いけにえ映画狂い

外国映画の感想文。お気に入りシーン備忘録など。ネタバレしてます!

コメディ

『ゴーストバスターズ(2016)』感想。

オリジナルへのリスペクトを捧げつつ、新しいこともガンガンやる!
超サイコーなリブート作品だと思いました。
豪華なカメオ出演も盛りだくさん。
個人的評価:★★★★★★★★★☆
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2016年08月19日公開/116分/アメリカ/映倫:G
原題:GHOSTBUSTERS
監督:ポール・フェイグ
出演:クリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、クリス・ヘムズワース、アンディ・ガルシア

<あらすじ>
コロンビア大学の物理学者エリン(クリステン・ウィグ)は、旧友アビー(メリッサ・マッカーシー)が自分と共同発表した幽霊研究本を承諾もなく電子書籍化しているのを発見。憤慨して彼女の勤める大学向かうが、なぜか一緒に幽霊騒動の起きた屋敷を調査する羽目に。そこで初めて幽霊に遭遇したエリンは、アビーとその相棒ジリアン(ケイト・マッキノン)と共に喜ぶものの、それぞれ大学を解雇されてしまう。行き場をなくすも幽霊の存在を確信した三人は、超常現象の調査会社を立ち上げるが……。
(以上シネマトゥデイより)

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先行上映で観てきました。ネタバレしてます。
とにかく本当にずっとメチャクチャ楽しかった、大好きです!
世間から冷笑されていた女性たちが街の危機を救ってヒーローに!
「やったあ!オバケは実在した!」という熱量&チーム力はオリジナル越え!

主人公のクリステン・ウィグは大学に勤める物理学者なんですが、幼い頃から幽霊を信じています。しかし終身雇用契約を勝ち取るため立場上幽霊の存在を認めるような非科学的なことは死んでも言えない。
ところが、彼女は若い頃に幽霊に関する研究書を出版していたのですが、ある日その存在が上司にバレてしまう。
ネットで名前をググると簡単に著書が購入できてしまうのです。
このままでは終身雇用がダメになってしまう…ということで彼女は本の販売を止めさせるため、共同で執筆した友人メリッサ・マッカーシーの元を訪れます。

幼なじみのメリッサは研究所で働きつつ現在も幽霊の研究を続けており、本の販売が主な収入源であるらしく簡単には止まりそうにない。
そんな時、ニューヨークのある屋敷で幽霊騒ぎが起こり…。
「一緒にオバケを捕まえよう!そしたら本売るの止めてやるよ!」という展開になってしまう。しょうがなく彼女の同僚ケイト・マッキノンと三人で現場に向かうことに。で、幽霊を目撃してしまうんですね!

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初めは乗り気じゃなかったクリステンも、現場で生の幽霊を目にするとテンションが上がりまくり、もう取り乱して大騒ぎ!
「いた!オバケはやっぱり本当に存在した!」と大興奮する彼女。
記録として現場の映像はすべてカメラで撮影しているのですが、そこはやっぱりメリッサ・マッカーシー。悪びれもせずその動画をネットにアップしてしまいます。そして、それを大学の教授に見られたクリステンはあっさりとクビになってしまう。

冒頭15分くらいでこの映画が大好きになりました!
「嬉しい!」という感情がダイレクトに伝わってきた感じです。
胸が熱くなりましたよ。もういきなり泣きそうでした。
序盤はクリステン&メリッサの『ブライズメイズ』コンビが楽しかったんですが、この映画でさらに強烈だったのは彼女たち以外の二人でしたよ。

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まずは、クリス・ヘムズワース。

仕事を失った主人公たちは超常現象研究所を始めることになります。
そこで事務所の電話番を雇うのですが、最初に面接に現われたのが彼。
クリステンたちと会話をするが、話がまったく噛み合わない…。
要するに、クリス・ヘムズワースはすげえバカなんです!!
しかも、笑えるようなバカじゃなくて、ドン引きしちゃうようなバカ。
受け狙いなのかマジなのか理解しがたい度を越した天然なんです。
しかしマッチョなイケメンだから主人公たちはこいつを問題なく採用!

クリヘム面白すぎました。そんで、可愛げが凄まじい。
本作のバカ要素は全部もってった感じです。
メリッサ・マッカーシーとかまともな女性に見えるもん。
なので、ものすごくハマり役だと思いましたよ!
エンドロールなんか彼の独壇場…しつこくて面白いよ!(写真を推しすぎ)

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そして本作で一番好きな女性!ケイト・マッキノン!
彼女のことはこれまでまったく知らなかったんですが、一気にファンになりましたよ。素敵すぎ。例によってSNL出身のコメディアン。
役柄は技術者なのでおもしろガジェットをいっぱい開発してくれる楽しい人なんですけど、態度がパンクでクレイジーで超かっこいいんですね!
前半はけっこうおとなしくて、でもセリフが無くても表情が良かったりして徐々に興味が湧いていった感じです。
終盤は幽霊だらけのニューヨークを舞台にみんなでゴーストをバスターしまくっていく展開になっていくんですが、音楽が一番盛り上がる重要な見せ場は彼女のバスターシーンだったと思います!二刀流のビームがかっこよすぎて…!
もうねー、いちいちかっこいいんですよね。本作の男前担当ですよ。しかもプライベートではレズビアンっていうんだから、好印象すぎるぞ!

