いけにえ映画狂い

外国映画の感想文。お気に入りシーン備忘録など。ネタバレしてます!

アクション

『ハクソー・リッジ』感想。(PG12)

ありがとう、メルギブ。
個人的評価:★★★★★★★★★★ 100点
Hacksaw Ridge 00
2017年06月24日公開/139分/オーストラリア・アメリカ/映倫:PG12
原題:HACKSAW RIDGE
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、テリーサ・パーマー、サム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン、ヒューゴ・ウィーヴィング、ルーク・ブレイシー、レイチェル・グリフィス

10年ぶりのメル・ギブソン監督作。『プライベート・ライアン』が引き合いに出されるのも納得の大傑作でしたー。未見の方はとりあえず劇場へ!

以下、ネタバレしてます。

Hacksaw Ridge 07

あらすじ

第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され……。
(以上シネマトゥデイより)

Hacksaw Ridge 01

感想

いやーーもう最ッ高。監督メル・ギブソンなので面白くないはずがない!とは思っていたんですが、今回も凄まじかった…。もう圧倒的!一切容赦なし!

前半は「主人公がなぜ武器を持たないのか!?」ということをみっちり描き、後半は地獄の沖縄戦って感じでした。殺すことが当たり前という特殊な状況下で自分らしく生きた衛生兵の物語。戦争という究極の修羅場においても信念を曲げずに自分を貫き、75人もの命を救った良心的兵役拒否者が主人公。まず、「戦争には参加するが殺人は絶対的に拒否する!」という設定がすごく良い。そんで、これが実話っていうところもまたすごい。

人を殺すという行為がいかに異常なことなのか、また、戦争がいかに無意味なことなのか、そういったことを手加減なしに突き付けてくる内容。間違いなく戦争映画史に残る傑作だと思います。

Hacksaw Ridge 10

とりあえず戦闘シーンが最高すぎ。戦場とは人体が破壊される地獄なのだ…!

予想はしてたけどゴアゴアな人体破壊のオンパレードで、もう凄い…。衝撃的だったし圧倒されました。そこらじゅうで人間がミンチになってて、肉塊の山盛り状態。戦場で兵士は火だるまとなり、敵も味方も関係なく頭や身体をふっ飛ばされてあっけなく死んでいく、バラバラになって転がった屍には蛆がわきデカい鼠が集り、仲間の死体さえも盾に利用される狂った非日常空間。

現場は死屍累々の地獄絵図。そこに丸腰でいることの恐怖感…。観ている自分が戦場に投げ込まれたような臨場感があり、音圧も凄まじかった。死にざまは荒唐無稽な面白さよりもリアリティを重視していたと思います。

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『ランボー 最後の戦場』級の人体破壊描写が連続する地獄絵図…。あれよりもっと生々しいかも。かなりリアルで作り物感ほとんどなし。『パッション』終盤のキリスト様とか『アポカリプト』の取り出された内臓レベルのゴア描写がそこらじゅうにゴロゴロ転がってる修羅場が後半は延々と続きます…。あと『スターシップ・トゥルーパーズ』の影響もありそう。

文句なしの残酷表現だと思いました。『ブレイブ・ハート』でも血塗れの殺し合いを描いていましたが、今回はあれを百倍ハードにした感じ! 過剰っちゃ過剰なんだけど、実際の人死にはこれくらい過剰なものなんじゃないの?とも思うので、うん…これが戦争でしょう。これが戦争だッ!!

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(不謹慎かもだけど)正直むちゃくちゃ面白かったです、皮膚のビロンビロン具合とかたまらん。あと、内臓のミンチ具合も最高だし。反戦映画は残酷描写を徹底的に!ってのが基本だと思うんですが、もうやりすぎなくらい血みどろで…凄い。特殊メイク&特殊効果の方々も良い仕事してました。迫力ありすぎて、笑ってしまうようなゴア感覚。CGを極力使用しないっていう撮影方法はジョージ・ミラーへのリスペクトなのかなーとかも思っちゃいました。

Hacksaw Ridge 17

戦争の超残酷さはもちろんなんですが、それ以上に重要だったのがヒューマンドラマ部分だと思います。テーマとなるのは主人公の「信念」。『顔のない天使』でも『ブレイブハート』でも『パッション』でも『アポカリプト』でも形は違えどそれぞれ一貫して「信念」を描いてきたメル・ギブソン監督。どれも「人を救う」という点では共通しており、今回はどストレートに「人を救う」話。ヒーローを描くのも毎度のことなので『ハクソー・リッジ』はメルギブの集大成といっても過言じゃない映画かもしれません。

演じるアンドリュー・ガーフィールドもハマっていました。

Hacksaw Ridge 25

幸せな思い出の現場が小高い岩山の「崖」の上ってのも良かったです、後に妻となる彼女ともそこへ行きます。このへんは決戦の舞台となる崖を意識してるんだと思いますけど、幸福な場所であるはずの崖が地獄になったり、幼少期のトラウマである「レンガ」と「ベルト」で人命を救助したりと小道具の使い方や対比がいちいち巧い。

ハクソー・リッジとは沖縄戦において最も熾烈といわれた激戦地・前田高地のことだそうです。詳しい戦況説明などはほぼありませんでしたが、重要なのはデズモンドの信念を描くことなので問題なかったと思います。二時間を超える上映時間も長さを感じさせずテンポも良いのであっという間。これだけの話を描くには十分必要な時間だったのかなと。

Hacksaw Ridge 03

後半の描写がとにかく強烈な映画でしたが、前半もメチャクチャ面白いです。信仰に目覚めるトラウマ体験、暴力を振るうPTSDの父、軍隊への入隊、仲間からの激しいシゴキ、軍法会議と父の愛などなど戦地に行き着くまでの過程がじっくり描きこまれています。ここが超しっかりしているからこそ後半の地獄絵図が際立ってくるという構造。

個人的に共感したのは、デズモンドが兵士に志願する理由。「みんな戦ってるから」と単純なところがすごく良かったです。前半から「普通じゃない部分」をガンガン現してくる主人公ですが、同時にしっかり共感させるてくれる言動なども存在します。そのために狂気を狂気と思えなくなってくる瞬間があり、傍から見れば「超やばい奴」には違いないんですがそういう人間になる過程を知ってしまっているため擁護したくなる、そんな感じ(うまく言えない)。

