんな強そうなパパが子供たち的には超クール!
なので、ワイルドなパパ対決ではマークが圧勝でした。

妻に邪魔なバイクを移動させるように頼まれたウィルは「チャンスだ!」と思い大奮闘。バイクに乗ってカッコイイところを見せようとしたのですが、変に気合いが空回った結果、家の壁を破壊した上に愛車までぶっ壊してしまうハメに!
そして、なぜかバイクは無傷!!都合良いんですが、超楽しいシーンでしたよ。
スピード感があって面白い。しかも子供たちを轢き殺しそうになる最低なパパ。

Home6

次は、スケボー対決です。
庭に立派な小屋とデカいハーフパイプを勝手に建設するマーク。
まあ、頭がどうかしてますが…子供たちは大喜び。
スポーツ万能なマークはスケボーのテクニックもプロ並み!

ウィルはここでも「今度こそいいところを見せてやる!」とマークに対抗。
古いスケボーを引っ張り出してきて屋根の上から滑ることに。(バカ!)
しかし、案の定大失敗。
高く舞い上がったウィルは頭上に張られていた電線に直撃!
そして、一旦死亡………(!)。
マークの適切な処置によって何とか一命を取り留めます。
当然子供たちは義父に失望しますよね…。

何をやってもうまくいかずマークに惨敗続きのウィル。
後半に入ってからは今までの負け分をどうにか金の力で盛り返します。
山ほどプレゼントをあげて、子供たちの愛情を金で買う最低っぷり。
しかし、こういうゲスいことをしてこそウィル・フェレルだ!

Home8

そしてバスケット対決ですね。
ここはけっこう大惨事感があり、盛り上がります。
ウィルは値の張るチケットをダフ屋から購入。
そして家族でバスケットの試合観戦へ。
NBAファンの息子は大興奮。

しかし会場に到着すると、チームの関係者にマークの知り合いが偶然いたことで、さらに良い席で観戦できることになってしまいます。
家族はウィルを残して別席へ移動…。
高額なチケットを買ったことで妻にも怒られ、やけになったウィルはヤケ酒!
そんな時に運悪く(良く?)、シュートを決めたらディズニーワールド!の挑戦者に選ばれてしまうのです。ウィルは酔っぱらっていることで日頃の鬱憤が爆発し、マイクパフォーマンスでは最低な暴言を連発。場内からは大ブーイング。
肝心のシュートは傍に立っていた金髪チアリーダーの頭に直撃!
もう一投やらせろと投げたボールは足の不自由な子供に命中!
最悪な状況でしたよ!!(おもしろかったです)

このことで家族から見放されたウィルは家に入れてもらえず会社で寝泊りすることに…。逆に、マークは父親になるためのチャンスをもらうのですが、社交的で何でもこなせるにも関わらず、まっとうな父親としての役目は全く果たせずに挫折して逃亡。そして酒場で呑んだくれ。

Home10

そんなことがあったことで2人は傷を舐め合うように和解していくのです。
そしてラストのダンス対決に突入していくのでしたー。

暴力なんてクールじゃねえし、ダンスで対決だ!って感じの導入部が良い。
この時点で2人はすでに意気投合しているため、敵はクソ親とクソ子供
ここではマークの超人的身体能力が炸裂したり(スタント使ってましたが)、長男の悩みが解決したりと、いろいろとスッキリしていくので気持ちよかったです。
娘との踊りもうまくいき「どっちのパパも最高だよ」と、ここは予想通りな着地。

その後、マークは新しい妻と再婚!
ウィルの家のすぐ隣に豪邸を建てて住むことになります。
再婚相手の妻に連れ子がいたことで、今度はマークが当初のウィルと同じような悩みを抱えることになるのでした…。
そんな感じで、その後の展開を想像してしまうラストでしたよ。

Home9
ここも完全にネタバレですが、大好き。

好きなキャスト&監督の映画なので、かなりヒイキ目な感想だと思います。
(ほとんどあらすじ書いてただけで感想僅かでしたが)
正直、ギャグがところどころいききってないんですよねー。
そのへんはレイティングを意識したためなのだと思ってますけど。
あと、やっぱりウィル・フェレルにはキチガイな役を演じてほしい。
善人でもいいんだけど、主演作は気が狂ってないとダメだ!
うーん…どうしても物足りなさが残ってしまう。

ラストは続編に繋がりそうなものだったし、2があることを期待します。
この映画って本国ではヒットしたんでしょうか、ちょっと気になりました。
とにかく、次回はマーク・ウォールバーグVSジョン・シナだ!

Home12
大オチのキャスティングが最高。

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