最後に彼女の師匠が明らかになるんですが、そこでさらにアガりました!
ケイト・マッキノンは宇宙最強の女・シガニー・ウィーバーの指導を受けていたのです。

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何と言っても本作の見どころは怒涛のカメオ出演だ!
ということで、まずは『ゴーストバスターズ』といえばこの人!マシュマロマン!(人じゃないけど)嬉しかった!ありがとう!ちゃんと殺意を感じたよ!

オリジナルメンバーは要所要所に間隔置いてちょこちょこ出てくる感じなんですが、ザッと書くと以下。
  • ビル・マーレイ(インチキ評論家)
  • ダン・エイクロイド(タクシー運転手)
  • シガニー・ウィーバー(レベッカ・ゴリン博士)
  • アーニー・ハドソン(葬儀屋)
  • アニー・ポッツ(ホテルの受付)
こんな感じですよね。ビル・マーレイはガッツリ出演してました(調子こいてたら幽霊にやっつけられたオッサン)。リック・モラニスは見逃すまいと注意して観てましたが、出てなかったんですねー。
それからハロルド・ライミスは亡くなってしまったので…。最後に追悼の言葉があり、ちょっと悲しくなりました。でもそのすぐ後にクリス・ヘムズワースの面白いダンスが全開で押し寄せてきたので、涙は粉砕されて、良かったです(笑)。

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「怪獣映画」とか「パニック映画」として見ると、ここがダメだ(人が死なない)とかいろいろあるかもしれないですが、残念ってほど酷い描写はなかったですよ。きっちりエンターテインメントしまくってる内容だと思います。最高に娯楽映画。

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もうとにかくずっと楽しかったんですよねー、変な小難しいこと考えず素直に観れた気がします。ただ楽しいだけ…って書くと中身カラッポみたいになっちゃうんですけど、本当に楽しいだけの映画でしたよ!
浮き沈みが少ないというか、ずっとハイ状態というか、本来沈み込むポイント(たとえば失業とか)を笑いにしていたのも良かったと思います。
後半は感謝祭とハロウィンが同時にやってきたような地獄のニューヨークへと様変わりするのですが、お祭りみたいな多幸感はずっとありました。

全体に感じたんですが、オリジナルへのリスペクトは強いと思います。
鑑賞前に漠然と「観たいなー」と思っていたものは全部見せてくれて、なおかつ期待以上のハイテンションムービーだったのでもう大満足ですよ。それからオチもすごく好きなんです。ニューヨークの夜景に泣けた!本当に泣けた!
否定され続けてきたものを、最後には認めてもらえて嬉しかった。
そんな感じで、今はケイト・マッキノンが気になってしょうがないです。


個人的に笑ったシーンベスト3
  • 幽霊の豪快な緑ゲロ。
  • 『ジョーズ』の市長になりたくないアンディ・ガルシア。
  • メリッサ・マッカーシーの『エクソシスト』オマージュ・360度首ぐるりん。
クリヘムはそこに居るだけで終始にやにや。
今回も小学生みたいな感想文になりました。

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クリステン・ウィグはゲロを2回も浴びてた、さすがだ!

『ロック・ザ・カスバ!』感想。

惹句は「少女の歌声が世界を救う?!」
ビル・マーレイの米軍慰問ツアーinアフガニスタン。

個人的評価:★★★★★☆☆☆☆☆
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2016年07月20日公開/106分/アメリカ/映倫:指定なし
原題:ROCK THE KASBAH
監督:バリー・レヴィンソン
出演:ビル・マーレイ/ブルース・ウィリス/ケイト・ハドソン

<あらすじ>
落ちぶれた音楽芸能マネージャーのリッチー(ビル・マーレイ)は、公演先のアフガニスタンで荷物を失ってしまう。仕方なく用心棒のボンベイ(ブルース・ウィリス)と行動を共にすることになった彼は、たどり着いた先で天性の歌声を持つ少女に出会う。リッチーは、彼女を現地のオーディション番組に出演させることを思いつくが……。
(以上シネマトゥデイより)

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ビル・マーレイ大好き!ということで、感想書いときます。
もうビル・マーレイが出てればそれだけで楽しかったりするんですけど、今回は舞台がアフガニスタン、そしてロック映画!なので、正直好みじゃないかもなーと思ってたら…やっぱりあんまりノレませんでしたー。
全体的に派手派手しさはほとんどなかったですね。
そしてコメディの部分がだいぶシュールな気がしました。
面白いシーンもあったけど、あんまり笑えず…。
ビル・マーレイの演技に対しての苦言はとくにありません!

少女を有名オーディション番組「アメリカン・アイドル」のアフガニスタン版「アフガン・スター」に出場させるべく奔走するおじいさん(B・M)の話です。
同名のドキュメンタリー映画があるのでそっちも観ておくとわかりやすそう。

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オープニングは少女が洞窟でテレビ番組「アフガン・スター」を見ているシーン。
まあ、ただテレビを見ているだけなんですが「私も歌いたい」って想いがしっかり伝わってきていきなりうるっときそうでしたよ(夢を追いかける若者に弱いのです)。衣裳(赤いブルカ)を見れば分かるんですが、イスラム教徒の女性ですよね。女性への弾圧が激しいアフガニスタンで女性が歌うってことは、つまりイスラム原理主義の人間に殺される危険もあるわけです。
なんとなく『オフサイド・ガールズ』なんかも思い出しましたー。