Hacksaw Ridge 21

日本兵に関してはけっこうステレオタイプな描き方でした。けど、あくまでもアメリカ人目線の物語なのでまあ予想の範囲内だったかなーと思います。

切腹は岡本喜八の『沖縄決戦』でも描かれていましたが、直後の首チョンパはさすがメルギブ!!という感じ。同時に日本兵が白旗振って降参…からの姑息なダマシ討ち!ってのも描いているため、ここは観た人の賛否が大きそう…。ただ、異教徒の描き方としては簡潔的でわかりやすいし、個人的にはメッチャ面白かったですよ。刀を振り下ろす瞬間はほとんどご褒美みたいな(笑)。

Hacksaw Ridge 05

テリーサ・パーマーは登場するごとに衣裳チェンジしてるので、コスプレ感が最高でした~。金髪・青い瞳・白衣の天使というファーストショットも完璧。主人公が彼女に惹かれたのは「人を救う側の人間」ってのも理由としてあったかもしれません。画的に魅せる演出もすごくイイ。理想のヒロイン像っすね。

Hacksaw Ridge 26

伏線なども含めてかなり練られた脚本だと思いました。「銃に触れない主人公」なんですが、実際は終盤で銃を手にする瞬間があり、人を殺す道具で人を救うという展開が気持ち良かった。銃との距離感・使い方・触れさせ方も無駄がなく上手い。

それと、鬼教官(ってほどでもないか)がヴィンス・ヴォーンというのも嬉しかったですねー。役者はみんな大好きでしたよ。もちろんヒューゴ・ウィーヴィングも素晴らしかったし!

Hacksaw Ridge 22

ということで平凡な感想しか出てきませんが、信念を貫くことの素晴らしさをおしえてくれる良い戦争映画だったと思います。それと、単純にむちゃくちゃ面白かった。

結局何が一番良かったのか考えると「みんなにバカにされ臆病者扱いされてたアイツが戦地で英雄に!」というよくある超絶胸アツ展開かも、個人的には。細かい部分もいろいろ好きだったんだけど、一番心に響いたのはそこかなと。

デズモンドの信念が最も表れていたと思うのは、洞窟で瀕死の日本兵と遭遇するシーンでした。敵も味方も関係なく「命を救いたい」という気持ちが見ていてすごく伝わってくる、聖人扱いされるのも納得です。自分はこんな人間には決してなれないけど素直にすごいなあと思うし、拍手喝采したい気分でした。それと、やっぱり「武器を持たずに沖縄戦に巻きこまれていく男の実話」ってのが強烈で、とにかくもう感動した。文句なし。なので100点。

今後も「俺はこう思うんだよ!」って感じのメルギブ映画を撮り続けてほしいなーと思います。ありがとうございました!

Hacksaw Ridge 23

ラストは実際のデズモンド・ドスが登場。実話ベースの映画にありがちな映像ですが、やっぱりご本人が登場すると胸が熱くなる…。2004年に制作されたドキュメンタリー『The Conscientious Objector』もその後で見たのですが、こっちもヤバかったッ!

mel

尊い。


↑予告


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』感想。

銀河の運命は、彼らのノリに託された!
個人的評価:★★★★★★★☆☆☆ 70点
Guardians of the Galaxy
2017年05月12日公開/136分/アメリカ/映倫:G
原題:GUARDIANS OF THE GALAXY VOL.2
監督:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、デイヴ・バウティスタ、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ、エリザベス・デビッキ、クリス・サリヴァン、ショーン・ガン、シルヴェスター・スタローン、カート・ラッセル

観てきましたー。

熱心なアメコミ映画ファンってわけでもないし原作は読んだことないので全然詳しくないです。ジェームズ・ガンは大好き。前作は文句なしの大傑作でしたが、Vol.2は…期待しすぎたかなぁ。

Guardians of the Galaxy05

あらすじ

“スター・ロード”ことピーター・クイルをリーダーに、凶暴なアライグマのロケット、マッチョな破壊王ドラックス、ツンデレ暗殺者ガモーラなど、たまたま出会ったノリで結成された宇宙の“はみ出し者”チーム、<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、強大な力を持つ“黄金の惑星”の指導者アイーシャ率いる無敵艦隊から総攻撃を受け、彼らの宇宙船ミラノ号は壊滅寸前に…。間一髪、ガーディアンズを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで相手の感情が分かる能力を持つマンティスだった。仲間からの忠告にも関わらずエゴに魅了されていくピーターの姿を見て、次第にチームの絆に亀裂が…。そこへ“ピーター育ての親”ヨンドゥが率いる宇宙海賊の襲撃や、さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していく。はたして、ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは? そして、彼らは絆を取り戻し、銀河を救うことが出来るのか? その運命の鍵を握るのは、チーム一小さくてキュートなガーディアンズの最終兵“木”グルートだった…。

Guardians of the Galaxy07

感想

文句なし!傑作!ではないけど、普通に面白かったです。

ギャグ、アクション、お涙頂戴をこれでもかとガンガン詰め込んだ過剰とも思えるファンサービスてんこ盛り映画。もうおなかいっぱい、胃もたれしそう。前作はセンスの塊で文句のつけようもない大傑作でしたが今回はサービス精神の塊みたいな内容でした。普通のことやったんじゃ1作目は越えられないし「やりすぎ」くらいじゃないとダメってことでしょうね、おそらく。

Guardians of the Galaxy09

で、感想なんですが、途中までは超ノリノリで楽しかったです。だけど後半の展開は湿っぽくて苦手…という感じかなー。GotGに求めていたものは第一に「楽しさ」だったので、苦悩みたいなシリアスなもんは必要最小限でいいし、これ見よがしな涙は似合わない気がします。ロケットには堪えてほしかった。

「家族とは?」というテーマに対しての決着のつけ方も若干陳腐だし、前作に比べると熱いもの(チーム感等々)もそれほど感じられず、サントラも今回はビミョー。単に好みじゃなかっただけだと思いますが、あまり興奮できず…。シーンに合わせた歌詞にも冷めるばかりで全体的にはもっさりした印象です。ハマってんだか外してんだか分からない曲も多かった(ピンポイントで流れる『恋のバンシャガラン』とか)。ガッカリってほどではないけれど。

期待したほどではなかった、というだけです。期待値はメチャクチャ高かったので。前作クソ面白かったし、予告で今回も面白そうだったから。で、実際に観てみたら面白かったけどバランスは良くないっつうか…とにかく過剰。

Guardians of the Galaxy01

とりあえず良かったところは、タイトルバック!超サイコー!