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主人公たちがアフガニスタンを訪れた目的は音楽でのツアー公演のためだったのですが、歌手が初日から逃げ出してしまいます。
積んだはずの荷物は無くなるし、到着すると現地は厳戒態勢で最悪。
そして空港から出ると数ブロック先でいきなり爆発!
「よくあることだから何も問題ない」っていう兵士の対応も最低。
さすがにビビるし嫌になって逃げ出す気持ちもわかりますよ。
この同行する歌手がズーイー・デシャネル(『(500)日のサマー』)なんですね。
売れない歌手のやさぐれ感は出てたと思います。可愛さは控えめ。
彼女は現地に着いた夜に消えてしまいます。しかも現金やパスポートも持ち逃げされてしまいビル・マーレイは途方に暮れることに…。

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その後、酒場で知り合った二人組とズーイーを探しに行くことになります。
19時以降は市街地に出るなと散々注意を受けるのですが、しょうがなく外出。
こいつらのキャスティングは最高(ダニー・マクブライド&スコット・カーン)。
このあたりの三人組で行動している最中が一番コメディっぽかったです。
とにかく全員胡散臭い。
外に出ると、常に誰かが死にそうな緊迫感もあり、空気作りは巧いなあと思いました。野良犬が追いかけてくるのとかすごく良いですよ。

主人公はパスポートを再発行することと引き換えに、この二人からヤバそうな仕事(銃弾の取り引き)を請け負うことになります。

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ボンベイ(ブルース・ウィリス)は同じホテルに宿泊しておりズーイーを国から逃がしてあげるのですが、その分の報酬をビル・マーレイにたかってきます。
しかし、その縁から(?)取り引き現場へ行く際の護衛&ガイドを彼に頼むことになるのです。

今回のブルース・ウィリスは終始セリフも少なめで、寡黙で渋いオッサンでした。
かっこよかったんですけど、派手な見せ場があまりないし、観終った後ちょっと食い足りないような気分になってしまいました。
一応アクションシーンはありましたけど(銃を撃ったり)。

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それから主人公は取り引きに向かい、訪れた村で少女と出会います。
村人たちから歓迎を受け、宴の終わった真夜中にビルがふらふらと歩いていると、かすかに歌声が聞こえてきます。音のほうへ向かって歩いていくと洞窟の中で少女がギターを弾きながら歌っていたのです。
ビルが洞窟に入っていくと、気づいた彼女は逃げてしまい、置いてある雑誌を手に取ると「アフガン・スター」の文字。

歌声を聴いた時に主人公の目標は「彼女をコンテストで優勝させること」に決まったようです。これは運命に導かれたってことらしい。
少女は村にこのことがバレれば殺されてしまうかも知れません。
ところが翌日、村人たちに昨夜の出来事をアッサリ言ってしまうビル。
「不名誉だ、恥だ、侮辱だ」と、村長(少女の父親)は当然ブチ切れ!
この辺りの噛み合わなさが笑いどころなのかどうかわかりづらい気がしました。ビル・マーレイの胡散臭そうなキャラクターからか発言の真意も読み取りにくく、あまり説明もないのでイスラム教に馴染みのない日本人にはちょっとキツいし、全体的にコメディ部分が曖昧に思えました。

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映画自体は嫌いじゃないんですが、ここはダメ。

肝心の音楽シーンがね、盛り上がりに欠けます!
問題の少女がついに歌うのですが、ちょっとショボすぎ!
心揺さぶられませんでしたよ!
戒律を破って命を懸けて歌うわけですから、もうちょっと力入れてほしかった。
歌は上手いですよ、でも、演出なのかな…全然気持ちアガらないんですよね、撮り方もテレビみたいだし(まあ、設定上テレビ番組なんですけど)。
口パクとかはどうでもいいですが、そこに行きつくまでの道筋が…。
あと、これをテレビで見た国民たちのリアクションも微妙でしたー。

舞台に出る直前の「踊るな、動くな、さもなきゃ殺されるぞ」という親切な忠告は普通に怖かった。女性の踊りは死に値する異国の恐怖ですね。狂ってます。

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ケイト・ハドソンとの一夜を終えたビル・マーレイの無惨な姿。

ということで、文句ばかりになってしまいました。
すごく地味な映画なんですよねー。爆発も銃撃戦もあるんですが。
女性の人権という重めの題材だったため変にバカなこともできなかったんでしょうか。コメディとアクションを求めて見ちゃうとガッカリする気がします。
やっぱり盛り上がりどころでちゃんと盛り上がれなかった印象。

大筋のストーリーはけっこう好きな感じだったですよ。
「自由」を求める若者の映画ってけっこうあると思うんですが、宗教が絡むと構図が単純化してわかりやすくなる気もしました。
小難しさは避けてエンタメにしようという意気込みは感じたのですが…残念!

ケイト・ハドソンの娼婦はちゃんとエロかったと思う!

Rock the Casbah
まるでブルース・ウィリスのアクション映画みたいな日本版ポスター

『泥棒は幸せのはじまり』感想。(劇場未公開)

IDを盗まれたビジネスマンと、超クセ者女詐欺師が巻き起こす一大騒動!!
たっぷり笑ってほろっと泣けるハートフル・コメディということでバカ度は低め。

個人的評価:★★★★★★☆☆☆☆
IDENTITY THIEF
2013年02月08日公開(米)/111分/アメリカ/映倫:指定なし
原題:IDENTITY THIEF
監督:セス・ゴードン
出演:ジェイソン・ベイトマン/メリッサ・マッカーシー/ジョン・ファヴロー

<あらすじ>
コロラド州デンバーで、妻と2人の娘と共に幸せな日々を過ごすビジネスマンのサンディ。そんな彼の元にある日、身に覚えのないクレジットカードの高額請求が来てしまう。なんとサンディの個人情報が盗まれ、悪用されてしまったのだ。サンディは自分のIDに記録された数々の悪行のため、警察の事情聴取を受けるハメに。さらには、職場の上司から、問題を解決しなければ解雇すると言われる始末。こうしてサンディは、自分を陥れた女詐欺師ダイアナを捕まえるため、2000マイルも離れたフロリダへ向かうのだったが…。
(以上allcinemaより)