もう正直ここが一番テンション上がりましたよ。続編映画の醍醐味中の醍醐味「アイツらが帰ってきた!」を感じられるシーン。キャラ造形は前作で完全に出来上がっちゃってるんで、いきなりのクライマックス!!っていうパターンっすねー、もう最高。ありがとうジェームズ・ガン、観てよかった…。ELOが流れている間は至福でした。大ボス級のでっかいタコが降ってくるというトンデモ展開も「こういうのが見たかったッ!!」って感じだし。タコの首元から腹までかっさばいてドロドロした液体と共に流れ出るドラックスも最高すぎ。『スリザー』感ありましたねー。

昔はひとりで孤独に踊っていたピーターですが、今回はグルートがコミカルに踊り狂います。仲間たち(という疑似家族的な存在)が巨大触手生物と死闘を繰り広げている真っ最中にひとりで音に合わせてダンシング!(基本的に空気読めないやつが空気読めない行動してる場面はすべてが笑いどころ)

夢中になってたらママ(にしか見えないガモーラ)に注意されたり、虫っぽい生物を食べようとしてロケットに叱られたりと、もう完全にガキんちょ扱い。ぶっ飛んできたドラックスによってステレオを壊されて怒る様子なんかも幼児そのもの。ベビーグルート可愛いわー!ホント反則!ぶん殴りたい!

ということで、個人的には冒頭がピークでした。

gog

どうしようもないはぐれものたちがひとつの目標に向かって超がんばる!ってところが好きだったんですが、今回は団結感をあまり感じられませんでした。みんなバラバラ。その代わりキャラクターそれぞれの内面性を深く掘り下げるような内容なんですが…1作目で完成されたキャラクターを使って(良い意味で)悪ノリして遊んでいるようなシーンが多かったです。

物語の主軸となるのは、生みの親と育ての親との間で揺れ動く息子の葛藤なので、そこ以外はもっとアッサリした描き方でもよかったような気もしました。

ガモーラとネビュラの姉妹対決は面白かったし、キャラの魅力も増したけど、本作においてはそこまで重要なものとは思えませんでした。アクションはもうちょっと削っても問題なかったと思う。あと、マンティスは生理的にムリ…。可愛い子ぶったケバいババアみたいで好きじゃなかったです…顔もキャラも。ソブリン人の艦隊をやっつけてから一人だけぶっ飛ばされるのも冷めたし。

Guardians of the Galaxy08

ドラックスは「こんなにもバカだったんだ?」ってくらいにバカ一直線だし、トロマ仕込みの悪趣味ギャグ(義眼、指、人骨、700回ジャンプでの顔面崩壊など)なんかも嬉しいは嬉しいんですが途中でダレましたよー、どうでもいいような笑いを引っぱり過ぎでクドい。さらに見せ方もベタでオーソドックスになっていて、そこも微妙。サラッと流すような笑いのままでよかったのに!

「ここ笑うとこですよ!」「ここは泣くとこ!」って副音声で言われてる気分になってしまって、こんなに懇切丁寧にやらなくてもいいのになぁ…と思いました。グルートと同年齢程度の幼児が観ても楽しめる作りなのかも…。正直、寒いギャグもいくつかあった。

本来ならカットして特典映像で見せるべきシーンもガンガン入れ込んできてる印象でした。相変わらず万人向け仕様で「誰が観ても楽しめる映画」には変わりないんだけど、過剰なサービス精神だと思いました。結末がメソメソしてるからバランスを保つためにギャグを大量にぶち込んだって感じでなんしょうが不要に思えるものが多かったです…。バカっぽい笑いは大好物なんだけど。

あと、この内容でこの上映時間はやっぱり長いと思う。

Guardians of the Galaxy06

ベビーグルートは子供らしい子供って感じで可愛さのゴリ押し状態。上目使いで目ん玉ウルウルさせちゃったりして「どうだ!可愛いだろ!」みたいな…。たしかに超絶カワイイことには間違いないんだけどさ、ちょっとこれ見よがしすぎないですか?とも少し思う。すんません…。表情変えずに静かにゲロ吐くところは素直に最高だけど!

非人であっても相手が子供なら人体破壊には配慮もあるのかなー。

Guardians_of_the_Galaxy

個人的に面白かったのは、ソブリン人が室内にこもってゲーム感覚でピコピコ戦闘してるシーン。いかにもオタクっぽくてゲーセンみたいな空間だし、やられて「チックショー!」とか騒いでる金ピカ宇宙人たちの軽めのノリもすごく良かった。あと、テープの件も好き。このへんはただの好みです。

それと、「テイザーフェイス」に笑いを堪えきれないアイーシャとか雪の中で青い絨毯の上を歩くアイーシャなどはベターな感じなんだけど…エリザベス・デビッキが超絶美しいのでスベってても無問題。踏まれたい。

ego

意思を持つ有機体”惑星”であるエゴは神に最も近い存在である天界人。息子を探すために自身の分身を作り出し銀河を旅していた人物です。そんな彼がピーターの前に現れて…という話。まあ、ピーターの父親は惑星エゴだった!ってことですよね。『惑星ソラリス』が真っ先に思い浮かぶような設定でした。

自分が天界人であることを確信したピーターはパパとの対面を素直に受け入れ『フィールド・オブ・ドリームス』のようにキャッチボールなんかをしていたわけですが、エゴが母親を殺害していたことが発覚し…。そして、銀河を巻き込む親子喧嘩へと発展していくと。

たとえ父親が相手でもキレた瞬間即殺害!みたいなピーターの戦闘スタイルはとてもカッコイイし好感しかありません。親殺しはスペオペの伝統なのか…。当り前かもですがスターウォーズとかスタートレックなんかはバンバン意識している作りだと思います、全体的に。

kurt russel

今回もカート・ラッセルは超かっこいいオジサンでした(凶悪な)。

最初は善人として登場させておいて「実は悪役でしたー!」ってことなんだと思うんだけど、そもそもイイ人には見えませんでしたよ。だって演じてるのがカート・ラッセルだし。人殺しの顔でしょ。なので登場の時点でヴィラン感はムンムン!

そして、親と子のド派手な殺し合いが始まります…。

終盤のバトルは王道中の王道(なのかな?)。大バジェットのアクション映画でよく見るやつ、というよりは少年漫画っぽかったです。けっこうバカっぽい空中戦で空気感のギャップも含めて楽しめました。結局はサイコパスな役回りなのでキャスティングは正解だと思います、エゴ。

カート・ラッセルの最後は崩れ落ちるような死にざまが素敵でした。愛した女にわざわざ脳腫瘍を埋め込んで殺すっていうエピソードも好き。あと、(我が子たちの?)人骨の山もテンション上がりましたねー。残酷なショック映像は少なかったけど悪趣味なセンスは前作よりも炸裂してるのかも。出生の秘密を解説する件は少し退屈だったかなーという気がしないでもないです。

Guardians of the Galaxy03

1作目をはるかに上回るカラフルな世界観で、爆発なんかも超ド派手。CGは文句なしによくできていると思います。けど、画面内でものすごいことが起こっていてもそうは感じられないのは何なんでしょう。既視感のある映像だからなのか、特別な新鮮味はあまり感じられず…。たしかに凄い映像なんだけど、慣れちゃったのかなー。ミラノ号の戦闘シーン以降がとくに。

nightrider

デヴィッド・ハッセルホフの登場シーンはどれも笑えた。出オチ。

showngun

一番好きだったキャラクターは、マイケル・ルーカー演じるヨンドゥでした(みんなそうだと思うけど!)。本作の主役…は言い過ぎだけど、ヨンドゥの映画だと言っても過言じゃないくらいの扱いでした。ぶっちゃけ死んでほしくなかったなー。けど、まあ、妥当な結末なのかなと。

ロケットの「失う仲間はひとりで充分だ」みたいなセリフもヨンドゥを仲間だと認めた上での言葉であり、ピーターを必ず救うという信頼感があったからこそ出たもので、前作では「仲間と痛みを分かち合う」というクライマックスで笑い泣き状態になったんですが、今回彼らが共有する痛みは「ヨンドゥの死」だったんだと思います。さすがにノリだけじゃ銀河は救えないっすよねー。

ヨンドゥに「俺はメリー・ポピンズだ!」と言わせちゃうのもすごく上手いと思いました。もちろん地球の映画なんて知らないはずの人物なので、ここでの対応は清々しかったです。ピーターも内心では真の父親はヨンドゥだと認めていたってことですよね、たぶん。ヨンドゥとの永遠の別れを暗喩するという意味での『メリー・ポピンズ』でもあったと思います。個人的にはここがVol.2一番の名シーンかな。

Guardians of the Galaxy04

死体の雨を降らせる大量殺戮シーンも最高に気持ち良かった。

Guardians of the Galaxy10

ということで文句多めになっちゃったけど、けっこう楽しかった。

前作ほどはワクワクする気持ちになれなかったのと、ラストはめそめそ(ってほどでもないけど)泣いてんじゃねーよ!ってことで、非哀感が漂うシーンがアレだったので個人的には70点。ただ、自分が観たMCU作品の中ではかなり上位にランクインする面白さでした(何の説得力も無さそうだけど)。

ヨンドゥの死とピーターの走馬燈(しかも無音)のコンボだけでファンは泣き叫ぶに決まってますよねー。なので、まあ、良かった…。3作目もガンちゃんが監督・脚本なので次回も懲りずに期待したいです。

それとこれは好みの問題かもしれませんが「家族とは?」や「親の死」よりも「家族が形成されるまでの物語」のほうが何倍も魅力的なわけで…うん。

stanlee

最後は明るく笑いとばしてくれたけど大オチはハッキリ言って切れ味悪すぎ。エンドロールの入り方もエンドロール中の演出もダラダラしすぎだし、惰性のように、しかも断片的に続く見せ方はあまり好きではないです。おそらく観客を最後まで椅子に座らせ続けるためのやり方なんでしょうが、こういうの見ると毎回「予告は他でやってください」と思ってしまうし、次作の伏線を今やるのもどうなの?という感じ。パッと終わって余韻…じゃダメなんでしょうか。良くも悪くも「まだ終わってない感覚」になりました…。このあたりは今作に限らずコレ系の映画で頻繁に感じるやつですが。

どうでもいいけどスタン・リー長いな。すごいな。

guns

ガン監督の両親も出演してたようですね(言われないと気づかない)。

chonpa

スペースオペラのお約束【腕チョンパ】は今回なし、残念!


↑予告

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『カン・フューリー』感想。(劇場未公開)

超カッコイイぞ、カン・フューリー!80年代は最高だッ!ヒトラーを殺せ!!
個人的評価:★★★★★★★★★☆ 90点
Kung Fury
2015年05月22日公開(カンヌ)/31分/スウェーデン/映倫:---
原題:KUNG FURY
監督:デヴィッド・サンドバーグ
出演:デヴィッド・サンドバーグ、ヨーマ・タコンヌ、スティーヴン・チュウ、レオポルド・ニルソン、アンドレアス・カーリング 

いやーーースゴイ。ほぼ何も知らずに観ました。けっこう前の映画ですが…。動画は下に貼ってあるんで未見の方は(いないか)観てみてください↓↓



あらすじ

発端は一年前のことだった。警官であるカン・フューリーは相棒のドラゴンと共に謎のカンフーマスターを追っていた。ところが犯人を逮捕して気を緩めたドラゴンは一瞬でぶった斬られ殺されてしまう。ドラゴンはカン・フューリーにとって父親のような存在だった。許せん…許せんぞ!怒りに燃えた彼はカンフーマスターに銃を向ける。しかし、引き金を引こうとしたその瞬間、落雷の直撃を受けて気を失ってしまう…。意識を失った際に見た光景、それは少林寺でカンフーに励む僧侶たちの姿だった。目を覚ますとカン・フューリーの肉体は変異し、そこにはカンフーの精神が宿っていた…。なぜなら彼は選ばれし者だったからだ。相棒を殺されて悲しみに暮れるカン・フューリー…。その時、彼は誓った。超カンフーパワーで犯罪と闘うことを。

Kung Fury05
彼の名はカン・フューリー。世界一の警官だッ!!

感想

最高すぎ!!!!!!!ありがとうカン・フューリー!!!!!!!!

映画ってわけわからなくてもいいんですよね、面白ければ!という超当り前なことに気づかされたというか再確認させてくれるような映画でした。とにかく面白すぎ。むっちゃ好みですよー、こういうの。荒唐無稽で素晴らしい。超絶おバカな映画だコレは!感動した!全編にハイテンション!良い!好きだッ!

Kung Fury01

舞台は1985年、マイアミ。街は荒れ果てていた。殺しが日常と化したこの街では警官さえも無力だ…。そんなある日、ゲーセンで「クソゲー」と罵られたゲーム機が暴れ出す事件が発生。駆けつけた警官はなす術もなく殺人マシーンの餌食となってしまう。

ということで、冒頭から超スゴイ展開。ゲーム機(筐体)がトランスフォームして人を襲い始めます。連絡を受けたカン・フューリーはカウンタックに跳び乗って現場へ急行。そしてゲーム機とのおもしろバトルに突入し、月をバックに成層圏で殴り合いコイツを撃破…。もうね、こんなこというとアレだけど…ツッコミどころ満載ですよッ!見てて叫びだしたくなった(笑)!