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『テッド』プロデューサーと『モンスター上司』監督による強力タッグ!
そして、主演はジェイソン・ベイトマンメリッサ・マッカーシー!
なので、けっこう期待値高めで観たのですが、うーん…面白さは普通!
面白いんですが、爆笑または号泣するほどではなかったです、残念ながら。
とくに笑いの部分がどれも微妙に思えてしまいました。
「もっと○○すればいいのに…」と思うシーンはたくさんありましたー。
序盤はコメディ、中盤はアクション、終盤は感動のヒューマンドラマという感じ。

惜しい作品です、すごく面白くなりそうではあったんですけど。
主人公の煮え切らない怒りがけっこう不満でした。
完全に被害者なんだからもっとブチ切れてもよかったはず!
とにかく中途半端な映画でしたよ!

『アイアンマン』の監督・ジョン・ファヴローはクソ上司役で登場!

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主人公は投資会社に勤めるサンディ・パターソン(ジェイソン・ベイトマン)。
”サンディ”というのは男女兼用の名前らしく、名前を言うたびに「女みたいだ」と笑われる主人公。そんな女性名に目をつけたクレジット詐欺師であるダイアナ(メリッサ・マッカーシー)がカードを偽造するところから物語は始まります。

サンディから個人情報を聞き出し電話一本で財産を盗み出してしまう彼女。
そしてオープニングからやりたい放題で、他人の金を使って豪遊!ハメを外しすぎた結果、サンディ・パターソン名義でダイアナは逮捕されてしまいます。

無計画なデブ女の悪事はすぐにサンディへ伝わることとなり、彼がガソリンスタンドで支払いをしようとすると、すでに限度額を超えカードは利用停止。カード会社へ確認するとフロリダで他人がカードを使用していたことがわかるのです。
その後、2週間前にダイアナが起こした事件によってサンディに容疑がかかり、逮捕状が出ていたことで彼は警察に捕まってしまう。
しかし逮捕された女性の写真を見て、サンディが事件を起こしたのではないと警察も理解します。とはいえ州も管轄も違うためダイアナを逮捕することはできません。彼が身の潔白を証明するためにはダイアナをコロラド州まで連れてきて自白させるしかなかったのです。

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会社に不満を持った仲間たちで新しく会社を立ち上げてサンディは副社長になったものの、IDを乗っ取られたためにカードを6枚も焦げつかせてしまいます。
そのため彼の信用度は240点(ホームレス以下)、投資会社は信用第一!
このままだとサンディは解雇されてしまう。
そこで社長を説得し、一週間の休暇をもらうサンディ。
真犯人を捕まえるためにフロリダへ向かうことを決めたのです。

序盤はダイアナの悪態っぷりが、けっこうマジでムカつきました。
身勝手な犯罪者には面白さより嫌悪感のほうが強かったです。
フロリダに着くと、わりとアッサリとダイアナを見つけ出し彼女の捕獲に成功。
そして二人の旅が始まるのですが、道中に彼らを阻む敵が現れ事態は思わぬ方向へ…。フロリダからコロラドへと車で向かうロードムービーです。

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主人公たちを追いかけるのはT2のT-1000ことロバート・パトリック!
この人の登場はちょっとテンション上がりました!
ダイアナの借金取りが雇った人探しのプロです。
けっこう暴力的な人間ですが、人は殺しません。そして弱い。
愛車をぶっ壊されてブチ切れるのですが、切れ方も微妙でしたよ。
もっと狂ってほしかった。そして、できれば走ってほしかった…。

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それからヤクの売人が放った手下の二人組。
彼女たちも主人公を追ってきます。ジェネシス・ロドリゲスのクールビューティーっぷりはものすごく好きだったけど、この殺し屋コンビは全然ダメ!
ダイアナを消すために現われるものの、根性ないし見せ場ないし弱すぎ!
もっと頑張れと言いたくなった…殺し屋なんだからせめて一人くらい殺害しろ!
どうでもいいけど追いかける人たちはもうすこし必死になってほしい。

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ということで、あまり楽しめませんでしたよー。
旅を共にするうちにお互いを認め合うラストも、だいぶ無難なオチでした。
ここは予定調和でガッカリ。驚きもありません。
文句のない穏便な形で収めたような印象でした。
カーチェイス、過激なセックス、銃撃戦なんかも一応あるのですが…。
どれも盛り上がる直前で終わってしまった感じです。

『モンスター上司』で瞬間的に一番面白いシーンってケビン・スペイシーが残酷に死ぬところだったんですが、そこは本編からカットしてるんですよね。なので今回もグロ描写は削っちゃったのかなーとか思ったりもしました。
ハッキリ言って、本作は絶望的にエロとバイオレンスが足りません。
家族向けムービーにするために排除したのかというと、そこまで徹底もしていないと思います。あるにはあるけど中途半端な描き方が多くて、残念でした。


最後にメリッサ・マッカーシーの本作での下品なシーン3選は以下!