クソゲーに文句垂れただけで頭部をぶっ飛ばされるガキ!素晴らしいぞ!

Kung Fury11

車に乗るだけでも超変だし、いちいち面白いことやろうとしてる感じ。普通のことしてもつまんないから異常なことやろうぜ!っていう精神かなー(笑)。まあ、そんな感じの世界観です(どんな感じだ)。「なんだこれ!?」と思う部分はすべて面白味といってもいいかもしれない。

なぜ相棒が半分恐竜かって?そのほうが面白いからだッ!的な。退屈なシーン一切なし。なので至福の30分でした。最高に濃密。面白いシーンだけがギュッと詰まってる感じ。「ありえねー!!」の連続です。とにかくスゴイ。

Kung Fury06

相棒のドラゴンが殉職したため、一匹狼になったカン・フューリー。しかし、署の規則のため新たな相棒と組まなければならない。で現れたのが、半分人間半分トリケラトプスのトリセラコップ(すげえ)!ファンタジー要素も充分!

「こんなヤツと組めるかよ!オレは警官を辞める!」

カン・フューリーはアッサリ辞職しようとする…。しかしそんなとき、現代にタイムスリップしてきたヒトラーに署長が撃ち殺されてしまう(ここは電話の使い方がスゴイ)。正義の人カン・フューリーはこれに激怒。「許せんッ!」ってことで最強のハッカーであるハッカーマンと共に調査を開始。手がかりである電話番号を逆探知したところ犯人がヒトラーであったことが判明する…。

Kung Fury02

ヒトラーが時を越えて現われた目的は、”選ばれし者”を抹殺するためだった。

1940年代、ヒトラーはカンフー王者だった(後に名前をカン・フューラーに改名…したらしい)。最強の座を狙うため、何年もの間ナチスで人体実験を繰り返すヒトラー。が、ついにはカン・フューリーの技を習得できず、突然消息を絶ってしまう。だがしかし、ヒトラーはカン・フューリーになることを諦めてはいなかったのだ…。

一子相伝的なやつなんでしょうね、たぶん。

Kung Fury14

ヒトラーの企みに気付いたカン・フューリーは、計画を阻止するため奴を抹殺することを決意する…。カン・フューリーのいる時代は85年。ということで、ハッカーマンの発明したタイムマシンで過去へとタイムスリップすることに(キーボードに乗ってスケボー感覚で)。

Kung Fury08

ビジュアルも画質も音楽も80年代テイスト!

Kung Fury15

そして無事タイムワープに成功!…かと思ったらトラブルのためにバイキング時代へとやってきてしまう…。さらに、到着早々レーザーラプターに襲われるハメに…。「クソっ、戻りすぎたぜ!」とか言ってるカン・フューリー。

もう面白すぎて、言葉が出ない。ニコニコしちゃう展開の連続!

そんな時、タイミングよく現われるヴァイキングの女。彼女に命を助けられて事なきを得たカン・フューリー。それから忠告に従い谷から非難し事情を説明したところ、「じゃあ、あの人に頼めばいいんじゃね?」ということで、雷神ソーを紹介してもらい、なんとか目的の時代へ行けることに。ちゃんとお礼にデカい携帯電話をプレゼントするところはさすがだ!バーバリアナ様も素敵!

Kung Fury04

で、ついにクライマックスです(全編クライマックスみたいな内容だけど)。最大の見せ場はナチスとの決戦シーン。ここもちょー最高!

恐竜、ロボット、半獣人、バイキング美女、雷神ソー…という濃すぎるメンツが大集合。さらに主人公がカンフー警官で敵がナチスなので、ものすごく濃厚な画面です。マジでいろんな要素ぶち込んだ闇鍋状態なんで、まあ見てるだけで幸せな気分になりますよ。ともかく、ナイスでイカすゴキゲンな仲間たち。ここからはこいつらがナチをバッタバッタと殺害しまくる…だけかも(笑)。

見せ場の連続っていうか、もう止まらないハイテンションっぷり。敵は基本的に雑魚しかいないので、殺される要員という感じ。とにかく爽快な人体破壊のオンパレードだし、悲壮感はゼロ。やってること滅茶苦茶なんだけど、キャラはそれぞれ信念持って行動している気がするし、そこもイイ。ナチ皆殺し映画の傑作だと思いますよ、個人的には。

登場人物みんな好き。なんでだろ…。アホっぽいからかな(褒めてる)。

Kung Fury12

後半の決戦シーンで個人的に大好きだったのは、カン・フューリーがガンガンナチ兵をぶっ倒していくこのシーン。格ゲー(横スクロール型)のパロディをやってるんですよねー、たぶん。敵の動き方なんかも相当意識していると思います。画面がなんとなくスーファミっぽいし、ここは90年代かも…。

奥行きがほとんどなくて、奥に群がるナチ兵達は完全にモブに徹しているのが面白かったです。あと、ここでもけっこう残酷な殺し方しているのが笑えました。首蹴り千切ったり、首捥ぎ取ったり…とにかく首!やっぱ生首量産タイプの殺人鬼が一番わかりやすくてサイコーっすね(個人的には超好みです)!

カン・フューリーの動きもキレッキレで良かったと思う!カッコイイし!ナチ兵をスケボーにしてスイスイ滑ってバラバラにした後ヌンチャクにするのとか爆笑!!!!!!!!発想が狂ってる!!!!!!!!

Kung Fury13

終始ギャグが炸裂してました。タンクでナチを叩き潰して「Tank you」とかゲーム機を破壊して「ゲームオーバー」など、トドメの際の捨て台詞も秀逸。基本的に殺人はほぼほぼ全部ギャグ。「気骨が足りん。”骨抜き”だ!」で脊髄ごと頭を引っこ抜くシーンが一番好きかなー。声も最高にシブイっすね!

捨て台詞はシュワルツネッガーを意識してると思う。絶対そう!