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同じくらい太ったオッサンと激しいセックス!(裸は一切見せず)

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緑色のゲロ吐き!!(ここは最高だ)

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泡風呂でオナニー!(シャワーの圧を利用して)

『パパVS新しいパパ』感想。(劇場未公開)

イケてる元パパVS空回りしっぱなし義理パパ、勝つのはどっちのパパ!?
『アザーガイズ』のコンビが復活!なのに、なぜかDVDスルーだった本作。

個人的評価:★★★★★★★☆☆☆
Home
2015年12月25日公開(米)/96分/アメリカ/劇場未公開
原題:DADDY'S HOME
監督:ショーン・アンダース
出演:ウィル・フェレル/マーク・ウォールバーグ/リンダ・カーデリーニ

<あらすじ>
ラジオ局の重役として働くブラッド。彼はサラという女性と結婚し、彼女が連れていた二人の子供の継父となった。ブラッドは穏やかで優しい性格の持ち主だが、真面目すぎる性分が少し退屈だと子供たちに思われており、彼自身もそんな子供たちとの関係を改善したいと願っていた。 そんなある日、サラの元夫で子供たちの実の父親であるダスティが家へとやってくる。特殊部隊の隊員だというダスティは、ブラッドとは正反対のワイルドでセクシーな男性で、子供たちはすぐに彼へ懐いてしまうのだった。 ダスティに嫉妬したブラッドは、子供たちの支持を取り戻そうと躍起になるが、対するダスティもブラッドに勝つため様々な手を使ってくるのだった。こうして実父と継父の大人気ない戦いはいつしかどんどんエスカレートしていってしまう。
(以上ウィキペディアより)

Home2
レッチリのチャド・スミスにしか見えない。

俺たちシリーズでおなじみウィル・フェレルの最新作です。
主演作が日本で冷遇されてるような気もしますが、大好きですよ。
今回のウィルはいつもの過剰なクレイジー野郎ではなく、善良なパパでした。(まあ、変なことしますけど)

監督は『なんちゃって家族』の脚本家・ショーン・アンダース!!(最高だ!)
下品な下ネタなどもあるにはありますが、だいぶ抑えてた印象です。
ファミリー向けムービーなので過激なオゲレツ系ギャグはなかったし、トラジコメディのようなエグさも避けてた気がします。
ちゃんと家族で楽しめる内容になっていると思いましたよ。
しかしアメリカのコメディなので、障害者にボールをぶつけてブッ倒したり、危険なスポーツで死にかけたり、生々しい交尾があったりと、基本的な笑いの要素は必要最低限しっかり描写!

※途中マーク・ウォールバーグのチンコ画像があるので注意!!

Home3

あらすじにも書いてあるんですが、要は継父VS実父なんですよね。
子供たちに好かれたくてしょうがないパパ2人が奮闘するという話。
そしてこれが醜い争いというよりは、単にバカですよ!
大人げのない意地の張り合い。
「おれのほうがすごいだろ!」
「いや、おれのほうがすごいし!」
「くっそ~!!」

…というもの。
わりと終盤までこれのやり合いでした。
文句言ってるみたいですが、ここが面白いところです。

ウィルが義理の子供たちと仲良くなれずに悩んでいたある日、子供たちの実父から突然電話があり、家にやって来るということに。
ライバルである実父を演じるのは『テッド』のマーク・ウォールバーグ!
なので、もうホントに最高です。
真面目な顔して真剣なほど、妙にバカっぽくてすごくイイ!!
立ち振る舞いとか無駄にマッチョな肉体とか、居るだけで面白かったですよ。

Home7
マーク・ウォールバーグの巨根をみんなで眺めて絶句している上画像。

ウィル・フェレルが子供に愛情を求めるのには深刻な(?)理由があって、彼は不幸な事故から子供がつくれない体になってしまったのです。
つまり、タマナシ野郎なんですね。
この不幸な事故というのも本当にバカ(としか言いようがないもの)で…悲惨。
歯医者で事件は起こるのですが、歯科医もウィルも両方ともバカだよ!!
まあ、そんな不幸があり落ちこんでいた時に今の奥さんと出会い二人の連れ子のパパとなったウィルなのでした。

しかし子供にはパパだと認めてもらえない。むしろ、すこし嫌われている。
父親になることは誰にでもできるが、親父になることは難しい。
そのためには忍耐と真心が必要なのです。

冒頭で娘がウィルの似顔絵を描いてくれるのですが、これがまずヒドい。
パパの頭にはホームレスのウンコが乗せられており、目玉にはナイフが突き刺さっているという無邪気なもの…。子供は残酷だ!
ウィル・フェレルが完全にイイ人なだけにちょっと不憫でした。そのため最初から「ウィルがんばれ!」という気持ちになりましたー。

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オチなんですが、ここの部分だけは予定調和なのでアッサリ書きます。
ちゃんと検査してみたらウィル・フェレルのキンタマは子供が作れるものだったということが中盤で判明。(冒頭の解説はウィルの思い込みだったんですね)
そしてセックスに励んだ結果、ちゃんと赤ちゃんできました!という結末。

ウィルが検査をするため病院へ行くシーンが個人的には一番好きでした!
子供ができないタマナシのウィルに対して、マークのほうは絶倫の巨根男
しかも彼が紹介してくれた世界的名医は下品でおかしなクソ野郎。
「マークのキンタマはすごいからみんな見てみろ!」という流れになり、みんなでそれを見て驚いていたりして…すごくバカでサイコー!