Kung Fury16

しかし、最強すぎるカン・フューリーも機関銃には勝てなかった。ヒトラーに撃ち殺されてしまうのです…。死後の世界はアニメーションで表現されます。

死亡した途端にカン・フューリーは突然アニメ化され、スーパーカーに乗ってコブラとカーチェイス。しかも、だだっ広い砂漠の真ん中で…と思ったら次は場面が転換し、デジタル?宇宙?に移動して、テレポーテーションして天国へ到着………………書いてても意味が分かりませんが、たぶん見れば状況は理解できると思います(できないかも)。なんかのゲームが元ネタなのかな。

Kung Fury09

人の好さそうな善コブラ(神様?)と出合うカン・フューリー。状況を説明してくれるコブラ。一刻も早く現世に戻りたいカン・フューリー。それはムリだと言うコブラ。「ふざけんな!オレは警官だぞ!公務執行妨害だ!法を犯している!殺す!」ってことでコブラを蹴りつけてやっつけたら、なんとカン・フューリーが甦っちゃう…って、なんじゃそりゃ!と思ったら、ハッカーマンが傷の手当てをしてくれてたんですね。いいやつだなあ。

で、目が覚めたカン・フューリーは、ヒトラーのチンコをぶん殴ってバーン!
ぶっ飛んだヒトラーが地面に倒れたところをソーがハンマーでペッシャンコ!

「跡形も無いな…。」よし、任務完了!世界から脅威は去った…かと思われたのだが、現代に戻ったカン・フューリーはデジャヴを感じ気づいてしまう……ヒトラーがまだ死んでいなかったことに!!

おしまい

Kung Fury10

『マイアミ・バイス』、『ロボコップ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ターミネーター』等々のパロディがテンコ盛りの超絶80年代ムービーでした。もちろんVHSを感じる瞬間も。全編が80年代への愛情で満ち溢れていて、もう大感動&大爆笑。作り手側の「オレはこれが好きなんだ!これがやりたいんだよ!」っていう熱い想いをガンガン感じる良い映画だなって思いました。好きなもんブチ込んだ上でちゃんと面白くなってるから、そこがスゴイ。個人的には大傑作。スウェーデンにも中学生みたいな監督がいたんですねー。

続編やるのかな?やんないのかな?わかんないけどやってほしい!!

「お前泣いてんの?」「泣いてないよ…」「泣いてんだろ!」「泣いてないってば…」ということで、最高だったぞカン・フューリー!!!!

Kung Fury03

まだまだ見たいよー。2シーズンくらい見たい。

Kung_Fury
ポスターデザインも超かっこよかった!!


『バーニング・オーシャン』感想。

世界最大級の「人災」と言われるこの事故はなぜ起こったのか?
施設内に残された126人の運命は?
個人的評価:★★★★★★★☆☆☆ 70点
Deepwater Horizon
2017年04月21日公開/107分/アメリカ/映倫:G
原題:DEEPWATER HORIZON
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソン、ダグラス・M・グリフィン、ジェームズ・デュモン、ジョー・クレスト、ブラッド・リーランド、J・D・エヴァーモア、イーサン・サプリー、トレイス・アドキンス、ジャストン・ストリート

当時ニュースで見た記憶はあるんですが「なんか海面に石油が漂ってたな…」程度なので、まあ、詳細はほとんど何も知らずに観た感じです。

ここが好きとか嫌いとかダラダラ書いてるだけの感想文。ネタバレしてます!

Deepwater Horizon01

あらすじ

メキシコ湾沖80キロメートルにある石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田からの逆流によって上昇した天然ガスへの引火が原因で大爆発が発生。現場で働いていた作業員126人が施設内で足止めを食らう。事故により多数の行方不明者と負傷者を出す大惨事となり……。
(以上シネマトゥデイより)

Deepwater Horizon08

感想

いやー、めちゃくちゃ面白かったです。好き。2010年にメキシコ湾で起きた原油流出事故を元にした実録モノ。「なぜこんな事態になったのか?」という惨事に至るまでの過程と、そこからの生還を描いた話。

アメリカ史上最悪の人災らしいですね(よく知らないけど)。

実際に起きた事件ですし人も亡くなっているので「面白い」とか「楽しい」とか不謹慎に思われそうだから若干言いいずらい気もするけど(まあそんな映画いっぱいあるし気にしなくてもいいか)、最初っから最後まで退屈せずに楽しめましたよ。上映時間もちょうどよかったと思います。長さは感じなかった。

Deepwater Horizon14

最大の見せ場は、事故が起きてバーニングする瞬間。もう観る前から大惨事が起こってしまうのは知っちゃってるんですが「いったいいつ起こるのか!?」って部分でかなりワクワクできた気がします。ここの部分でわりと長めに引っ張っているんで、正直ちょっと前半は間延びしている印象もありました。けど個人的には「いい焦らし」だったなと(笑)。事故が起こりそうで起こらなかったりするんで、そのへんの焦らし加減が好きでした。今か今かと待ち続けて「来るぞ来るぞ………キターーー!!」って感じ。大噴射!大爆発!最高!!こういう部分もパニック映画の醍醐味なんじゃないかなーって思います。

『バトルシップ』みたいな荒唐無稽な展開よりは、事実を忠実に再現することを優先していた印象です。前作『ローン・サバイバー』に続いて硬派な作り。多人数をガシガシ捌いて魅せていく演出は『キングダム/見えざる敵』なんかも思い出しました。本作も脚本は同じマシュー・マイケル・カーナハン。

Deepwater Horizon11

上映時間ちょうど半分くらいで作業員たちが事態に気づき、その後30分ほどはよく見る災害現場の地獄絵図。けっこう血まみれだったし、ちゃんとしてた。痛そうな足も見せてくれたし満足です。映倫Gだしグロってほどではない…。起承転結がハッキリしていて前半のマッタリムードから後半への落差が激しいのも効果的で、それが悲惨な状況を際立たせていたと思います。

普通のパニック映画だったらもっと早めに何か起こりそうなもんですが一時間くらいはトラブルが発生しません。みっちり人間関係を描きつつ丁寧に状況を説明してました。ただ、キャラの掘り下げはあまりなく、主人公に焦点を当てすぎずに絶妙な距離感を保ってる感じ(娘とかはどうでもいい存在だった)。

…なのだけどイマイチ仕事内容が理解できない部分もあったりして、専門用語にも引っかかったり…。リアルな描写を求めるとそういうものも必要だったんだろうし、たぶん自分の理解力不足のためだと思いますが…。

Deepwater Horizon09

映像は大迫力で最高。爆発も噴射も炎の燃え方も好みでしたー。巨大セットを使って撮影したそうで、事故現場の様子は若干わかりにくい部分もあったけど臨場感は強く感じました。なので、炎が燃えているシーンは興奮しっぱなし。痛そうだし熱そうだし、デカいセット使ってるからか質感の説得力もありました。あと、CGも良かった。