巨根という設定は絶対『ブギーナイツ』を意識していたと思います。マーク・ウォールバーグといえばどうしてもこれが思い浮かぶので説得力抜群でした。

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伝説となった『ブギーナイツ』のラストがこれだ!(30センチのデカマラ)

その後、精液を取るためにウィルは個室に入り自慰行為をすることに。
ズボンを下ろし下半身丸出しの状態で行為を始めようとするのですが、傍の窓にかかったブラインドが開いているのが気になってしまい、少し手で触れてみるとブラインドごとバサッと落っこちてしまいます。
そして、窓を隔てた隣の部屋ではなぜかパーティーが行われており、下半身を知らない人たちに見られてしまうという恥ずかしい事態に!
けっこうキツい恥辱なのですが、何事もなかったようにカットが切れるところなどすごく良かったです。演出のテンポが良いので退屈なんかはまったくなし。
下ネタもけっこうあったんですが、肝心のモノは直接映さないのでギリギリセーフな感じもしました。それに、もし主演がベン・スティラーだったらそういう部分も隠さず全部見せていたはず!(だからそれよりはちょっとマシ!)

Home4

子供たちに好かれるためのパパ2人なんですが、どのサプライズもけっこう好きでしたよ。シンプルな脚本も面白かったです。
幼い子供なので、とりあえず欲しがってるものを与えれば喜ぶんですね!

マークからの最初のプレゼントがこの汚らしい犬
ほとんどゴミみたいな風貌なんですが、こんなのでも子供たちは大喜び!
両目は白く濁っているし、今にも死にそうな老犬にしか見えません。
さらにマークが言うには、ドブに落ちてたのを拾ってきたそうです。
犬なら何でもイイ!とにかく欲しい!という心情の子供たちとしては大喜びする出来事であり、「パパ(実父)大好き!」な状態に…。子供って単純!
これが悔しかったウィルは後々になってポニー(小さめの馬)をプレゼント!

動物をヒドい目に遭わせるネタはアメリカのコメディ映画ではほとんど鉄板なのか、毎回のように登場しますねー。だいたい障害を持っているか、変な死に方をして爆笑というパターン。不謹慎ではありますが笑えます。

Home5

ゴツい体でゴツいバイクに跨るマーク・ウォールバーグは、ほとんどゴリラ。
そんな強そうなパパが子供たち的には超クール!
なので、ワイルドなパパ対決ではマークが圧勝でした。

妻に邪魔なバイクを移動させるように頼まれたウィルは「チャンスだ!」と思い大奮闘。バイクに乗ってカッコイイところを見せようとしたのですが、変に気合いが空回った結果、家の壁を破壊した上に愛車までぶっ壊してしまうハメに!
そして、なぜかバイクは無傷!!都合良いんですが、超楽しいシーンでしたよ。
スピード感があって面白い。しかも子供たちを轢き殺しそうになる最低なパパ。

Home6

次は、スケボー対決です。
庭に立派な小屋とデカいハーフパイプを勝手に建設するマーク。
まあ、頭がどうかしてますが…子供たちは大喜び。
スポーツ万能なマークはスケボーのテクニックもプロ並み!

ウィルはここでも「今度こそいいところを見せてやる!」とマークに対抗。
古いスケボーを引っ張り出してきて屋根の上から滑ることに。(バカ!)
しかし、案の定大失敗。
高く舞い上がったウィルは頭上に張られていた電線に直撃!
そして、一旦死亡………(!)。
マークの適切な処置によって何とか一命を取り留めます。
当然子供たちは義父に失望しますよね…。

何をやってもうまくいかずマークに惨敗続きのウィル。
後半に入ってからは今までの負け分をどうにか金の力で盛り返します。
山ほどプレゼントをあげて、子供たちの愛情を金で買う最低っぷり。
しかし、こういうゲスいことをしてこそウィル・フェレルだ!

Home8

そしてバスケット対決ですね。
ここはけっこう大惨事感があり、盛り上がります。
ウィルは値の張るチケットをダフ屋から購入。
そして家族でバスケットの試合観戦へ。
NBAファンの息子は大興奮。

しかし会場に到着すると、チームの関係者にマークの知り合いが偶然いたことで、さらに良い席で観戦できることになってしまいます。
家族はウィルを残して別席へ移動…。
高額なチケットを買ったことで妻にも怒られ、やけになったウィルはヤケ酒!
そんな時に運悪く(良く?)、シュートを決めたらディズニーワールド!の挑戦者に選ばれてしまうのです。ウィルは酔っぱらっていることで日頃の鬱憤が爆発し、マイクパフォーマンスでは最低な暴言を連発。場内からは大ブーイング。
肝心のシュートは傍に立っていた金髪チアリーダーの頭に直撃!
もう一投やらせろと投げたボールは足の不自由な子供に命中!
最悪な状況でしたよ!!(おもしろかったです)

このことで家族から見放されたウィルは家に入れてもらえず会社で寝泊りすることに…。逆に、マークは父親になるためのチャンスをもらうのですが、社交的で何でもこなせるにも関わらず、まっとうな父親としての役目は全く果たせずに挫折して逃亡。そして酒場で呑んだくれ。

Home10

そんなことがあったことで2人は傷を舐め合うように和解していくのです。
そしてラストのダンス対決に突入していくのでしたー。

暴力なんてクールじゃねえし、ダンスで対決だ!って感じの導入部が良い。
この時点で2人はすでに意気投合しているため、敵はクソ親とクソ子供
ここではマークの超人的身体能力が炸裂したり(スタント使ってましたが)、長男の悩みが解決したりと、いろいろとスッキリしていくので気持ちよかったです。
娘との踊りもうまくいき「どっちのパパも最高だよ」と、ここは予想通りな着地。

その後、マークは新しい妻と再婚!
ウィルの家のすぐ隣に豪邸を建てて住むことになります。
再婚相手の妻に連れ子がいたことで、今度はマークが当初のウィルと同じような悩みを抱えることになるのでした…。
そんな感じで、その後の展開を想像してしまうラストでしたよ。

Home9
ここも完全にネタバレですが、大好き。

好きなキャスト&監督の映画なので、かなりヒイキ目な感想だと思います。
(ほとんどあらすじ書いてただけで感想僅かでしたが)
正直、ギャグがところどころいききってないんですよねー。
そのへんはレイティングを意識したためなのだと思ってますけど。
あと、やっぱりウィル・フェレルにはキチガイな役を演じてほしい。
善人でもいいんだけど、主演作は気が狂ってないとダメだ!
うーん…どうしても物足りなさが残ってしまう。

ラストは続編に繋がりそうなものだったし、2があることを期待します。
この映画って本国ではヒットしたんでしょうか、ちょっと気になりました。
とにかく、次回はマーク・ウォールバーグVSジョン・シナだ!

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大オチのキャスティングが最高。

『ハッピーボイス・キラー』感想。(PG12)

気狂いのライアン・レイノルズが好きな女たちをブチ殺してしまう困った映画! 臆病で童貞で友達はイヌネコだけ!腐りやすい生首は冷蔵庫に保管だ!
個人的評価:★★★★★★★★★☆
Voices
2015年09月19日公開/104分/アメリカ/映倫:PG12
原題:THE VOICES
監督:マルジャン・サトラピ
出演:ライアン・レイノルズ/ジェマ・アータートン/アナ・ケンドリック

<あらすじ>
アメリカの片田舎、ミルトンに住む孤独な青年ジェリー(ライアン・レイノルズ)。地元の工場で働き、犬と猫それぞれ1匹ずつのペットたちと平凡な生活を送っているのだが、そんなジェリーにはある秘密があった。他の人には誰にも聞こえない「声」が聞こえるのだ。精神的な病からくるもので、精神科医のウォーレン博士(ジャッキー・ウィーヴァー)から薬を処方されるも、ほとんど服用せずにペットと会話する異様な日々を送っていた。ある日、工場の社長から年に一度のパーティーをすると告げられ、ジェリーも新人の要員としてパーティーの仕切り係に抜擢される。片思いの経理係フィオナ(ジェマ・アータートン)も仕切り係だったことに心躍らせたジェリーは犬と猫の声に諭されながらフィオナに猛アタック。若干ジェリーに心を寄せるフィオナの同僚リサ(アナ・ケンドリック)をもそっちのけの勢いで中華料理デートに誘うも、見事にすっぽかされてしまう。がっかりするのもつかの間、運よくフィオナを家に送ることになったジェリーだが、彼女を乗せた車の道中、ふとしたことでフィオナを刺し殺してしまう。慌てふためいたジェリーは隠ぺいのため、フィオナの死体を家に持ち帰り、切り刻んだ上、生首を冷蔵庫にしまいこんだ。次第に生首になったフィオナもしゃべり始め、ジェリーは正気を失っていく。
(以上ウィキペディアより)

Voices7

とりあえず、ライアン・レイノルズがメチャクチャ可愛かったですよ(*´ω`*)
まあ、連続殺人犯なんですが…なんだか愛おしくなっちゃう感じでした。監督は『ペルセポリス』(傑作!)の方ということで、アメリカ映画っぽくない表現も多々あったりして、そういう部分も楽しかったです。
ブラックコメディだと思います。
人を殺したり、遺体を解体したり、残酷な行為も多いんですが、グロい描写は(たぶん)ほとんどありません。
明るくハッピーな感覚のほうが印象としては強かった気がします。とくにラストステージがなかなかブッ飛んでおり、発想が凄い!変です!
全体的に色彩感覚もド派手で異様にPOPな雰囲気でしたー。

先日観た『デッドプール』の主演ということもあって、ライアン・レイノルズが気になってしょうがないんですよねー。そのために観た、という感じ。

Voices9

原題は『THE VOICES』。主人公・ジェリー(ライアン・レイノルズ)は、常人には聞こえない声が聞こえてしまうのです。
動物が話しかけてきたり、生首が喋ったりと、少し異常な世界観。
動物の声(猫・犬・鹿)はすべてライアン・レイノルズが演じています。
つまり聞こえてくる声はジェリーの妄想世界の出来事なのです。

こんなことになってしまったのはジェリーの母親が原因でした。
彼女も同じように声が聞こえてしまう人間で、そのことで病院の人間たちに追いつめられ、ついには自殺…。
しかし一人では死にきれなかったため、とどめを息子にお願いすることに!
そして、ジェリーは母親をガラス片で切りつけて殺害。
これは気が狂うのも納得。
ついでに父親もクズな暴力男で、ジェリーは幼い頃から妄想癖あり。

十年前に起こったこの事件からジェリーの精神年齢は止まってしまいます。それからは声に従って生きていく現実逃避の日々が始まるのでした。

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最初に殺害される女性がこの方ですが、なりゆきが突飛で面白かったです!
同じ職場(バスタブ製造工場)で働いており、彼女に好意を寄せるジェリー。
ある雨の夜、偶然が重なって彼女を車で家まで送ることに。
そしてその途中、彼女をナイフで殺るんですが…。
その前にまず、鹿をブッ殺すんですね!
運の悪い事故で鹿を轢いてしまい、フロントガラスを突き破ってきた半分死にかけている鹿が、どうやら「殺してくれ」と言っていたようで、ジェリーは鹿の首筋にナイフを突き立てて車中で血抜き
助手席に座っていた彼女は当然震えあがってドン引き