前半の演出はわりと淡々としていて、それに対して後半は対照的な感じ。全部が全部ってことでもないと思うけど大筋は実話だと思うので、ストーリーに対してはとくに何も言うことなし。変にドラマチックになりすぎないし、脚本は良かったんじゃないかと思います。

Deepwater Horizon03

序盤の家庭風景も楽しかったです。その後に起こる事故の大まかな状況を子供が説明してくれるのが最高で、しかも子供も理解できる分かりやすさ(振ったコーラ缶に穴を開けて噴射!!)。ここの和やかムードと実際に事故が起きた際の絶望具合にギャップがあったのも良かったと思います。「これから起こることを何も知らずに…」的なアバンタイトルによくあるやつ。

暗喩的なんだけど、直球すぎてギャグにも思えるシーンでした。不要といえば不要だし削っても成立しそうな部分なんですが、個人的には好き。なんとなくサービス精神のようなものを感じたので。

Deepwater Horizon02

人災の原因となる男はBP社の管理職員ヴィドリン。安全管理を怠るクソ野郎。演じているのはジョン・マルコヴィッチでした。こういう悪い役やるとホントに悪い顔にしか見えないし、超ハマり役。すごくイイ。

過剰な描き方とは思わなかったです。けっこう自然。

掘削作業が終わる前に必要なテストの担当者を独断で帰してしまい、登場から印象はあんまり良くない…。工期の遅れを取り戻そうと確認作業を疎かにしてしまうダメ責任者。さらに、セメントの強度確認テストでは異常値が出てんのに「大丈夫だろ、たぶん」って感じで作業を進めてしまい、その結果、仕事場が全部ブッ飛ぶ大惨事に…。

ヤバい事態になってからは、ほとんど喋らず押し黙ってるのがなんかリアルで良かったです。利益のために部下の命を危険に曝しといて、いざ危険な状況に追い込まれると自分の命が一番大切!って…もう最悪。救命ボートに乗り込んでいく姿には腹立ちましたよー。

事件の後、彼は殺人罪で起訴されたそうです。スッキリしたー。

Deepwater Horizon06

で、カート・ラッセルは今回もかっこよかった。

風呂場で全裸のままブッ飛ばされて気を失うんだけど、目覚めたら視覚がダメになってて全身傷だらけ。足にはガラス片がブッ刺さってるし。それでもノソノソ服を着て立ち上がり、危機を食い止めようと奔走する超カッコイイ上司。「やることやるぞ」って感じの姿にヤラれましたー。弱音も一切吐かないし。全裸で血まみれになる状況も個人的には好きです、無防備で。

そしてマルコヴィッチと向かい合って対峙する場面がもう最高。言葉は要らないし表情だけで言わんとすることがガンガン伝わってくる感じ。二人とも名優だなーと改めて思いました。すごい。カートは7年連続で安全賞を受賞しているスゴイ男という設定なんですが、電話対応で判断ミスをしちゃったのは気が緩んでたからなのかな…。タイミングも悪かったのかも。

Deepwater Horizon12

個人的に贔屓のデブ(イーサン・サプリー)が出演してんのも嬉しかった!!マルコヴィッチにせっつかれてしょうがなく連絡を取り不安を抱えたまま作業を行い、最終的に亡くなってしまう悲しい人…。終盤までは誰が生きてて誰が死んだのかあまり分からず、最後のほうで死んでたことに気づき…少し虚しい気持ちになりました…。死にざまが見たかった!

上司に反抗できない感じとか、生命の危険が迫っている緊急事態でも「権限が無いからできない!」とか、なんだか厭な上下関係なんだけど職場で日常的に目にする光景って感じでしたねー。イヤな上司ってホントにイヤだなー。

Deepwater Horizon13

個人的に胸アツだったのは、ヒロインっぽくない女(ジーナ・ロドリゲス)が終盤になって突然ヒロイン的な立場にポジションを変える展開とか。「跳ぶか死ぬか、どちらか選べ!」みたいな究極の選択も面白かったし急にヒーロー感がグングン増していく主人公も良かった。テンション上がりましたよ。

ここは「さすがバトルシップの監督だッ!」という感じで好き。

Deepwater Horizon10

「予想できない驚きの展開」とかはこれといってないんで大筋はけっこう普通なんだけど、実話ベースの内容だしそのへんは気にもなりませんでしたねー。ラストで裁判を受ける流れになるのですが、そこは案外アッサリ描き、最後は「現在の彼らはどうなったのか?」というもの。オーソドックスで手堅い作りだったなーと思いました。泣き叫ぶ遺族に胸ぐら掴まれる主人公とか…。

ネクタイの色が施設で最悪の事態が起こったときに点灯するマゼンタの警告灯と同じ縁起の悪い色…とか暗喩的なこともいろいろやってたようです。観てる間はちっとも気づかなかったけど。

ということで良かったです。こういう人災をしっかり娯楽にしちゃうアメリカって国はやっぱりすごいなーとも思いました。邦題は、実際に観てみたら本当にオーシャンでバーニングしてるような内容だったので、良いんじゃないの!って感じ。

Deepwater Horizon07

オチは実話ベース映画のお約束、ご本人さんの写真が登場パターン。

結果的には、現場にいた126人のうち11人の方々が亡くなったそうです。爆発とか噴射の規模を考えると奇跡的なのかもしれません…。正直もっといっぱい死んでんのかと思ってたんで驚きました。

明確に死にざまを描く描写はなかったと思います。まあ、けど、状況的に人が死んでてもおかしくないのは一目瞭然だし、実際に起こった人災を描いてるんでそのあたりの配慮は必要だったのかなと…。物足りないといえば物足りない気もするけどー。うーん。

ともかく、次のピーター・バーグは『パトリオット・デイ』!楽しみ!

Deepwater Horizon05

機械の説明書は何が一番重要かって、わかりやすいこと!


↑予告


『ゴースト・イン・ザ・シェル』感想。

SF作品の金字塔『攻殻機動隊』をハリウッドで実写映画化!
個人的評価:★★★★★☆☆☆☆☆ 50点
GHOST IN THE SHELL
2017年04月07日公開/120分/アメリカ/映倫:G
原題:GHOST IN THE SHELL
監督:ルパート・サンダーズ
出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハン、ジュリエット・ビノシュ、ラザラス・ラトゥーリー、ダヌーシャ・サマル、泉原豊、タワンダ・マニーモ、ピーター・フェルディナンド、ピート・テオ、福島リラ、桃井かおり

観てきましたー(ゴーストが囁いたので)。

今回のハリウッド版を観る前に『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を久々に見返したんですが、ドハマりしたのが十年以上前なので…けっこう忘れてる部分も多かったです。正直、あんまり詳しくはないと思います(笑)。原作は一度読んだだけっていう程度…。解説はしてません。個人的な感想。

全体的に愚痴っぽいこと書いちゃったけど後半はウトウトしてて字幕を見逃したりもしたので、たぶんいろいろ間違ってると思います…。眠たかった。

GHOST IN THE SHELL10

あらすじ

ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(=サイボーグ化)することを選ぶようになった近未来。脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。そんな中、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。やがて、真の自分の記憶を取り戻していく少佐は、自身の驚くべき過去と向き合うことになる。
(以上Wikipediaより)

GHOST IN THE SHELL02

感想

映像はすげえ頑張ってたと思います。「攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL」を実写化することに全力を注いでいた印象。けどファンも初心者も楽しむことができる作りを目指した結果、よくある大味なハリウッド映画になっちゃって画は完全に攻殻機動隊なのに肝心のゴーストが宿っていない!って感じに…。単に模倣しただけのダイジェスト版みたいな。

「コレ見たことある!!」っていうシーンの連続で再現度がやたら高いので、そこは驚かされました。オリジナルに忠実なカットが何度も何度も…。『イノセンス』や『アヴァロン』などの小ネタも充実していたので押井守リスペクトの精神は感じました。見どころはビジュアル表現だけかも…。

GHOST IN THE SHELL01

予告見て最初に思ったことは「スカジョが太い!ムチムチしすぎ!」ってことだったんですが、後半の展開で真実が明らかになっていって、最後はムリヤリ納得させられた感じです。草薙素子って言われるとすごい違和感があるけど、そもそもコイツって少佐だけどミラ・キリアンだし素子ではないんですよね(義体は)。なのに前半は素子のオマージュで再現再現再現…。なので、少し混乱させられました。「少佐」っていう役名(?)は良かったのかも。

演じてるスカーレット・ヨハンソンはもうちょい感情抑えてほしかったです。ずーっと眉間に皺寄せてムッとしてるので、そのへん少し気になりました。「私って何?」なストーリーだし、わかりやすいといえばわかりやすいけど、そこのわかりやすさはなくても伝わると思うし心理的な葛藤が表情にバンバン出ちゃうのはなんとなく違うような…。人間味がありすぎる。

あと、少佐の肉襦袢は分厚いし見た目面白すぎるし、肉々しすぎ。どうせなら普通に全裸で暴れ回ってくれたほうがもっと喜べたなー。ただの願望ですが。

GHOST IN THE SHELL06

人体破壊が激しいシーンはちゃんとやってたと思います(義体だけど)。腕が引きちぎれるシーンなんかは見応えありました。できれば首が吹っ飛ぶところも再現してほしかった…とかいう「ないものねだり」的なことはいっぱいありますが、一応は見たいもん見せてもらえた感じです。香港(?)の街並みとか光学迷彩の表現は素直にスゴイと思ったし、けっこう好き。

GHOST IN THE SHELL04

で、個人的に一番期待していたのはクゼだったんですが、いやー、盛り上がんなかった…。最大の敵みたいな扱いのわりにはアクションシーンでの見せ場がほぼないし、わざわざ登場させた必要性もそこまで感じなかったのでけっこう残念。物足りなさも感じました。地味だし、存在感もあまり感じず。

マイケル・ピット大好きなのでなんか悔しい気持ちになりましたよ…。少佐との関係性は、断定はできないし予想だけど「知ってた!」という感じ。もっと濁して表現しても良かったかもしれない、わかんないけど。

GHOST IN THE SHELL09

ぶっちゃけ後半は眠たい内容でした。暗いし。中盤からは編集の雑さも感じたりなんかして、部分部分でシーンを切り張りしているようなガチャガチャした印象も受けました…。あと、薄っぺらくて説明的でクドい。「わかりやすい」ことが本作の売り!らしいんですが、うーん、そこも微妙だった。

オマージュ以外のアクションシーンはかなり凡庸だしハッキリ言って面白くなかったです。何か斬新な見せ場がひとつくらい欲しかった気もします…。スカジョは動きにキレがないしドタドタしてるし、面白かったのはたけしの銃殺くらいかも。既存のハリウッドアクション連発って感じで、あんまり良くない。

GHOST IN THE SHELL05

たけしは何喋ってんだか分かりずらくてセリフも棒読みだし存在感ないし全然ダメだ!って思ってたんですが、終盤の銃撃戦で突然『アウトレイジ』の顔になるのが面白かったです。起用された意図も理解できたような気がします…。もう人殺す役だけ死ぬまで演じ続けてほしい。

TAKESHI IS YAKUZA!!って感じで笑った。

GHOST IN THE SHELL08

現実が原作の世界観に近づいてきているため、90年代に比べると多少は伝わりやすくなってる内容だとは思うんですが、どうしても話の古臭さは感じてしまい、やっぱりちょっと今更感ありました。ずっと言われてた実写化がようやく実現したのは嬉しかったんだけど、「攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL」と同じことやったからといってそれがスゴイのかというと…どうなんでしょう。脚本の改変部分に対しても驚きがないし…。「過去に何をしたのかではなく、これから何をするのかだ!」みたいなメッセージは好きでしたけどねー。

物語のテーマは2ndの「草迷宮」が元ネタだったみたいです。

アイデンティティ云々がテーマだったらもうちょっとゴーストに対して切り込んでいってほしかった気もします。尺の都合でしょうがない部分もあると思うし、娯楽SFなので哲学的な小難しさが切り落とされてしまうのは理解もできるけど、そこが攻殻機動隊の核となる一番面白いところじゃないの?とも思うので、どうなんだろう…。派手な見せ場ももちろん必要だけど。

てか、もういっそのことストーリーもオリジナルのままでよかったんじゃないの?とすら思いました、最終的に。再現だらけの内容なんだし!

GHOST IN THE SHELL07

予告を見た時点でけっこうガックリきてしまって、「一応観とくかー」程度の気持ちで鑑賞したためか「ふざけんな!」とはまったくならなかったし、想像していたよりは良かったです。もっとヒドイ映画なのかと思ってた(笑)。

個人的には、桃井かおりが登場するところが一番好きだったかも。なるほど…と納得したし、都合のよさも最高。あと、ロボゲイシャが意外と楽しかったです(ぶっ壊れ方とか)。いまだに芸者って人気あるんですかねー、海外では。

GHOST IN THE SHELL03

福島リラが演じていたことは観終わってから知りました。


↑予告


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