恐ろしさから外へ逃げ出す彼女をジェリーは追いかけていき、勢い余ってか(?)殺害。そして、死にかけて血まみれの彼女に、何度も「ごめんね!」と謝りながらザクザクとナイフを突き立てて号泣。
彼女の遺体は森の中に放置したままその日は帰宅。
声が聞こえる自分を否定されたと思い殺害に至ったのでしょうか。
完全に気の狂った殺人鬼ですが、声が聞こえちゃうんだからしょうがない

Voices5
タッパの中に詰めているのは、好きな人の肉片。(キムチにしか見えない)

自宅に戻ると、事の詳細をペットの犬と猫に報告
ウジウジ&ナヨナヨ系の主人公は動物の指示に従いテキパキと行動を開始。
翌日、まずは死体を回収するため殺害現場へ戻るジェリー。
難なく彼女を部屋まで連れ帰ったものの、飛び出たハラワタと遺品のハイヒールは現場にうっかり置き忘れてしまうというドジッ子っぷりを発揮

そして、好きだった彼女をナタ切り包丁でバラバラに…。
人を殺すことによって”生きていること”を実感するジェリー。

Voices3

生首は冷蔵庫の中でキレイに保存。状態も良好。
これは鑑賞のため、そして空想タイムのオシャベリ要員として利用。
首から下のお肉はすべて細かくバラしてタッパ容器の中に入れて…たぶんこれは食べていたのだと思います。冷蔵庫の中身はほぼカラッポですし。
さらっと映る肉の減り具合に注目!
直接的な食人描写はなかったです、残念ながら…。

Voices4
いつ見ても好感度バツグンなアナ・ケンドリックは最高だ!

その後、職場の同僚リサ(アナ・ケンドリック)とイイ仲になっていくジェリー。
アナ・ケンドリックが本当にカワイイ!超キュート!笑顔が素敵だ!
途中まで普通の恋愛映画っぽいんですよねー。
彼女は少し前に離婚したばかりで、独り身の猫好きな女性。
ジェリーには最初からずっと好意的に接しています。

そして恋仲は進展していき、ジェリーはリサに童貞を奪われるのです!
(まあ、童貞かどうか明確にはわからないのですが、カラテやってるし童貞だ)
彼女の部屋で一夜を過ごし、幸せな朝を迎えます。
ここが映画全体で最も幸せなシーンでした。
昼間は会社のコピー室で二人隠れてペッティング

その夜、リサがジェリーの部屋を突然訪ねてきます。
ケーキを届けにやって来たのですが、部屋の異常な惨状を目撃されてしまったことで彼女も殺害することに…。
ジェリーの妄想世界ではまっさらでキレイな部屋だったのですが、第三者の正常な人間が見ると、実際はそこらじゅう血にまみれた酷い部屋だったのです!
このあたりの妄想と現実のあからさまな相違も面白かったです。
精神薬を服用時はジェリーも正常な人間と同じように部屋の血まみれに気づいていたりして、妄想と現実の区別がわかりやすく楽しかったです。

Voices8
アナ・ケンドリックも生首に…。

人を殺した際の罪悪感などはほとんど描かれず、どちらかというとそれよりも「ボクってかわいそうだよね」って感じの主人公。
心の葛藤などは、犬が老師猫がサイコパスとしての役割を担いながら、これをライアン・レイノルズの一人芝居によって表現。殺人鬼の脳内を現実世界に引きずり出したような演出は面白いと思いました。
罪の重みなんかはあまり感じさせず淡々と物語が進行。
そしてジェリーが無断欠勤していたことで同僚のデブ女が訪ねて来ます。
これも躊躇することなくアッサリ殺害
しかも、ここは殺害描写を省いていきなり生首なのでホントに最高。

若干コーエン兄弟的な悲喜劇っぽさも感じたのですが、肝心なところは笑いに寄せていたように思います。邦題の『ハッピーボイス・キラー』も、まさにその通りなので良いと思いましたよ。

Voices10

増える生首。どうでもいいけどデブ女の表情ズルすぎだよ!

Voices2

ジェリーは親殺しというレッテルを一応貼られているため、精神病院に通院しています。担当の精神科医が『アニマル・キングダム』に出てたババアだったので、登場シーンでちょっとテンション上がりました!
終盤、この人は拉致されて連れ回されたりして大変そうでしたけどね。
しかし生首になることはなかったです。

同僚が三人も突如として消えてしまったため、会社は調査に乗り出します。
ネット上で閲覧できる新聞から、ジェリーが親殺しだったこともすぐに知られてしまい、ラストの破滅へと繋がっていくのでした。
この殺人犯には計画性などまったくありません
なので、ラストがどうなるのか、ちょっと予測できませんでした。
こういう場合、たいていオチは死ぬか逃げきるかなんですが、そこは明確に描かなかったのが良かったと思います!

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とにかく鑑賞後の後味が最高なのでオススメです!
ジェリーが死んだのか、それとも精神が完全に崩壊してしまったのか…。
そういうあえて描かなかった部分も含めて気持ちよかったです。
ゲロ
は3回くらい吐くし、部屋は気づいたら動物のウンコだらけだし、ライアン・レイノルズの踊りはキレッキレだし、殺人は一応ちゃんと魅せてくれる
全体的に楽しませようとしている感じに溢れてて好印象。
文句もとくになく、ノリノリな主題歌もすごく良かった!
なんか幸せな気分になりましたよ、生首いっぱいだったし

とくにラストの多幸感は、凄まじすぎて…素晴らしいとしか言いようがない!

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『ディス・イズ・ジ・エンド』ばりにテンションの上がるラストが最高だ!

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